ももいろクローバーZ×Mr.マリック|きてます!! 超魔術師も太鼓判の20thシングル

ももクロ、マジックに挑戦

──今日は机の上に「きてます」と書かれた紙が置いてあります。ももクロの4人も気になっていたと思いますが、マリックさんが今日のためにマジックを用意してくださったそうなんです。

ももクロ一同 えー!

Mr.マリック (4人に紙を配りながら)不思議なことが起きたら、それが例え生でも最初は「そんなバカな」と思ってしまうかもしれません。でも、実際に自分でやってみると新しい世界を感じることができるんですよ。

玉井 えっ、私たちがやるんですか? できるかな!?

Mr.マリックのマジックに驚くももいろクローバーZ。

Mr.マリック スプーン曲げでは硬いスプーンがぐにゃっと曲がるでしょう。このマジックは逆で、紙が鉄板のように硬くなるというもの。人間は「硬くなれ、鉄みたいになれ」と念じれば、柔らかい紙でも手の上にビシッと立たせることができるんです。

百田 え、どういうこと?

Mr.マリック では、見ていてください。紙に竹の絵が描いてあるでしょう? 竹は天に向かってまっすぐに伸びていくものなので、イメージしやすくためにこの絵を描いています。紙に向かって「竹になれ、竹になれ」と念じると、ほら、紙がまっすぐに立つんです(マリックの手のひらの上で紙が直立する)。

玉井 なんで!? どういうこと!?

Mr.マリック 力を抜くと紙がもとに戻ります。では、皆さんもやってみましょう。

マジックに挑戦するももいろクローバーZ。
マジックに挑戦する玉井詩織と高城れに。

玉井 えー! できますか? 私たちに。グニャグニャですよ。

百田 竹になれ、竹になれ……いや、待って! 無理じゃん!

佐々木 あー、むずい!

Mr.マリック 「自分にはできる」と本気で思いながらやってみてください。精神的なものは物質にも伝わるんですよ。まず紙に折り目が付くくらい、ビシッとテンションをかけてみてください。で、ゆっくり紙から手を離してください。

高城 竹になれ、竹になれ……。

玉井 おー! れにちゃん、きたんじゃない? いけそうだよ。

Mr.マリック もっと、もっとテンションをかけて。

高城 (直立しかけていた紙がぐにゃっと倒れる)あー! だめだ!

Mr.マリック ある日突然できるようになりますから。そういえば、「stay gold」は詐欺をテーマにしたドラマの主題歌ですよね。今日は“stay gold”と“詐欺師”をキーワードにしたマジックも用意してきました。

玉井 えー、うれしい!

Mr.マリック 「stay gold」は日本語で“いつまでも輝き続ける”という意味ですが、人間は歳と共に輝きがなくなってしまいますね。でも、永遠に輝き続けるものあるんです。それがこれ、ダイヤモンドです。好きですよね?

高城 はいっ。

玉井 小さい声で即答した(笑)。

Mr.マリック 例えば詐欺師はこういうダイヤを持ってきて、「簡単なゲームに勝てば差し上げます。でも、もし私が勝ったら1万円もらいます」みたいなことを言うわけですよ。このダイヤを高城さんの近くに置きますので、そのすぐ上で手を構えて、渾身のスピードでダイヤを奪ってみてください。私はそのさらに上、高城さんよりダイヤから遠いところで手を構えますが、私のほうが先にダイヤを取りますから。

百田 それはさすがにれにちゃんのほうが早いでしょ!

Mr.マリック 私が動いたら、高城さんも動いてくださいね。いきますよ……。

高城 はい……!(マリックより先にダイヤをつかむ)

Mr.マリック あれ、負けちゃいましたね。

佐々木 あはははは!(笑)

玉井 れにちゃん早いよ! いいんですか? このパターン(笑)。

Mr.マリック 実は人間って、脳から手に「動け」という司令が届くのに0.6秒かかるんです。だから先に動いたほうが0.6秒の間にダイヤに手を伸ばせば勝つことができる。詐欺師は「あなたのほうが有利だから」という誘い文句で賭け事を仕掛けてきますが、それに乗るカモがいるから詐欺が生まれるんですね。でも、こうやって勝つ人がたまにいるんですよ。

高城 ごめんなさい、手癖が悪くて(笑)。

玉井 詐欺師を騙す詐欺師になれるよ(笑)。

Mr.マリック すごい早さでびっくりしました。

多くの人に共感してもらえる「stay gold」

玉井 れにちゃん、紙のマジックもあとちょっとでできそうだったし、「ももクリ」でマジックをやっている成果が出てたよね。

高城 慣れてきてるのかな? でも、毎年プロの方に教えてもらっているのに、私がやるとなんかインチキっぽくなる(笑)。

玉井詩織

玉井 「ももクリ」のときはマジックのタネがわかったうえでアシスタントをやるんです。でも、この間マリックさんのアシスタントをやらせていただいたときは「ただ寝ていてください」と言われただけでした。そしたら体が浮いて、何が起こったのか私自身でもわからなくてホントに驚きました。アシスタントをやると聞いたときは「やったー! ちょっとタネを知れるかも」とか思ってたんですけど(笑)。れにちゃんもぜひ学んでほしいなと思いました。

