ナオト・インティライミ「旅歌ダイアリー2」 PR

ナオト・インティライミ|ミラクル連続のインプットの旅で得たもの

2017年2月から約半年間にわたって世界各国を旅してきたナオト・インティライミ。彼の旅の様子を捉えたドキュメンタリー映画「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2」の前編が11月23日に公開された。この映画の主題歌「Sunday」を含む28曲を収録したコンセプトアルバム「旅歌ダイアリー2」が映画公開の前日22日にリリースされたことを記念して音楽ナタリーではナオト・インティライミにインタビューを実施。ナオトがなぜこのタイミングで旅に出たのか、そして旅先で感じたことや帰国してから制作したアルバム「旅歌ダイアリー2」についてなど、じっくりと話を聞いた。

取材 / 臼杵成晃 文 / 清本千尋 撮影 / 吉場正和

リスクを抱えても必要だったインプットの旅

──2016年のナオトさんは、ツアーにフェス出演に作品のリリースとかなり充実した活動を行っていましたが、このタイミングでなぜ一旦その足を止め、旅に出ることにしたんですか?

ナオト・インティライミ

2016年はミュージカルを31公演こなし、ホールツアーは37公演、夏フェスには15本出演、さらにアリーナ11公演をやって。その間にシングル4枚とアルバム1枚をリリースしてるっていう本当に忙しい1年でした。でも2016年より前からなんとなく「このまま突き進むのはいいことではないんじゃないか」と思っていたんですよ。デビューしてから6年間走り続けてきた感覚があって、“好きで追っていた音楽に気が付いたら追われていた”ことに気付いたのが理由としては大きいですね。昔はいろんなライブを観に行ったり、好きな曲を何度も再生して「このベースのフレーズ最高!」とか思いながら音楽を聴いてたんですよ。それがここ数年は全然できていなくて。その時間を歌詞を書く時間に充てたり、睡眠時間に充てたりしないといけなかったから。音楽を生業にできていることに対して感謝の気持ちがあったうえで、今後もこのペースで活動していったら3年後に僕はもうこの業界にいられないと思ったんですよね。ファンの皆さんにも飽きられてしまうだろうし、僕自身もキラキラした気持ちで音楽を作れなくなってしまう。だから「2月の頭からライブもリリースも露出も1回止めて原点に立ち返りたい」とスタッフに話しました。

──チーム内で「え、ちょっと待ってよ!」みたいな話にはなりませんでしたか?

そりゃ半年旅に出るって言ったらみんな止めましたよね。この移り変わりの早い音楽業界から半年離れることがどれだけリスキーなのかっていうのは自分でもわかっていたんです。一線を超えている人なら5年休んでも、ちゃんと帰ってこれる場所がある。でも僕はまだその椅子に座れていないから。

──まだ“5年ぶりのアルバム”が許される存在じゃないと。

そうそう。どんどん素晴らしいアーティストが出てくるから、下手したら世代交代みたいなことにもなっちゃうと思うし。でも半年旅に出ることによって遅れてしまった部分をその旅の経験によって挽回できる自信があったし、これから先10年20年と活動を続けていくことを考えたらこのタイミングで1回勇気を持って活動を止めることは大事だと話して理解を得ました。

──「旅に出るならカメラ回しましょうか」みたいな話に?

そのときはなってないです。旅に出ると決めたときは、1人でアフリカのどこに行こうかなって地球儀を回していただけ。そのあとだんだんみんなの商魂が出てきて(笑)。

──僕はドキュメンタリーとして記録することが旅に出ることへの引き換え条件だったのかなと思っていました。

なるほどね。映像を撮って作品にすることはあとから決まったんですよ。それに映像を撮るために旅をするわけじゃなくて、旅をすることが目的だったからその順番は絶対に逆転させたくなかった。

ナオト・インティライミ

──観ている側からすると、そうそう行けないような場所の風景や奇跡のような場面が映像化されることで何度も観られるというのは本当にありがたいんですけど、ナオトさんからするとカメラが回っているのは邪魔かもしれないなと思いながら観ていました。

カメラを一切気にせずに旅をしているので、普通のドキュメンタリーだったらあり得ない自分勝手な旅だったと思います。道を歩いてるときに気になるものがあったら断りも入れずに急に走り出すこともしばしば。僕のスタンスを変えずに旅ができたのはありがたかったですね。コーディネートされた旅ではなかったので、旅先で何も起きなかったらこの人たちはどんな作品にするつもりだったんだろうと思っているぐらいです。

──そうですね。現地でミラクルが多発したからよかったものの(笑)、場合によっては映画になるようなトピックは何もなかったかもしれない。

うん。でも周りのスタッフはみんな「ナオトが旅をすれば面白いことが起こる」って信じて付いてきてくれたんですよ。旅をしたことによって、映画や旅日記をまとめた本ができて、コンセプトアルバムもできて……こんなに恵まれたことはないなと思います。

──旅に出るときはいつも日記を書くんですか?

