ミオヤマザキ|ミオヤマザキ史上最大規模でお届けする赤字覚悟のこだわりワンマン

ファンからの連絡がないと不安

──お話を聞いていて、mioさんはかなりファン思いの方なんだなと感じました。

mio ファンのことは大好きですね。大好きすぎてけんかも普通にするんですよ。

taka 全力で愛を注いでいるがゆえのけんかね。mioはファンのことが好きすぎるんだよ(笑)。

mio アーティストとして失格だっていうのはわかっているんですけど、ファンのことを大事に思っているからこそ本気になっちゃって。

taka この前も特典会でファンを泣かせて。

4月28日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて行われた「0428 2人の記念日 待ち合わせ場所は六本木でしょ?」の様子。(撮影:小林弘輔)

mio 去年は全通してた子が今年に入ってから全然スレやイベントで姿を見せなくなって。最近の特典会に来てくれたから「ねえ、連絡がないよ? リプでもなんでもできたでしょ?」って詰めたんです。事情を聞いたらいろいろ理由はあったみたいなんですけど、「それスレに来なくてもリプで言えるじゃん!」って怒っちゃったんですよね。スレに来れなくても連絡がないと不安になるんです。「そんなに私のこと好きじゃなかった? もっと愛してくれると思ってたし、私は愛してたよ?」って。

──まるで音信不通の恋人に怒鳴りつけるかのようですね(笑)。

taka それがmioのいいところだとメンバーは思ってますけどね。

mio 本心はその子がもう会いに来てくれなくなったらどうしようと怯えています(笑)。

みんなとずっと一緒にいたいから音楽を続けたい

──ミオヤマザキは今年で結成5周年です。今年の展望を聞かせていただけますか?

mio 今年に入ってから海外でのライブをやるようになったんです。この前フランス、ドイツとやってきたんですけど、もっといろんな国でライブをしたいですね。あとは音楽面以外にもやりたいことがあって、いろいろコラボをしてやっていきたい。6月23日から7月1日に東京・ES galleryで開催する明日花キララさんとの写真展もそのコラボの1つです。

──5周年を祝うイベントはあるんですか?

mio 毎年12月24日のデビュー日にイベントをやっていて、今年も東京・Zepp Tokyoを貸し切りました。そういう記念日は大切にしたいんですけど、目標はあんまり決めたくないんですよ。そうすることによってそれまでが通過点になっちゃうから。ミオヤマザキに起きる出来事すべてを全部大事にしたいなって思っているので。

──takaさんはいかがですか?

taka 野望っていう野望はないです。mioが表現者として覚悟を決めて生きている限りは、俺ら楽器隊はそれを一緒に表現していきたいと思っています。mioはそんなミオヤマザキをずーっと見守っていて欲しい。だから5周年だからどうとかはないです。

mio そうだね。ファンのみんなには私たちが活動するさまを見ていてほしいです。いつ出会ったとかは関係なくて、私たちと一緒にいたいと思ってくれるのであれば、私たちもあなたたちと一緒にいてあげたいと思うから。私は1人でいるのが寂しくて音楽を始めたんですけど、周りを見返してやるぞっていう気持ちもあって。でも最近はファンが増えて、みんなが私を必要としてくれているから、見返したいという気持ちよりも、みんなとずっと一緒にいたいから音楽を続けていきたいという気持ちが強くなりましたね。

──そうなるきっかけが何かあったんですか?

mio 前まで持っていた「負けたくない」という気持ちが折れちゃったときがあって。なんかそのときに「あ、もう戦えないかも」ってすごく怖くなっちゃったんです。その気持ちをTwitterで吐き出したときに、ファンのみんなが「大丈夫だよ。そういうmioのことも好きだよ」って言ってくれて、恐怖が消えていったんですよね。それがきっかけだと思います。だから私はそんなみんなを救えるものをこれからも作っていきたいと思いました。

──その“救い”の1つとしてライブもあるんですね。

mio はい。私たちのライブは、頭振れとかいろいろ言いますけど、実際は自由なので、そんなに気張らないで来てほしいです。ライブハウスは敷居が高いけれど、今回は席ありなので、勇気を出してきてみてほしい。

taka 一度観てもらえればわかりますから。映像でしか観たことがない人にもこの機会にミオヤマザキのライブを体感してもらいたいです。

2017年12月24日に東京・Zepp Tokyoにて開催された「ミオヤマザキ メジャーデビュー3周年記念 “約束の観覧車の下で”」の様子。(撮影:小林弘輔)
イベント情報ミオヤマザキ「THE SHOW」
2018年7月16日(月・祝)
神奈川県 パシフィコ横浜国立大ホール
ミオヤマザキ「THE SHOW」
ツアー情報
ミオヤマザキワンマンスレツアー2018「diffusion」
  • 2018年10月20日(土)神奈川県 Yokohama Bay Hall
  • 2018年10月21日(日)千葉県 KASHIWA PALOOZA
  • 2018年10月27日(土)北海道 札幌PENNY LANE24
  • 2018年11月3日(土・祝)宮城県 darwin
  • 2018年11月4日(日)群馬県 高崎clubFLEEZ
  • 2018年11月10日(土)長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX
  • 2018年11月17日(土)石川県 金沢EIGHT HALL
  • 2018年11月18日(日)新潟県 NEXS Niigata
  • 2018年11月23日(金・祝)広島県 広島CLUB QUATTRO
  • 2018年11月24日(土)福岡県 DRUM LOGOS
  • 2018年11月25日(日)香川県 高松MONSTER
  • 2018年12月8日(土)愛知県 DIAMOND HALL
  • 2018年12月9日(日)静岡県 LiveHouse 浜松 窓枠
  • 2018年12月15日(土)東京都 新木場STUDIO COAST
  • 2018年12月29日(土)大阪府 なんばHatch
ミオヤマザキ
2013年に東京で結成されたmio(Vo)、taka(G)、Shunkichi(B)、Hang-Chang(Dr)からなる4人組ロックバンド。mioによる“男性は心拍数が上がり、女性は皆共感する”恋愛にまつわる歌詞と、パワフルで圧倒的なライブパフォーマンスで人気を集めている。2014年のクリスマスイブにシングル「民法第709条」でEPICレコードからメジャーデビュー。2016年には1stフルアルバム「anti-these」をリリースした。2017年4月には東京・日比谷野外大音楽堂にてワンマンライブを成功に収め、8月にリリースしたシングル「ノイズ」はiTunesロックチャートで1位を獲得するなど、デビュー後も人気上昇中。“ミオラー”と呼ばれるファンを着実に増やしている。2018年7月には神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールにて“ワンマンスレ”「THE SHOW」を開催。10月からは“ワンマンスレツアー”「diffusion」を全国15カ所で開催する。