乃木坂46 梅澤美波・遠藤さくら・一ノ瀬美空インタビュー|7年ぶりアルバム「My respect」への思い (3/3)

独特な空気感の4期生、大人な表現に挑戦する5期生

──そして4期生はどんな曲なんだろうと思ったら……「Fake Doctor」はかなりトリッキーな曲ですね。

遠藤 4期生と言えば明るくてポップな、みんなに元気を与えられるような曲で……というイメージが私たちにもあったから、この曲をいただいたときはびっくりしました。その前に4期生が最後にいただいた期別曲が「ジャンピングジョーカーフラッシュ」(2022年8月発売の30thシングル「好きというのはロックだぜ!」カップリング曲)で、けっこう間が空いてのひさしぶりの期別曲だったので、まずは何よりめちゃくちゃうれしかったです。間が空いたからこそ、前よりも大人になった4期生に合わせてこの曲をくださったのかなって。

──手塚治虫「ブラック・ジャック」を思わせる設定のミステリアスな楽曲で、確かにかなり大人びた雰囲気ですよね。

遠藤 この雰囲気を表現するのがうまそうな子が4期生にはたくさんいるので、ライブで歌うのが楽しみです。

──4期生って、変っちゃあ変な集団ですよね。

遠藤 変ですか?(笑) でも確かに、4期生はみんなで集まると人見知りするし(笑)、みんなで一緒になってワーッと話したりふざけたりする感じではないんですけど、根っこの部分は似た者同士でつながっているような感覚があって。そんな4期生ならではの独特な空気感はあると思います。

遠藤さくら

遠藤さくら

──みんなバラバラなようでチームの絆は深い、というのは4期生らしいですよね。2024年の「TOKYO IDOL FESTIVAL」での4期生だけのパフォーマンスを拝見しましたが(参照:乃木坂46の4期生と日向坂46の三期生、同期の2組が「TIF2024」のラストを飾る)、1つのグループとしてのまとまりを感じましたし、4期生だけのライブがもっと観たいというファンの声も多く見受けました。

遠藤 わあ、うれしいです。

──5期生の「Just a sec.」はおしゃれなシティポップ調で、グループ加入直後から出演していたレギュラー番組「新・乃木坂スター誕生!」「超・乃木坂スター誕生!」(参照:「超・乃木坂スター誕生!」Blu-ray BOX特集)で1980年代の楽曲をカバーした経験が生きる曲なのではと思いました。

一ノ瀬 すっごい耳なじみがよくて、ノれる曲調なんですけど、歌詞がかなり大人で……「君にキスをしないよ」とかは1、2年目の頃だったら絶対歌えなかったと思います。今まで5期生がいただいてきた曲とはまた違った、新しい顔を持つ楽曲をいただけたことがすごくうれしいです。歌詞が英語混じりだったりするこの大人な感じを、今回は奥田いろはがセンターで表現します。20歳になったというのもあってか、楽曲によって格段に大人っぽい雰囲気にする天才なので、いろはの色をもっと濃く出せるようにパフォーマンスしたいです。

一ノ瀬美空

一ノ瀬美空

思い入れの強いシングル曲は

──アルバムに収録された既発曲の中で、それぞれ思い入れの深い曲は?

梅澤 私は「おひとりさま天国」です。シングルリリースされたのが、私にとってリスタートみたいな時期で。1期生2期生がいなくなったタイミングで、キャプテンになって、ツアーがあって……といろいろ重なった時期に出た曲だから、この曲を歌うとあの夏を思い出します。

遠藤 私は「Monopoly」ですね。同期の賀喜遥香ちゃんとダブルセンターを担当した曲で、真ん中に立たせていただくのはありがたいことなんですけど、私も賀喜も1歩引いてしまうタイプで。でも「Monopoly」を2人で歌っているときだけは、なぜか強くなれるんです。この曲に力をいただいたような気がして、大好きな曲です。

一ノ瀬 私は「人は夢を二度見る」です。この曲で初めて選抜入りしたこともあって思い入れもありますし、ダブルセンターだった久保(史緒里)さんと山下(美月)さんの背中を見ながら安心して歌うことができました。1期生さんが全員卒業されたあとのシングルで、この曲をいただけたことにもすごく意味があると思えた、私にとっていろんな思いの詰まった1曲です。

スタートダッシュで絆を深める2026年、それぞれの目標は?

──インタビューは年末に行っていますが、記事が出る頃には2026年を迎えています。グループとしてどんな展望を考えていますか?

梅澤 2026年は1月にアルバムが発売されて、2月にはライブという明確なスタートダッシュがあるから、勢いのある1年になると思います。空気感がいいとおっしゃっていただきましたけど、アルバム発売に伴う活動があることで、よりグループとしての絆が深まるんじゃないかなって。

梅澤美波

梅澤美波

──では個人の目標や挑戦したいことは?

