音楽ナタリー Power Push - M!LK
5人で過ごす初めての夏
ハムレットとカウボーイと馬
──この曲のミュージックビデオは、カラフルな色彩でにぎやかな仕上がりですね。
塩﨑 すごく面白い仕上がりになっています。MVでは僕らがいろいろなキャラクターになってるんですよ。ちなみに僕は馬の格好をしてて……。
板垣 これが意味深な、いい表情をするんですよ。
──ほかの皆さんは何に変身したんですか?
塩﨑 悠稀と仁人がシェイクスピアの「ハムレット」を演じていて、瑞生と勇斗がカウボーイになって西部劇をやってます。それで僕が、西部劇に出てくる馬。
──扮装をしてみてどうでした?
板垣 初めて本格的にカウボーイの格好をしたんで、楽しかったですね。拳銃もけっこうリアルで重たくて。
佐野 ガンアクションもちゃんと教えてもらいました。
──「ハムレット」チームはどうでしたか?
山﨑 セリフをしっかり覚えたんですけど、MVには一瞬しか映ってなかった……。
吉田 「ハムレット」を読んで勉強したんです。あと僕は、今やっている舞台(『ぱんきす!3次元~ファースト・ラスト・ギグ?~』)の演出家の鈴木勝秀さんに「ハムレット」について教えてもらって、演技のアドバイスもいただきました。すごく勉強になりました。
佐野 あまり言いたくないけど、2人とも演技がうまかったです。
板垣 ちゃんと作り込んでたもんね。
胸キュンお泊まり
──さきほど塩﨑くんが板垣くんの家に泊まったっていうお話がありましたけど、カップリングに収録される「僕の枕ちょーだいっ!」はお泊まりをテーマにした曲ですね。
板垣 そうなんですよ。お泊まりといえば、前回のリリースイベントで名古屋のホテルに僕と太智と仁人で泊まったときの思い出がすごく記憶に残ってる。
塩﨑 次の日ライブだっていうのに遊んじゃったよね。
吉田 僕の部屋が、入って15分くらいでチェックアウト時みたいになった(笑)。
板垣 犯人は太智なんですけどね。でも3人で真面目な話もしたよね、M!LKのこととか。
吉田 次の日の朝は公園で鬼ごっこしました。楽しかったなあ。
──ちなみにM!LKについてはどんな話をしたんですか?
板垣 この話は言えないかな……これを聞いたらみんな胸キュンしちゃいますから。
──そう言われたらますます知りたくなります(笑)。
板垣 僕たちプライベートではなかなか会わないから、ああいう機会ができたことで妙に真剣な話をしたよね。
吉田 ふざけてたのが一瞬で真面目になったよね。
お化けはマジでうらめしい
──ではもう1つのカップリング曲「gkbr」(ガクブル)についても聞かせてください。こちらは“お化けが怖い”っていう気持ちを歌った歌で。「僕の枕ちょーだいっ!」と同様、夏らしいナンバーですね。
山﨑 僕はこの曲の歌詞にすごい共感する! カーテンのしわが幽霊の顔に見えたり、夜トイレに行くのが怖かったり……。自分が思ったことのあるものが歌詞に入ってるんですよ。
塩﨑 ダンスもお化けをイメージした振りなんです。
板垣 ずっと手首を垂らしたままでね。
吉田 サビではお化けの手をしたままずっとジャンプするんですよ。そこをお客さんと一緒に跳びたいな。
塩﨑 僕、あの振りやってると跳び過ぎで頭がズキンズキンしてくる(笑)。
板垣 でもホントお化けは無理。僕は以前富士急ハイランドのお化け屋敷に入って、お化けが嫌いになりました。もうお化け屋敷には絶対入らない!