Mr.マリック 「stay gold」のミュージックビデオにも、マジックみたいに人が煙になって消えるところがありますよね。すごくカッコいいです。

玉井 ありがとうございます。でも、あれは完全に映像の技術を駆使してますから(笑)。

百田 映像でカッコよく見せたり、不思議に思わせたりすることはできますけど、マリックさんはそれを実際に生でやられているわけじゃないですか。それで伝わる感動ってやっぱり違うと思います。

Mr.マリック 曲のメリハリもちゃんとしていますよね。間奏のときに静かになって、そのあとまた加速する展開がMVにピッタリ合っていました。MVでは映画「マトリックス」の世界のように奥行きがあって、宇宙船の中みたいに上下逆さまの空間で踊っていて、当然ながら昔とはまったく違う時代の映像だと感じました。

佐々木 ドラマの中で「stay gold」は事件が解決したときに流れるんです。そういう爽快感を感じられるロックなサウンドに強い思いが乗っかっていて。今までのももクロの曲とはひと味違うキャッチーさがあるし、いろんな方に聴いてもらえる曲だと思います。

玉井 ドラマも曲も“人の二面性”がテーマの1つで、衣装も2つの衣装を縫い合わせた作りになっているんです。歌詞はもう1人の自分とお互いに励まし合っているというか、「君は間違ってなんかない」と誰かに問いかけているような内容で。誰しも他人に見せられない部分があったり、元気な自分と暗い自分みたいに二面性を持っていたりするじゃないですか。人に見せていない裏側も肯定して生きていくことを歌った「stay gold」は、多くの人に共感してもらえると思います。

頂点を目指した人しか頂点にいけない

ももいろクローバーZとMr.マリック。

Mr.マリック ももクロが代々木公園の路上で歌い始めて、そこからどんどん大きくなっていくサクセスストーリーをまとめた動画を観させていただいたんですが、多くの方がファンになる理由がわかりました。最初は何万人もの観客の前で歌っているライブ映像を観たので、「なんでこの子たちがこんなに多くの人を集められるんだろう」と思ったんですけど、あのサクセスドラマを知って納得しました。パッと売れた人はパッと消えてしまいがちですが、ももクロはここまで時間をかけてきたわけで。昔、「NHK紅白歌合戦」の会場の近くで、「いつかはあそこで」と言っていましたね。

百田 はい。めちゃくちゃ知ってくださっていますね。

Mr.マリック 僕たちも同じような体験をしてきていますから。常に上を見ていたから上にいけたんです。頂点を目指した人しか頂点にいけないんですよ。「いつかは」という思いを常に持っていたから、この位置まで来れたんだと思います。そして「stay gold」のMVを観て、この子たちが今までやってきたものの完成形だと思いましたね。

高城れに

高城 うれしいです!

──マリックさんのショーはもちろん、ももクロのライブも毎回さまざまな要素が詰め込まれたエンタテインメント性の高いものになっています。人を惹き付けるエンタテインメントとはなんだと思いますか?

Mr.マリック やっぱり期待以上のものを見せることだと思います。期待通りのものでも満足はしてくれますが、感動はしてくれないんですよ。ももクロも期待以上のことをやってきたから、ライブで感動が生まれているんだと思います。ファンの方は「stay gold」に対しても満足だけじゃなく、感動を覚えてくれるんじゃないですかね。僕はももクロの曲をずっと追いかけてきたわけではないですが、このMVを観て「日本にも完成した人が出てきたな」と思いました。4人のパワーが1つになって、ホントに素晴らしいグループになりましたね。

佐々木 ありがとうございます。照れちゃいますね(笑)。

──今後、ももクロとマリックさんによるさらなるコラボも期待したいです。

百田 でも、ずっとテレビを通して楽しませていただいていたので畏れ多いというか。私たちにとってマリックさんは不思議な存在のままでいてほしいという思いもあって。なんだか、知れば知るほどわからなくなるんですよ。

佐々木彩夏

佐々木 こういうときは普通にお話してるけど、マジックが始まると急にわけがわからなくなるよね(笑)。

百田 急に違う世界に連れて行ってくださるので。マリックさんと共演したあとはずっとマジックの話題でもちきりです。何度会ってもすごいなと思います。もしかしたら、私たちにはれにちゃんのインチキマジックを見ているくらいがちょうどいいかもしれない。

高城 ちょっと!(笑)

佐々木 れにちゃんのマジックはリハから見ていると、「こういうタネなんじゃないかな」とかいろいろ考察できるんですよ。でも、マリックさんの場合は1つも隙がないんです。

百田 そういう意味では、もっとお近付きになって解明してみたいという思いもありますね。

高城 私ももっと近付きたいという気持ちとこのまま不思議な存在の方でいてほしいという気持ちの両方があるんですけど、インチキと言われないようにぜひマジックを教わりたいです。

百田 高城れに、弟子入り!

Mr.マリック あはははは(笑)。こんなにうれしいことはないですよ。高城さんはすでにマジシャンの雰囲気を身にまとっていると思います。ディズニーの映画に出てくる魔女のように、マジックが似合うミステリアスな雰囲気が出ているなと。本格的に一緒にやってみたいですね。

高城 私もやってみたいです! お願いします!