音楽ナタリー Power Push - M!LK
5人で過ごす初めての夏
国際フォーラムの舞台に立って
──では早速なんですが、最近の皆さんの活動を振り返っていければ。7月には大きなイベントがありましたね。「EBiDAN THE LIVE 2015 ~ Summer Party ~」に、M!LKとして初めて出演しました。(参照:国際フォーラムで大騒ぎ!熱狂の「EBiDAN THE LIVE」大団円)東京国際フォーラム ホールAの大きなステージに立ってみた感想は?
板垣 デカかった! ただただデカかったです。
佐野 あんなに大きいステージに先輩方と一緒に立てたことがうれしかったんですけど、うれしい反面その先輩方と僕たちとの差を感じてしまって。
板垣 MC力とかね。
佐野 ファンの方とのコミュニケーション力が全然違いました。僕としてはデビューシングルのリリースイベントがうまくいった実感があったからステージに少し自信を持っていたんですけど、「EBiDAN THE LIVE」でまだまだ僕たちには経験が足りないなって痛感しました。すごく勉強になったライブでしたね。
山﨑 あとでこの日の映像を観返してみたら、先輩方のライブは迫力があってステージが大きく感じなかったんですけど、M!LKがやっているときは舞台が大きく見えてしまったんです。僕らももっと迫力のあるライブができたらいいなって思います。
──山﨑くんと吉田くんはフィナーレで、超特急のユースケさんに抱っこされてましたよね。EBiDANの先輩との交流で印象に残っている出来事はありますか?
板垣 もう、とにかくユースケくんがすごく話しかけてくれて!
吉田 本番前にステージの裏で待機してたんですけど、僕たちの出番の前に超特急さんがライブをやっていて……。
板垣 (超特急の)「バッタマン」を踊りまくってる太智以外はみんな緊張してて(笑)、誰も何もしゃべってなかったんですけど、超特急さんのステージが終わった瞬間にユースケくんが来てくれて。
佐野 出番が終わってすぐ、走って来てくれたよね。息を切らしながら。それで……。
板垣・吉田 「がんばって!」って。
──励ましてくれたんですね。
板垣 そうなんです。それで緊張が吹っ飛んで、すごく勇気付けられました。やっぱりユースケくんは「元気担当」だなって。うちの黄色とは全然違う!(笑)
吉田以外全員 あはははは!(笑)
吉田 おい。僕ができそこないみたいに言うのやめろ(笑)。
塩﨑 本当に、ユースケくんこそが“きらめく黄色”だなって。
吉田 やめろ!(笑)確かにそうだけど!
板垣 ユースケくんこそが本物の“貴公子”です!
吉田 僕もう立場ないよ。
──バックステージではどうでした?
山﨑 僕、(超特急の)タクヤくんに「かわいい」って言われたのがうれしかった……。
板垣 悠稀、前髪を結んでちょんまげみたいにしてたんですよ。それをほめられたんだよね。
山﨑 うん。「かわいい髪型だなあ」って。
塩﨑 それたぶんお世辞だと思うよ。
山﨑 たとえお世辞でも言ってくれるのはうれしい!
佐野 僕は(DISH//の)TAKUMIくんと会えたことがうれしかったですね。本番前に会いに来てくれたんですけど、僕同い年なんですよ。同い年なんだけど……。
塩﨑 オーラが違う!
佐野 太智が言うな! とにかく会うのはほぼ初めてだしオーラもすごくて僕が敬語を使ってたら、TAKUMIくんが「敬語使わなくていいよ」って。もう器もデカいしすごいなあって。
全員一致で「この曲だ!」
──そして、8月19日には2ndシングルの「反抗期アバンチュール」がリリースされます。表題曲はタイトルにあるように反抗期の男の子の気持ちを歌ったナンバーですが、この曲を最初に聴いたときの感想を教えてください。
吉田 すごくかわいい曲で、「この曲いいな」って。最初、リード曲の候補は何曲かあったんです。スタッフさんが「どれにする?」って選ばせてくれたとき、全員一致で「この曲だ!」となってこれにしたんですよ。
吉田以外全員 そうだったね。
佐野 僕、今反抗期なんですよ。だから僕は聴いた瞬間「これ、自分のことを歌ってるな」っていうくらい歌詞に共感しました。自分自身に例えて歌うことができるので、曲の世界に入りやすいですね。
板垣 歌詞に出てくる反抗期エピソードがリアルだから、いろいろな人に共感してもらえるかな。
──佐野くんのほかにも歌詞に共感する人はいますか? それとも反抗期は経験がない?
