ナタリー PowerPush - ももいろクローバーZ

ニューシングル徹底解剖 感動の国立ライブを振り返る

ももいろクローバーZのニューシングルが5月8日にリリースされる。表題曲「泣いてもいいんだよ」は作詞作曲が中島みゆき、編曲が瀬尾一三というゴールデンコンビによるナンバー。カップリングの「堂々平和宣言」は作詞を鎮座DOPENESSが担当し、作曲をMICHEL☆PUNCH、KEIZOmachine!(HIFANA)、EVISBEATSの3人が共同で手がける意欲作となった。さらに通常盤に収録される「My Dear Fellow」は田中将大投手がアメリカ・ヤンキースタジアムで初登板した際の登場曲としてスタジアムに鳴り響き、大きな話題を呼んでいる。

今回ナタリーではももクロの5人にこの3曲についての思いや、3月15、16日に東京・国立競技場にて行われたライブのエピソードをじっくりと語ってもらった。さらに「堂々平和宣言」の作詞を担当した鎮座DOPENESSのメールインタビューや、国立競技場にほど近い東京・鳩森八幡神社にて撮り下ろした玉井詩織のフォトギャラリーもお届けする。

取材・文・企画 / 富樫奈緒子 撮影 / 笹森健一

 
mixiチェック

ももいろクローバーZインタビュー

この1曲にメッセージが詰まってる

──ニューシングル「泣いてもいいんだよ」がいよいよリリースされます。まずは初めて聴いたときの感想から聞かせてください。

佐々木彩夏 「泣いてもいいんだよ」って言葉としてはすごくやさしいのに、メロディはとても強い曲だなって思いました。

玉井詩織 歌詞を見て震えましたね。難しい歌詞なんですけど、入ってきやすくて。この1曲にメッセージがすごく詰まってるなって思いました。

百田夏菜子 普段、誰だって嫌なことやつらいことがあるけど、そういうときに我慢して気持ちがモヤモヤしちゃうぐらいだったら、涙を流してスッキリさせて前に向かってもいいんじゃないかっていう曲。初めて聴いたときにじゅんじゅん(宮本純乃介:ももクロの所属レーベルEVIL LINE RECORDSレーベルヘッド)に「普段もそんな感じでしょ?」って言われて泣きそうになりました。

──皆さんも共感できる歌詞だということですね。

百田 そう。だから初めて聴いたときは「うわー、これはやられるわ」って思いました。あと「1日の中に1年を詰め込む」っていう表現がすごいねってみんなで話してましたね。

有安杏果 うん、あの歌詞が本当にすごいと思います。

──作詞作曲は中島みゆきさんですね。

有安 はい。さすがだなって思いました。超ずっしり重みがある感じで強くて。あとはサビが強烈で1回聴いただけで覚えられたし。

高城れに ホント“THE 中島みゆき”って感じで。初めて聴いたときに私がイメージしたのは、荒い波の崖っぷちのギリギリのところに白いワンピースを着た長い髪の女の人が風に吹かれてたたずんでるっていうイメージでした。それをイメージしながら、歌詞から芯の強さとか、泣くことは弱さじゃないっていうことを感じ取りました。

曲として絶対に受け入れられる自信があった

──この曲は国立競技場のライブで初披露したわけですが、歌う前はどんな気持ちでしたか?

佐々木 私たちも初めて聴いたときから「あ、これはカッコいい!」って思ってたし、みんなも絶対気に入ってくれるって思ったから、初めてやるときの不安はなかったですね。

有安 うん。緊張はしたけど自信はあった。

高城 うわー! かっけー!

百田 カッコいいなあ。

有安 いやいや(笑)。でも本当に曲として、絶対に受け入れられる自信があったんです。

高城 うん、確かに。ダンスもすごくカッコよくって歌とリンクしてるんです。だから国立で発表するときは「早く観てほしい」っていう思いのほうが強かった。

──実際にやってみて、お客さんからの反応はどうでした?

