音楽ナタリー Power Push - うたパス「Listen with」特集 Vol.12 Kenta Koie(Crossfaith)

次世代のリスニングスタイル!チャットで広がるリスナーの間口

auの定額制音楽配信サービス「うたパス」で、アーティストやタレントがセレクトした楽曲をユーザーがリアルタイムで聴きながらチャットできるソーシャル機能「Listen with」が展開されている。先日より「うたパス」および「KKBOX」アプリを通して「Listen with」イベントも開催されており、多彩なアーティストがファンとのコミュニケーションを楽しんでいる。

音楽ナタリーではイベントの実施に合わせて「Listen with」の特集連載を掲載している。第9弾となる今回は、11月30日に「Listen with」のイベントを行ったKenta Koie(Crossfaith)が登場(参照:「日付またげる勢いやで!」CrossfaithのKoie、Listen withに参上)。イベント終了後にインタビューを行い、「Listen with」出演の感想や今年の活動を振り返ってもらった。

取材・文 / 高橋拓也 撮影 / 宮越まみこ

DJパーティとかクラブイベントみたい

──イベントお疲れさまでした。出演してみていかがでした?

Kenta Koie(Crossfaith)

楽しかったですよ! DJパーティというかクラブイベントみたいな感じでしたね。ライブハウスを借りてやってみても面白いんじゃないかと思いました。

──スタジオも終始リラックスした雰囲気でしたね。「自身が影響を受けたアーティスト」をテーマに選曲したとチャットで書き込んでいましたが、好きな楽曲をファンに紹介する機会は今までありましたか?

なかなかなかったですね。一時期ラジオ番組のコーナーを担当させて頂いたことはあったんですけど、今回のようにたくさん曲は流せなかったです。あと、ラジオだとコミュニケーションが一方通行になるんですけど、「Listen with」だと曲を流した瞬間にリスナーからリアクションが返ってきて新鮮でした。

どの曲流そう?って悩む時間も楽しい

──以前ナタリーでのインタビューで「洋楽を聴いて育ってきた」とお話しされていましたが(参照:Crossfaith「MADNESS」インタビュー)、今回のリストを見るとLimp Bizkitの「Ready To Go」からNine Inch Nailsの「Starfuckers, Inc.」まで、幅広いジャンルの中から選ばれていて。

もともとラウドロック以外も好きだったし、「こういうところからも影響受けてるんやで!」ってリスナーに伝えたかったんです。限られた枠の中でどの曲を流そうかけっこう悩んだんですけど、その時間も楽しかったですね。

──ご自身の好きなアーティスト以外に、チャットでは参加者の皆さんに好きなアーティストを伺う場面もありました。いくつかピックアップしてみるとFACT、Slipknot、VAMPS、SiM、coldrain、人間椅子などを挙げられていて。

Kenta Koie(Crossfaith)

パワフルな曲調のアーティストが多かったですね。ライブだと若い人だけじゃなく、50代とか60代ぐらいのおっちゃんがバリバリ暴れてることもあって。ファンの年齢層は幅広いです。

──途中水曜日のカンパネラやMY FIRST STORYなど若手のアーティストについても触れていましたが、Koieさんはどのような手段で話題のアーティストを探してますか?

友達と遊んだときとかクラブとかで薦められて好きになることもあるし、海外だとツアーのスタッフが「こいつ知ってるか?」って教えてくれることもあるし。こういう出会い方って記憶にも残りやすいですよね。今回のイベントに参加してくれた人も、俺が流した曲を好きになってくれてまたどこかで聴いたとき、「これ『Listen with』で教えてもらった曲や!」って思い出してくれたら素敵やなって思います(笑)。あと、最近はサブスクリプションサービスで話題のアーティストを知る機会も多いです。どんどん新しいものを探して、今どんなのがキテるのかチェックするのはバンドにとって必要なことだから、こういうサービスがあるのは助かりますね。音楽のビジネスの世界も、ライブに対する比重も変わってきてると思うんですけど、その中で「Listen with」みたいなサービスがあればリスナーの間口が広がるきっかけになるだろうし。すべての人がすべての音楽を聴くことができて、その中からお気に入りのアーティストや行きたいライブを自由に選べるのはいいことだと思います。

──イベント中にスタジオのスタッフの皆さんと「今後も機会があったらやってみたい」とお話ししてましたが、こういったサービスの魅力はどこだと思いますか?

ライブに行けない人でも参加できますし、こういうサービスがたくさんスタートすることを待ち望んでいる人もいると思います。「Listen with」も、もしかしたら北海道の最北端にいる人も聴いているかもしれない。人によって好き嫌いそれぞれあると思うんですけれど、俺は肯定派ですね。素直に意見が言える分、言葉で傷付く人もいるかもしれないけど殴られるわけではないし(笑)、現実よりもリアルなものが見えるんじゃないかなって思います。「Listen with」も毎週テーマを変えてやりたい(笑)。ステージ以外にも自分の居場所が見つかりそうです。

うたパス

「うたパス」はauの定額制音楽配信サービスです。月額300円(税抜)(※1)で最新のJ-POPからアニソンやカラオケ定番曲まで、500以上の多彩なチャンネルから選び、聴き放題で楽しむことができます。

<キャンペーン期間> 2015年12月31日まで

2015年12月31日まで、「auかんたん決済(au ID)」での会員登録で60日間無料(※2)、「App Store」の「アプリ内課金」での会員登録で1カ月無料(※3)となるキャンペーン実施中!!

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※再生中の音楽を保存することはできません。

うたパス「Listen with」

アーティストと一緒に聴こう
アーティストとチャットを楽しもう

「Listen with」とは、有名人やアーティストと一緒に同じ音楽を聴きながらチャットができるソーシャル機能。アーティストが自身の曲、影響を受けた曲、好きな曲などを再生し、ファンはアーティストとチャットで会話が楽しめます。

※「うたパス」「KKBOX」アプリから参加する事が可能です。

Crossfaith(クロスフェイス)
Crossfaith

2006年11月にKenta Koie(Vo)、Terufumi Tamano(Programming, Vision)、Kazuki Takemura(G)、Hiroki Ikegawa(B)、Tatsuya Amano(Dr)により結成。2009年4月にリリースした1stアルバム「The Artifical theory for the Dramatic Beauty」が国内メタルコア、スクリーモシーンを活気付ける起爆剤に。その後「Warped Tour UK」「Sound Wave Festival 2013」「Download Festival 2014」「Reading / Leeds Festival 2014」など海外の大型フェスにも多数出演し、各国のメディアに取り上げられる。2014年10月にキャリア初となるシングル「MADNESS」をソニー・ミュージックレーベルズからリリースするが、2015年1月にKazukiが脳内出血の治療によりライブ活動を休止。サポートギタリストを迎えてライブ活動を行う一方で新曲レコーディングを実施し、9月にメジャー1stアルバム「XENO」をリリースした。同月のKazuki復帰後は世界遺産・日光山輪王寺でのライブや日本テレビ系「スッキリ!!」への出演など国内での活動も活発化。2016年には日本、ヨーロッパ、イギリスを含む世界ツアー「XENO WORLD TOUR 2016」を実施する。

ライブ情報
uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC vol.5 supported by SPACE SHOWER TV
2015年12月22日(火)
東京都 Zepp DiverCity TOKYO
<出演者> Crossfaith / MY FIRST STORY

2016年1月12日更新