「11人でいいんだよ」と言われた気がした
──自分たちではなく、キャラクターが前に出る形のパフォーマンスについてはどう感じていますか?
海乃 キャラクターがみんな魅力的な子たちなので、皆さんに観ていただけるのはすごくうれしいです。モーションキャプチャで演じている私たちもしっかりと踊りを表現しなきゃと思っています。
──そのモーションキャプチャを使用した「僕は存在していなかった」のMVの収録はいかがでした?
宮瀬 私が演じている立川絢香ちゃんのシーンはアドリブが多くて。監督さんから「玲奈ちゃんの思う小悪魔っぽい動きをやってみて」と言われ、小悪魔らしさについて考えながら演技をしたので、ぜひMVの絢香ちゃんを観ていただきたいです。
──屋上の場面では、滝川みうが頭を抱えるシーンがとても印象的です。
西條 みうちゃんが一歩前に踏み出す大事なシーンですね。ほかのシーンはすんなり録り終わったんですけど、あのシーンは何回も収録し直しました。みうちゃんの気持ちが動きにちゃんと表れるように、頭を抱えるときの膝の曲げ方などに細かくこだわりました。
──完成したMVを初めて観たときはどう思いましたか?
宮瀬 「絢香ちゃんが私の演じた動きを踊ってる!」と感動して、「これからもがんばろう」と改めて思いました。
海乃 本格的に22/7が始動するんだなと実感して、気が引き締まりました。MVを観たあとにみんな泣いちゃって。花川芽衣ちゃんが号泣してました。
花川 最後のシーンの、滝川みうちゃんの持っている本の題名が見えるところで号泣しちゃいました。
──11人の歌唱曲のタイトルである「11人が集まった理由」という文字が、本の表紙に書かれていましたね。
西條 モーションキャプチャで収録したときに観た映像では違う題名だったんです。完成したMVを観て驚きました。
海乃 MVには8人のキャラクターしか出ていないんですけど、あの子たちも「22/7は11人でいいんだよ」と言ってくれてるような気がして、すごくうれしかったです。
──MVのラストは夢オチとも受け取れるような終わり方をしますが、それについてはどう解釈されました?
海乃 夢オチだとは思ったんですけど、これから起こることを予知しているのかなあと。
田んぼでうさぎを育てたい
──グループとしても個人としても、これから挑戦してみたいことはありますか?
宮瀬 グルメレポートや、「ミュージックステーション」の弘中(綾香)アナウンサーみたいに番組のMCアシスタントに挑戦してみたいです。グループとしては音楽番組に出演したいですし、22/7のバラエティ番組を持ちたいですね。グループの新たな魅力を引き出したいし、メンバーの経験値も上がると思います。
海乃 個々がそれぞれのジャンルで活躍して、その成果をグループに持ち帰れたらいいなと思います。あと、私は自然が好きなのでみんなでお米を育てたいです!
花川 私はうさぎが大好きなので、みんなでうさぎを育てたいです。
海乃 田んぼで育てよう!(笑)
──(笑)。西條さんは何かやってみたいことはありますか?
西條 22/7には地方出身の子がいっぱいいるので、みんなの地元でライブや声優としてのイベントができればいいなと思います。
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武田愛奈、高辻麗、涼花萌 インタビュー
- 22/7「僕は存在していなかった」
- 2017年9月20日発売 / Sony Music Records
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完全生産限定盤Type-A [CD+DVD]
1800円 / SRCL-9520~1 -
完全生産限定盤Type-B [CD]
1300円 / SRCL-9522
- CD収録曲
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- 僕は存在していなかった
- 地下鉄抵抗主義
- 11人が集まった理由
- 僕は存在していなかった -off vocal ver.-
- 地下鉄抵抗主義 -off vocal ver.-
- 11人が集まった理由 -off vocal ver.-
- 完全生産限定盤Type-A付属DVD収録内容
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- 「僕は存在していなかった」music video
- 22/7(ナナブンノニジュウニ)
- ©22/7 PROJECT
- 秋元康、ソニー・ミュージック、アニプレックスがタッグを組んで誕生させた“デジタル声優アイドル”。2016年12月に発表されたオーディションの合格者11人によって構成され、そのうち8人は堀口悠紀子をはじめとするクリエイターがデザインしたキャラクターを演じている。2017年4月に朗読劇イベントの第1回公演を開催。同年5月に行った第2回公演で、8体のキャラクターの声優を担当するメンバーをお披露目した。7月22日には初のライブイベントが行われ、22/7がアニメ化すること、9月にメジャーデビューシングル「僕は存在していなかった」をリリースすることが発表された。