書きますよ。旅で起きたことを忘れてしまわないように。人は楽しかったことも悲しかったこともつらかったことも全部忘れていってしまいますからね。でも忘れられるから前に進むことができるんですよ。それは神様が人間にくれた能力だと思います。今回はありのままに旅をしたものが日記だけじゃなくて作品になったので、その映画や本を観たり読んだりすることで自分もあのときの気持ちにタイムスリップできるのがありがたいです。

ナオト・インティライミ コンセプトアルバム「旅歌ダイアリー2」
2017年11月22日発売 / UNIVERSAL SIGMA
ナオト・インティライミ「旅歌ダイアリー2」通常盤

完全限定生産盤
[CD+PHOTO BOOK]
3980円 / UMCK-9927

Amazon.co.jp

収録曲
  1. Mukone hikwenu ke?(ミコーナ・ケー from モザンビーク)
  2. Sunday
  3. African dream -2017 Edition-
  4. Sunday -African ver-
  5. You are
  6. Maputo(マプト from モザンビーク)
  7. Farafina
  8. まだ夢のまま
  9. Sunday -LaLaLa ver-
  10. Elisa Gomara Saia(エリサ・ゴマラ・サイア @ モザンビーク)
  11. Beautiful
  12. 口笛 ~行き~
  13. Hoch auf dem gelben Wagen(ホーフ・アウフ・デム・ゲルベン・ヴァーゲン from ドイツ)
  14. ハイライフ
  15. ME DÁ UM DINHEIRO AÍ(ミ・ダ・ウン・ジニェイロ・アイ from カーボヴェルデ)
  16. Gypsy Rhapsody(from ルーマニア)
  17. Sunday -strings ver-
  18. Thrill me
  19. Var det du eller var det jag?(ヴォル・デ・ドゥ・エレル・ヴォル・デ・ジョ from スウェーデン)
  20. Michikusa conversation
  21. Sunday -piano major ver-
  22. Fighting pose(from ガーナ)
  23. Carter’s room
  24. How many times?! -2017 Edition-
  25. 崖の上のメロウソング(@ エチオピア)
  26. Sunday -piano minor ver-
  27. 口笛 ~帰り~

