バンド仲間&関係者11名が聴いた「CHOSYOKU」
石黒友(タワーレコード 新宿店 J-インディーズ担当)
「情けなさ煽る歌詞のオンパレードと多彩なメロディの組み合わせにグッとくる」これが彼らだと思っていました。でも今作はいい意味で裏切られまくりました! こんな一面あったんだ。聴けば聴くほど、知れば知るほどこの1枚がたまらなく好きになる。まるで、第一印象がよかった他人がいつのまにか親友になった。そんな錯覚を起こしました。いちCDショップ店員として彼らのファンとしてこんなにも心躍る作品に出会えたことに感謝です。
五十嵐公太(ex. JUDY AND MARY、洗足学園音楽大学 ロック&ポップスコース ドラム講師)
いつの時代も好きな女の子を落とすために
オトコは脳ミソをフル回転。
思いを伝えるために「あーでもない、こーでもない……」って必死に作戦を考える。
マカロニえんぴつを最初に聴いたとき、今どきの口説き方ってこうなのかな……って思った。あっちからもこっちからも、縦横無尽、
言葉巧みに迫ってくる。
もちろん、どれも真剣で本気、遊びじゃない!ってところがキモ。
グッと惹かれて、最後にはホロって落ちちゃう。
うーむ、やられたなー、、、
マカロニえんぴつ。
これは
実にいかした「口説き方」だ。
いちろー(東京カランコロン)
シンプルに聴こえる。
それがこのアルバム「CHOSYOKU」の一番すごいところだと思う。
歌詞の細かい言葉使い、アレンジの細部のこだわりと演奏力、バリエーションのある楽曲、とにかく何周聴いても発見があるくらいマカロニちゃんの深い音楽の素養を感じることができる。
けど、シンプルに聴こえる。
それはやっぱりはっとりくんの歌の強さがバツグンに抜きん出てるからだと思う。
アルバム聴いて、同じTALTOのレーベルメイトとして、尊敬の念と負けられないなあって悔しい気持ちと両方湧きました。
片岡健太(sumika)
砂糖を入れたら甘くなる。
塩を入れたら塩っぱくなる。
きっと誰でも解るし、誰でもできる。
ではおいしい “甘塩っぱい” を作るには?
甘いも塩っぱいも混ぜ合わせたうえで、
おいしいと思えるものを作るために必要なのは、
大さじでも、小さじでもなく、センスだと思う。
レシピを見せてもらっても、自分では同じようには作れないだろうな。
“上手い”は悔しくないのに、“美味い”は悔しい。まいった。
おとなしく「いただきます」
瀬戸かほ(女優)
マカロニえんぴつは、彼らの音楽を聴いてる人たちをエモーショナルな気持ちにさせるのが本当にうまくてしょうがないバンドだと思っていて、だから新曲を聴くときはいつも心構えをするんだけど、今回のアルバムは今までと比べものにならなかったです。新しいマカロニえんぴつ! 聴き終えたあとのやるせない気持ちまで込みで好きなアルバムです。
橋本薫(Helsinki Lambda Club)
いきなり乱暴な物言いをするけれど、ただカッコいい音楽とか難しそうな音楽とかは、ちょっとセンスがあればできるものだと思う。シンプルでポップな音楽というものも、先人たちの発明した耳なじみのいいコード進行と音階となんとなくハッピーな言葉をくっつければとりあえず形にはなる。一番難しいのは、あらゆる人の耳に残るキャッチーさと、心に残る言葉にできないグッとくる感覚を同時に表現することだと思う。それは真摯に音楽や自分自身に向き合ったり、はたまた心から音楽で遊んでいる人にしかできない。それができるマカロニえんぴつという貴重なバンドの、貴重なフルアルバム完成おめでとう。はっとりくんにはなんとなく理解してもらえる気がするけど、個人的にはMAR-Zがグッとくる指数高めです。
日浦潤也(J-WAVE ディレクター)
ハッキリ言って、今作も全曲が名曲。
作品ごとに幅を広げる彼らの表現力は、
ついに“マカロニえんぴつ”というジャンルを確立したんじゃないでしょうか。
はっとりくんが生み出す曲のメロディには、
気が付くと聴いている自分の感情をただただ預けてしまう。
とにかく最後の曲までワクワクが止まない、素晴らしいアルバムでした。
藤森元生(SAKANAMON)
今までのマカロニえんぴつ節をただ詰め込んだだけじゃない。
「どこか懐かしくて新しい」
この絶妙な彼らの魅力の振り幅をさらにうかがい知れないものにした。
そして年齢とキャラに似つかわしくない演奏の巧さよ。
フルアルバムだとそんなことを如実に感じられました。
彼らも然り、これを聴く人は自信を持っていいよ。
それだけの可能性と価値がある。
何様だ僕は。
