ノブが書く曲は5万人を集められる

──前回のインタビューで、高津戸さんが目標は武道館公演と言っていましたが、皆さん異論なしですか？

山下・岡田・渡辺　はい。

岡田　僕は東京ドームでもやりたいです、今住んでるところからチャリ圏内なので（笑）。でも目標でそういう大きな会場を口にするってことは、要はその可能性を感じるってことなんですよね。ノブが書いてくる曲は5万人くらい集められる曲だって思ってるんです。

高津戸　武道館は夢っていうよりは壁なんですよね。越えなくちゃいけない壁。ずっと「武道館に立たなくちゃ」っていう思いに縛られているので、越えたいですね。

──武道館に立つために必要なことはなんだと思いますか？

高津戸　僕らは勢いだけだと若いバンドに勝てないので、重ねてきた分の月日を大事にして、その中で作り上げてきたつながりを大事にして。「栃フェス」とかGIFT MENとかそういうものをどんどん大きくしていくことが武道館につながるのかなと。長くやってる分慕ってくれるバンドとか、仲いいバンドが増えているので、僕らにしかできないことを着実にやっていけば立てるのかなと思います。

バンドの結束深まる

高津戸　こうやって振り返ると面白いですね。改名してからとにかくあっという間だったから。めまぐるしかったよね。

──改名してからこの1年のビジョンはあったんですか？

高津戸　そうですね。ある程度決めてから、改名に踏み込んだので。ただ想像するのと実際やるのは大違いでした（笑）。

岡田　相当ハードだったよね（笑）。

高津戸　僕は1回潰れちゃったんですけど、それ以外はこなせてきてる。想像以上に胸がいっぱいになりましたね。「栃フェス」もGIFT MENも今年が初回だったんで、これからもっと大きくしていかなくちゃなと思います。

──前回のインタビューで高津戸さんが「音楽をやってるのが今楽しいです」って言ってたのがすごく印象的で。ほかのメンバーの皆さんはどうですか？

岡田　すごく楽しいです。怒涛の中やってきて、4人の結束もどんどん深まってる気がする。もちろんモメることもあるけど、ちゃんと4人で修復して進んでこれてるのがいいなと。10月の「一周年の攻撃呪文」までやることがぎゅうぎゅうに詰まってるんで、その頃には4人の結束力がさらに増して、いい“攻撃呪文”を唱えられるんじゃないかなと思います。

渡辺　改名したことで、改めてファンの方のありがたみに気付けたので、今まで以上にファンの方に感謝をしていきたいなと思います。

山下　その愛を大きくして「一周年の攻撃呪文」ではファン全員を集めたいですね。会場を愛のある空間にしたい。

高津戸　これからも続けていくということが尊いと思うので、これからも続けられるように、まずは「一周年の攻撃呪文」まであと3カ月くらいがんばります。