遠藤 4期生は活動8年目に入ったんですけど、私たちが加入して最初に参加したのが7回目のバースデーライブだったんですね。つまり今の私たちって、加入した当初に見た1期生の先輩方と同じキャリアなんです。そう思うと、私たち全然追いつけてないかも……って4期生のみんなでよく話題になるんです。もっともっと力を付けるにはどうしたらいいんだろう?と話す中で、「いろんなお仕事をさせていただくけど、結局私たちって乃木坂46が一番だよね」となることが多くて。だから2026年は、4期生が乃木坂46の柱となって守っていける存在になりたい。ズドンと真ん中に立っていられるようになりたいです。

一ノ瀬 私は夢が尽きないのが悩みなくらい(笑)、毎日「これがしたい」「あれがしたい」と考えていて。具体的に「こんな番組に出たい!」みたいな目標もあるんですけど、そんな夢を見れる環境にいられることがありがたいなと思うんです。叶う可能性があるから夢を見れているわけで。ファンの方もスタッフさんも、1つ夢を口にすると動いてくださるんですよ。後輩の子たちも含め、夢を見続けることができる場所であり続けたいというのが目標で、それに貢献できる人でありたいとずっと思っているので、2026年も私だけじゃなくメンバー全員が夢を叶えていきたいです。

──ちなみに具体的に「こんな番組に出たい!」というのは、どの番組ですか?

一ノ瀬 地元福岡のロケ番組です(笑)。

梅澤 やろう、やろう。

一ノ瀬 あとはなんだろうなあ……乃木坂46のガチャガチャとか作りたいです(笑)。

──一ノ瀬美空プロデュースの乃木坂46ガチャガチャを。

梅澤 いいじゃんいいじゃん。

一ノ瀬 ほかにも夢はありすぎて言い切れません(笑)。

左から一ノ瀬美空、遠藤さくら、梅澤美波。

左から一ノ瀬美空、遠藤さくら、梅澤美波。

──梅澤さんはいかがでしょう。

梅澤 一ノ瀬以上の面白い目標が出そうにない(笑)。うーん……あ、乃木坂46の衣装を作ってみたいです。

一ノ瀬 着たーい!

梅澤 クリエイターの人たちと一緒にいろいろ話しながら、今の乃木坂46にこういうのを当てはめたいと1つひとつアイデアを考えていきたいです。

手タレデビューしました

──いろいろとお話を聞かせていただいたので、何かアルバムについて言い残したことがなければインタビューは終了します。

梅澤 言い残したこと……あ、(「My respect」ジャケット写真を指して)この手、私です。

一ノ瀬 えー!?

──あ、それ聞きそびれていました。誰かメンバーの手なのかな?と思ったら梅澤さんだったんですね。

梅澤 私、手タレデビューしました(笑)。1日中、手タレとして撮影しました。

乃木坂46「My respect」初回生産限定盤Type-Aジャケット

乃木坂46「My respect」初回生産限定盤Type-Aジャケット

──手の演技指導はあったんですか?

梅澤 雰囲気、ニュアンスは微調整しながら撮影しました。

遠藤 私、すぐわかりましたよ。上がってきた写真を見たときに「あれ? この手……」って。

梅澤 すごーい。

遠藤 でも、ネイルの感じがいつもと違ったので……。

梅澤 そう! そこもちゃんとメイクさんが入って、手にクリームを塗ってもらって。マッサージもしてもらった(笑)。

遠藤 えー!

梅澤 万全な状態で撮影しましたので、ぜひじっくり見てください。

左から一ノ瀬美空、遠藤さくら、梅澤美波。

左から一ノ瀬美空、遠藤さくら、梅澤美波。

公演情報

乃木坂46「Coupling Collection 2022-2025」

  • 2026年2⽉20⽇(金)東京都 有明アリーナ
  • 2026年2⽉21⽇(土)東京都 有明アリーナ

乃木坂46 5th ALBUM MEMORIAL LIVE「My respect」

  • 2026年2⽉22⽇(日)東京都 有明アリーナ
  • 2026年2⽉23⽇(月・祝)東京都 有明アリーナ

プロフィール

乃木坂46(ノギザカフォーティシックス)

2011年8月に「AKB48の公式ライバル」として誕生したアイドルグループ。グループ名の「乃木坂」は最終オーディション会場の「SME乃木坂ビル」、「46」は「AKB48より人数が少なくても負けないという意気込み」に由来する。総合プロデュースはAKB48同様、秋元康が担当。全国規模のオーディションにより、3万8934人の応募の中からスターティングメンバーとして33名が選出された。2012年2月にシングル「ぐるぐるカーテン」でメジャーデビュー。2015年1月には1stアルバム「透明な色」をリリースし、同年末に「NHK紅白歌合戦」への初出場を果たす。2017年に17thシングル「インフルエンサー」、2018年に20thシングル「シンクロニシティ」で日本レコード大賞の大賞を2年連続で受賞した。2026年1月に通算5枚目のオリジナルアルバム「My respect」をリリース。2⽉に東京・有明アリーナで計4日間のワンマンライブ「Coupling Collection 2022-2025」「乃木坂46 5th ALBUM MEMORIAL LIVE『My respect』」を開催する。