Bonus Track

  1. Sodade(ソダ @ カーボヴェルデ)

こんなの初めて!!ナオト・インティライミ 独りっきりで全国47都道府県 弾き語りツアー2018

  • 2018年3月27日(火)山梨県 コラニー文化ホール(山梨県立県民文化ホール)
  • 2018年3月30日(金)熊本県 市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
  • 2018年4月1日(日)大分県 iichikoグランシアタ
  • 2018年4月13日(金)長野県 まつもと市民芸術館
  • 2018年4月15日(日)石川県 本多の森ホール
  • 2018年4月19日(木)香川県 サンポートホール高松 大ホール
  • 2018年4月20日(金)愛媛県 松山市民会館 大ホール
  • 2018年4月27日(金)長崎県 長崎ブリックホール
  • 2018年4月28日(土)佐賀県 鳥栖市民文化会館
  • 2018年4月30日(月・祝)鹿児島県 鹿児島市民文化ホール 第1ホール
  • 2018年5月2日(水)宮崎県 宮崎市民文化ホール
  • 2018年5月11日(金)山形県 やまぎんホール(山形県県民会館)
  • 2018年5月13日(日)福島県 郡山市民文化センター 大ホール
  • 2018年5月18日(金)埼玉県 大宮ソニックシティ 大ホール
  • 2018年5月19日(土)千葉県 千葉県文化会館 大ホール
  • 2018年5月23日(水)滋賀県 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール
  • 2018年5月25日(金)京都府 ロームシアター京都 メインホール
  • 2018年5月27日(日)和歌山県 和歌山県民文化会館 大ホール
  • 2018年6月1日(金)岐阜県 長良川国際会議場 メインホール
  • 2018年6月3日(日)静岡県 アクトシティ浜松 大ホール
  • 2018年6月8日(金)徳島県 鳴門市文化会館
  • 2018年6月10日(日)高知県 高知県立県民文化ホール オレンジホール
  • 2018年6月15日(金)岩手県 盛岡市民文化ホール
  • 2018年6月17日(日)青森県 八戸市公会堂
  • 2018年6月21日(木)群馬県 ベイシア文化ホール
  • 2018年6月22日(金)茨城県 茨城県立県民文化センター
  • 2018年6月28日(木)新潟県 新潟県民会館
  • 2018年6月30日(土)北海道 ニトリ文化ホール
  • 2018年8月30日(木)山口県 周南市文化会館 大ホール
  • 2018年9月1日(土)島根県 島根県民会館 大ホール
  • 2018年9月6日(木)宮城県 仙台サンプラザホール
  • 2018年9月8日(土)秋田県 秋田市文化会館
  • 2018年9月12日(水)大阪府 フェスティバルホール
  • 2018年9月14日(金)福井県 福井市文化会館
  • 2018年9月16日(日)富山県 高周波文化ホール 大ホール
  • 2018年9月21日(金)栃木県 栃木県総合文化センター
  • 2018年9月22日(土)神奈川県 神奈川県民ホール 大ホール
  • 2018年9月29日(土)鳥取県 とりぎん文化会館 梨花ホール
  • 2018年9月30日(日)岡山県 倉敷市民会館
  • 2018年10月5日(金)東京都 日本武道館
  • 2018年10月8日(月・祝)愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール
  • 2018年10月11日(木)福岡県 福岡サンパレス
  • 2018年10月12日(金)広島県 広島文化学園HBGホール
  • 2018年10月17日(水)三重県 三重県文化会館 大ホール
  • 2018年10月19日(金)奈良県 なら100年会館 大ホール
  • 2018年10月21日(日)兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
  • ※沖縄公演はスケジュール調整中。
ナオト・インティライミ
ナオト・インティライミ
三重県生まれ、千葉県育ち。世界28カ国を515日間かけて1人で渡り歩き、各地でライブを行うなど、世界の音楽と文化を体感。帰国後となる2009年には自らのソロ活動のほか、サポートメンバーとしてMr. Childrenのツアーにも同行する。そして2010年4月、ナオト・インティライミ名義でのメジャーデビューシングル「カーニバる?」をリリース。同7月には1stアルバム「Shall we travel??」を発表し、メジャーデビューからわずか8ヶ月となる12月には東京・日本武道館公演も開催する。その後も2011年リリースの2ndアルバム「ADVENTURE」がオリコン週間アルバムランキング3位、2012年の3rdアルバム「風歌キャラバン」が同1位を獲得、同年末には紅白歌合戦に初出場するなど快進撃を続け、2013年5月に4thアルバム「Nice catch the moment!」をリリースした。2014年「2014 FIFA ワールドカップ ブラジル」開催に伴う「コカ・コーラ」のキャンペーン「みんなのトロフィー」キャンペーンの日本版アンセムとして「The World is ours!」を歌唱。同楽曲やシングル「LIFE」を収録した5thアルバム「Viva The World!」をリリースした。2015年は15thシングル「いつかきっと」がヒット、6月に初のベストアルバム「THE BEST!」をリリースし、12月には自身初となる大阪・京セラドームでのライブを4万人の観客と共に大成功に収める。2016年6月からは全国ホールツアー37公演を実施。9月には約2年ぶり6枚目となるオリジナルアルバム「Sixth Sense」をリリースし、11月から行った全国アリーナツアー11公演で計10万人を動員した。2017年1月31日に自分の原点に立ち返るために世界19カ国を回る旅に出ることを宣言。約半年の旅を経て、7月10日開催の「ナオトの日」でシーンに復帰した。11月より、この旅に密着したドキュメンタリー映画「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2」が前後編に分けて劇場公開されることが決定。さらにこの映画の主題歌「Sunday」を含むコンセプトアルバム「旅歌ダイアリー2」や旅の中で綴られたフォトエッセイ「旅歌ダイアリー2」の発売も決定している。2018年3月からは2度目の日本武道館公演を含む弾き語りワンマンツアー「こんなの初めて!!ナオト・インティライミ 独りっきりで全国47都道府県 弾き語りツアー2018」を開催する。