塩﨑 僕はなかったですね。
佐野 なんで嘘付くんだよ(笑)。
板垣 たまにお母さんと電話してるの聞くけど、めっちゃ反抗してるよね。
塩﨑 そんなこと言ったら瑞生もあったじゃん! いつだったか瑞生の家に泊まらせてもらったときに、瑞生のお母さんと携帯の充電の話でもめてたよね。
一同 あはははは!(笑)
板垣 もう幼稚園のときからそんな感じですね。逆に反抗期っていう反抗期がないかも。ずっとその関係性で来てるから(笑)。
──曲の中でお気に入りの部分はありますか?
佐野 サビの歌詞がお母さんと男の子との掛け合いになってるんですよ。その部分が、僕も実際の生活でやっているようなリアルさがあるので好きですね。「あれやったの?」「うるさいな! 今やるところだよ!」みたいな(笑)。
吉田 僕は歌詞の一番最後に出てくる「いつかは親孝行」っていうフレーズですね。めちゃくちゃ反抗しながらも、結局はお母さんのことが好きなんだなっていうところがかわいいなって思います。
塩﨑 僕は振り付けが変わっているところが好きです。最初、「あっかんべー」って舌を出しながら始まるんですよ。
──ダンス、とても元気な振りですね。
板垣 そうなんです。僕、ファンの方に一緒に踊ってほしいところがあるんですよ。サビの「それやった? あれやった?」ってところで手をクロスさせるんですけど、そこを一緒にやっていただけたらなって。一緒に盛り上がりたいなって思ってます。
佐野 あとダンスに関しては、僕らM!LKのコンセプトが「かわいらしさ」なので……僕はもう高3ですけど(笑)、かわいさを全面に出せるように意識してますね。
──となると表情も大事なポイントですよね。
佐野 そう! 表情も、お母さんに反抗する様子を表現しつつ、やんちゃな感じを出せたらなって思いながらやってます。
板垣 勇斗深いなー!(笑)
山﨑 全体的にかわいい振りが多いけど間奏ではビシっと踊ってます。あと太智くんのダンスソロも見どころだよね。
塩﨑 今回、振付師の先生が僕のソロパートを作ってくださったんですけど、先生が決めてくれた先まで無意識に自分で振りを付けて踊っちゃって……。どうやらソロのあとにあったはずのみんなの振りをとっちゃったみたいです、勢いで(笑)。あと、「黒い十字架」って歌詞のところの振りは僕が考えたんですよ! アイデアを出して決めさせてもらったんです。自分の考えた振りが採用されたのは初めてで、うれしかったです!
一同 わー!(拍手)
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- ニューアルバム「反抗期アバンチュール」 / 2015年8月19日発売 / SDR
- TYPE-A [CD+DVD] / 1500円 / ZXRC-1021
- TYPE-B [CD] / 1080円 / ZXRC-1022
- TYPE-C [CD] / 1080円 / ZXRC-1023
TYPE-A CD収録曲
- 反抗期アバンチュール
TYPE-A DVD収録内容
「反抗期アバンチュール」MVメイキング
- ダンスシーン
- 演技シーン(チャンネル争い / 西部劇 / ハムレット)
- 本人撮影映像
- メンバーコメント
- 踊ってみるく
TYPE-B 収録曲
- 反抗期アバンチュール
- 僕の枕ちょーだいっ!
TYPE-C 収録曲
- 反抗期アバンチュール
- gkbr
「反抗期アバンチュール」リリース記念イベントツアー
(※終了分は割愛)
- 2015年8月19日(水)
- 東京都 サンリオピューロランド
START 14:00 - 2015年8月21日(金)
- 神奈川県 たまプラーザテラス ゲートプラザ1F フェスティバルコート
START 15:00 - 2015年8月22日(土)
- 北海道 イーアス札幌Aタウン1F イーアスコート
[1回目]START 13:00
[2回目]START 15:30 - 2015年8月23日(日)
- 東京都 ららぽーと豊洲 シーサイドデッキ メインステージ
[1回目]START 13:00
[2回目]START 16:00
M!LK(ミルク)
スターダストプロモーションの恵比寿学園男子部、通称EBiDANに所属する若手俳優によるボーカルダンスユニット。メンバーは板垣瑞生、佐野勇斗、塩﨑太智、山﨑悠稀、吉田仁人の5人。2014年11月に東京・日本青年館で行われたEBiDAN 39 & KiDSの単独公演で初パフォーマンスを披露した。2015年3月に「コーヒーが飲めません」でCDデビューし、7月には「完全S・S・D!」を配信リリース。8月19日に2ndシングル「反抗期アバンチュール」を発表する。