吉田 僕も絶対入らない。みんなが「入る」って言っても、僕は瑞生と待ってる。
板垣 え! 仁人と一緒に待ちたくないから僕はやっぱり入る。
塩﨑・佐野・山﨑 あはははは!(笑)
板垣 何がなんでも入るよ。
吉田 僕と一緒にいるくらいなら入るってこと? おいっ!(笑)
板垣 2人でいるほうが何が起こるかわからないもん(笑)。
──じゃあ、この曲は本当に感情を込めて歌えるってことですね(笑)。
板垣 はい。お化けはマジでうらめしいです。
愛されて、支えられるために
──夏休みにはリリースイベントのツアーがあって、全国いろんな場所に行きますね。
板垣 はい。「EBiDAN THE LIVE」を経験して僕たちの課題が見えて、今は「これからどうやって課題を克服して進んでいこうか?」というときなので、しっかりがんばりたいです。今回のイベントツアーで、より多くの方にM!LKを知ってもらいたいなっていう気持ちです。
──その課題について、具体的に教えてもらえますか。
板垣 まずはMCだよね。
佐野 そうだね。練習で話す内容をしっかりまとめていても、本番ではマイクを通して話すから聞き取りやすさも意識しないといけないっていうところとか。「EBiDAN THE LIVE」ではMCがあまりうまく伝わらなかった実感があって……盛り上げきれなくて、まとまりが出せなかったなっていう課題が残ったんです。ファンの方との掛け合いや一体感を意識しないといけないですね。あとはもう、全体的にスキルアップをしたい。体力面も。
──そうなんですね。では逆に、「EBiDAN THE LIVE」での経験から「ここが自分たちのいいところだな」って思える部分は見つかりましたか?
板垣 チームワークのよさだと思います。あと、5人のメンバーの個性の豊かさはM!LKのいいところだなって。これについても、終わったあとにみんなで話しましたね。
──M!LKはこの先、どんなグループになっていきたいと思いますか?
板垣 いろいろな人に愛されて、支えられるグループになりたいです。これからいろいろな人に、いろいろなM!LKを知ってもらいたいです。そのためにも、イベントツアーは絶対に成功させたいですね。
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- ニューアルバム「反抗期アバンチュール」 / 2015年8月19日発売 / SDR
- TYPE-A [CD+DVD] / 1500円 / ZXRC-1021
- TYPE-B [CD] / 1080円 / ZXRC-1022
- TYPE-C [CD] / 1080円 / ZXRC-1023
TYPE-A CD収録曲
- 反抗期アバンチュール
TYPE-A DVD収録内容
「反抗期アバンチュール」MVメイキング
- ダンスシーン
- 演技シーン(チャンネル争い / 西部劇 / ハムレット)
- 本人撮影映像
- メンバーコメント
- 踊ってみるく
TYPE-B 収録曲
- 反抗期アバンチュール
- 僕の枕ちょーだいっ!
TYPE-C 収録曲
- 反抗期アバンチュール
- gkbr
「反抗期アバンチュール」リリース記念イベントツアー
(※終了分は割愛)
- 2015年8月19日(水)
- 東京都 サンリオピューロランド
START 14:00 - 2015年8月21日(金)
- 神奈川県 たまプラーザテラス ゲートプラザ1F フェスティバルコート
START 15:00 - 2015年8月22日(土)
- 北海道 イーアス札幌Aタウン1F イーアスコート
[1回目]START 13:00
[2回目]START 15:30 - 2015年8月23日(日)
- 東京都 ららぽーと豊洲 シーサイドデッキ メインステージ
[1回目]START 13:00
[2回目]START 16:00
M!LK(ミルク)
スターダストプロモーションの恵比寿学園男子部、通称EBiDANに所属する若手俳優によるボーカルダンスユニット。メンバーは板垣瑞生、佐野勇斗、塩﨑太智、山﨑悠稀、吉田仁人の5人。2014年11月に東京・日本青年館で行われたEBiDAN 39 & KiDSの単独公演で初パフォーマンスを披露した。2015年3月に「コーヒーが飲めません」でCDデビューし、7月には「完全S・S・D!」を配信リリース。8月19日に2ndシングル「反抗期アバンチュール」を発表する。