豆柴の大群が復活!ハナエモンスター電撃復帰!クロちゃんプロデュースで新展開 (2/3)

離れてわかった現役メンバーのすごさ

──ハナエさんは2023年12月25日をもって豆柴の大群を脱退したので、約1年のブランクがありますね。

レオナ いなかった時期があるとは言え、前と変わらない力強さを感じました。

モモチ まだ新曲「りロード」の振付の練習しかしていないけど、パフォーマンスは変わってないなって。ハナエとしては実際のところどうなの?

ハナエ 通しでやってないからわからないけど、昔のライブのセットリストをもとに1人で練習したら、息切れするし、次の日筋肉痛になったよ(笑)。これをやり続けてきた4人はすごいなと思いました。

──離れてみてわかった現役のすごさですね。

ハナエ 本当に。踊れなくはないけど、通しで練習したら途中から雑になってしまって焦りを感じました。でも、4人に追いつかないと復帰した意味がないので、まずは体力作りのために走っています。

クロちゃん そういえばサプライズで「新メンバー加入します!」と紹介したとき、ハナエの声が全然出てなかったですね。

アイカ 声がカスカスだったし、話してても小さめに「ありがとう」くらいしか言ってこなかった(笑)。

ハナエ 普通に暮らしてたらガヤガヤした居酒屋くらいでしか声張らないでしょ! カメラの前で話す感覚もすぐには戻らなくて、1年でいろいろ忘れるものなんだなって。

豆柴の大群とクロちゃん

豆柴の大群とクロちゃん

──モンアイはライブの動員が減るという現実的な課題にも直面していました。そのあたりをクロちゃんはどう見ていますか?

クロちゃん 豆柴の大群はデビューしていきなり赤坂BLITZのワンマンライブをやれるくらいには勢いよく始まったグループなんです。でもそのデビューライブが中止になったり、WACKの中ではコロナ禍の煽りを一番食らったグループとも言えますね。空中戦みたいな時期を経て、このころは番組の力を活動にフルに生かせていないけど、逆にそれがよかったなと僕は思っています。モンアイになってからはメンバーが街中を練り歩いてチケットを手売りしていたし。しかもスタッフさんに言われてやっていたのかと思ったら、自分たちでできることを探してやってたんです。自発的な動きも出てきて、実力も付いてきてる。最近、いわゆる“前世”がある子たちが集まった新しいアイドルグループが増えてきてますけど、豆柴の大群はそれの進化系だと思います。もともとの豆柴の大群というグループのままバージョンアップしているような感じなので、それはラッキーですね。今回は原点回帰を打ち出すところが大きいですけど、やっぱり新しい魅力を見出してお客さんに示さないといけない。その魅力をこの「りロード」で感じてもらえたら。

クロちゃんが説くMCの重要性

──ハナエさんの復帰が決まってから、メンバーの皆さんはどんなコミュニケーションを?

アイカ うちとモモチとハナエでごはんを食べに行きました。でもモモチが集合時間になっても全然来なくて、結局うちとハナエの2人でほとんどしゃべってました(笑)。

アイカ・ザ・スパイ

アイカ・ザ・スパイ

ハナエ そのときはモンアイの状況やライブパフォーマンスについて話を聞きましたね。MCがとにかく課題だと言ってました。

──え! YouTubeチャンネルの企画動画で進行含めトークを回しているから、得意なのかと思ってました。クロちゃんもいるのに。

クロちゃん 僕はアドバイザーではあるんですけど、夏から全然ライブを観られてなくて、次に観たのがハロウィンライブのときだったんです。メンバーの演出やMCを細かくメモして、まずは問題点を伝えました。でも指摘するとすぐ落ち込むから指導が難しくて(笑)。レオナがギャグを飛ばしたあと、ほかのメンバーが真似する流れを作ったほうが面白いと思ったのに、指摘すると「褒めてくれないんだ」って暗い顔をするんです(笑)。

──メンバーの気持ちを汲みつつ、指摘する必要があると。

クロちゃん 豆柴の大群は「水曜日のダウンタウン」というバラエティ番組から生まれたグループなので、トークに強くないといけませんからね。デビューしてすぐナオが炎上して、大人しくしてた時期もありましたけど、今はもう“いい子”でいる必要はないんです。対バンライブでもどんどん攻めていってほしい。ここからは炎上を恐れず、自分たちのキャラクターを確立させる必要があるんです。2025年には1人ひとりの個性をもっと出せるようにします!

豆柴の大群、第3章が始まる

──豆柴の大群の復活とハナエさんの復帰を飾る新曲「りロード」はどんな曲になっていますか?

ナオ この曲は豆柴の大群“第3章”を飾る曲ですね。デビュー時が第1章、6人体制になったのが第2章。モンアイは別の世界線なので数えてないんですが、豆柴の大群として新たなスタートを切るので、第3章。デビュー曲「りスタート」にかけての「りロード」だと思うので、原点回帰と新しい豆柴の大群を示す曲だなって。タイトルはクロちゃんが考えたわけじゃないんですが……

クロちゃん (かぶせるように)いや、俺だから。プロデューサーの俺が考えたから。

アイカ スタッフさんが提案したって聞きましたけど?

クロちゃん 違うから! そんなこと信用しちゃダメだから。俺だから! 俺が決定権あるので、最終的に俺が判を押さないといけないから俺が考えました!俺が作ったことになってるんだから!

ハナエ そうなの? クロちゃんに「めっちゃいいタイトルですね!」って言ったら「でしょ!」みたいに言ってたのに(笑)。でも作詞はクロちゃんです。

クロちゃん 題名もクロちゃんだから!

豆柴の大群とクロちゃん

豆柴の大群とクロちゃん

──(笑)。歌詞はどんな思いを込めて書かれたんですか?

クロちゃん 原点回帰を大事にしつつも、同じようなことばっかりしててもよくないので、ステップアップした彼女たちの姿を思い描きながら書きました。5年前の彼女たちは右も左もわからない状態でやっていたけど、しっかり力を付けた状態で本気で未来に向かって飛び出していける。そんな感じの曲になりました。