百田 すごくストレートな歌詞だし、ライブで初めて聴いた人でもサビはすぐ覚えてもらえるんじゃないかなって思いました。伝わりやすいんじゃないかなって。

この曲は今、現代に伝えるべき歌

──歌い方やダンスで気を付けたことは何かありますか?

高城 この曲はメッセージ性が強いし、今、現代に伝えるべき歌だから、強く歌おうっていうのは意識しました。

玉井 最近ボイトレの先生に「歌うな」って言われるんです。「歌うんじゃなくてセリフを言うように表現するんだ」って。なので、歌詞の意味を考えながらセリフを伝えるように歌うように気を付けてます。

高城 そしてダンスも激しく踊るところは踊るけど、例えば最初の「強くなれ 泣かないで」とか1人ずつのところは動かずに歌うんです。それは(振り付けの石川)ゆみ先生に言われました。「そのほうが伝わるよ」って。

百田 歌とダンスは先生に言われたことをやりつつ、じゅんじゅんとか川上(アキラ)さんからは「あとはそれぞれの解釈で伝えて」って言われましたね。

──確かに5人それぞれの思いが伝わってきました。

百田 だからサビの振りとかも決まりがないんです。普段はサビは5人でガッツリ揃えてやることが多いんですけど、この曲ではメインの人は歌っていてあまり振り付けがなく、他の4人はだいたいの雰囲気だけで、ほぼ決まりなくそれぞれの解釈で踊っているんです。

佐々木 「♪泣いてもいいんだよ」っていうサビのところぐらいだもんね、決まってるのは。

ニューシングル「泣いてもいいんだよ」 / 2014年5月8日発売 / EVIL LINE RECORDS
初回限定盤 [CD+DVD] / 1749円 / KICM-91515
通常盤 [CD] / 1234円 / KICM-1516
初回限定盤 CD収録曲
  1. 泣いてもいいんだよ
  2. 堂々平和宣言
  3. 泣いてもいいんだよ(off vocal ver.)
  4. 堂々平和宣言(off vocal ver.)
初回限定盤 DVD収録内容
  • 泣いてもいいんだよ (PV)
通常盤 CD収録曲
  1. 泣いてもいいんだよ
  2. 堂々平和宣言
  3. My Dear Fellow
  4. 泣いてもいいんだよ(off vocal ver.)
  5. 堂々平和宣言(off vocal ver.)
  6. My Dear Fellow(off vocal ver.)
ももいろクローバーZ(モモイロクローバーゼット)

ももいろクローバーZ

百田夏菜子、佐々木彩夏、玉井詩織、有安杏果、高城れにの5人からなるアイドルグループ。2008年に「ももいろクローバー」として結成。「週末ヒロイン」「いま、会えるアイドル」というキャッチフレーズのもと全国津々浦々でライブ活動を行い、2009年7月には1stシングル「ももいろパンチ」をリリース。2010年5月にはシングル「行くぜっ!怪盗少女」でメジャーデビューを果たした。 2011年4月に行われた中野サンプラザ公演を最後に、メンバーの早見あかりがグループを脱退。このライブ終了直後に「ももいろクローバーZ」へ改名し、5人編成での活動をスタートさせた。

2011年7月にはももいろクローバーZ改名後初のシングル「Z伝説 ~終わりなき革命~」「D'の純情」を発表。同年7月に発売された1stアルバム「バトル アンド ロマンス」は、全日本CDショップ店員組合が選出する「第4回CDショップ大賞」で大賞を受賞し、2012年にはグループ結成当初から目標としていた「NHK紅白歌合戦」への初出場を果たした。2013年4月には2ndアルバム「5TH DIMENSION」をリリースし、オリコン週間ランキングで初登場1位を獲得。2014年3月には女性グループとして初となる東京・国立競技場での単独ライブを成功させた。2014年5月8日には中島みゆき作詞作曲による11thシングル「泣いてもいいんだよ」をリリース。