三浦淳(フジテレビ ゼネラルプロデューサー)
最近、通勤中に聴いている「CHOSYOKU」。ひと言で言うと“丁度いい” アルバム。1曲目の「ミスター・ブルースカイ」がいきなり抜群にいい。始まりを予感させてくれる夢心地なサウンドに、通勤電車で右足が勝手にリズムを取り始める。2曲目の「夏恋センセイション」で一気に目が醒め、そのまま彼らの世界観に引き込まれ、一気にラストまで駆け抜ける。11曲で39分。「朝食」としては丁度いいボリューム……ごちそうさまでした。
柳沢亮太(SUPER BEAVER)
楽曲が本当に好き。
はっとりの歌声とかバンドのアンサンブルとかいいところはたくさんあるけれど、
含めて、曲がいい。
「CHOSYOKU」?と思わせといてしれっと「MUSIC」なんて確信めいたタイトルがあったり。クセのあるアレンジやフレーズを鳴らしつつ、本質は泣きのグッドメロディだったり。彼らの捻くれじゃない生意気な笑顔みたいな音楽が好きです。出会ったときからずっとホールで観たいと思ってるよ。
- マカロニえんぴつ「CHOSYOKU」
- 2017年12月6日発売 / TALTO / murffin discs
-
[CD] 2700円
TLTO-007
- 収録曲
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- ミスター・ブルースカイ
- 夏恋センセイション
- MAR-Z
- girl my friend
- MUSIC
- クールな女
- 夕色
- 眺めがいいね
- 洗濯機と君とラヂオ
- イランイラン
- 春の嵐
- 「マカロックツアーvol.5 ~朝食抜いたら超SHOCK篇~」
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- 2018年3月30日(金)宮城県 enn 3rd
出演者 マカロニえんぴつ / パノラマパナマタウン / and more - 2018年4月1日(日)北海道 SOUND CRUE
出演者 マカロニえんぴつ / パノラマパナマタウン / and more - 2018年4月6日(金)広島県 HIROSHIMA BACK BEAT
出演者 マカロニえんぴつ / and more - 2018年4月7日(土)愛知県 CLUB ROCK'N'ROLL(ワンマンライブ)
出演者 マカロニえんぴつ - 2018年4月8日(日)新潟県 GOLDEN PIGS BLACK STAGE
出演者 マカロニえんぴつ / and more - 2018年4月12日(木)香川県 高松TOONICE
出演者 マカロニえんぴつ / and more - 2018年4月14日(土)福岡県 Queblick
出演者 マカロニえんぴつ / and more - 2018年4月15日(日)大阪府 LIVE SQUARE 2nd LINE(ワンマンライブ)
出演者 マカロニえんぴつ - 2018年4月19日(木)東京都 渋谷CLUB QUATTRO(ワンマンライブ)
出演者 マカロニえんぴつ
- 2018年3月30日(金)宮城県 enn 3rd
- マカロニえんぴつ
- 2012年はっとり(Vo, G)、高野賢也(B, Cho)、田辺由明(G, Cho)、長谷川大喜(Key, Cho)からなるロックバンド。メンバー全員が音楽大学を卒業している。2015年1月に1stミニアルバム「アルデンテ」、同年12月に2ndアルバム「エイチビー」をリリースした。2017年2月にShibuya eggmanのmurffin discs内レーベル・TALTOに移籍し、3rdミニアルバム「s.i.n」を発売。8月には1stシングル「夏恋センセイション」をリリースした。同月オリジナルメンバーであったドラマーが脱退し、現在はサポートメンバーを迎えて活動している。同年12月にバンドにとって初となるフルアルバム「CHOSYOKU」が発売された。
飯室大吾(FM802「RADIO∞INFINITY」DJ)
初対面は2015年夏。
そのときはまだこの才能に気付いていませんでした。
それから時間が流れてバンドたちがジャンルで
カテゴライズされることが確実に薄れてきた2017年に、
ど真ん中で爆発しているJ-POPセンス。
器用に作曲ができる能力を持ちながら「歌」として耳と心に残る。
使い捨てられない、耐久性の高い音楽を
作り続けられるバンドだと確信してます。
このままバンドシーンの真ん中を爆進してください。