「毒花」を意識したダンス
──「毒花」のダンスのポイントを聞かせてください。
RIN ピアノのダーンってアタック音がカッコよくて、その音と制服のスカートでターンする動きがすごく合ってます。
KANON スカートの形的にヒラーンってするんじゃなくて、内側にフワって膨らむんです。
RIN それが花っぽいんですよ。スカートの色が紺なので「毒花」っぽさが出てるなって。今回はそれを意識した振りを作ってます。
KANON この曲は、振りを作るときからスカートを履いて作ったんです。最初から「毒花」を意識して作りました。ターンするところ以外でも手の動きで「毒花」を表現してます。
RIN 哀愁がポイントですね。
SUZUKA ダンスの全体的なイメージで言うと、AメロとBメロはシンプルにしてサビは勢いで魅せるって感じなんです。間奏で新しい学校のリーダーズの得意なダンスを見せられるように、めっちゃ振りを詰めました。
──振りは、歌詞と曲調に合わせて作っていくわけですよね。
MIZYU そうです。歌詞と合ってないと、“振りの意味”も変わっちゃうので。
SUZUKA 最後の最後はバッと散る感じの歌詞なので、振りもターンしてスカートの形を変えて「毒花」がしぼむイメージを表現しました。
RIN 今回は振付の意味を、今までで一番考えたね。
SUZUKA 歌詞も奥深いので、奥深い意味を持たせた振りを作りました。そこに気付いてもらえると「おお!」って思ってもらえるかなって。この曲をコメディっぽくするのは簡単なんですよ。自分らもすぐコメディ要素を入れようとするとこがあるし。あと、「ヤングがガチでやりきる」って意識で作りました。
──あと、やっぱりドラマの主題歌アーティストになれたのはうれしいんじゃないですか。
KANON ドラマの最後、クレジットに“新しい学校のリーダーズ「毒花」”と出ているのを見て、やっぱりしびれるものがありました。
RIN 1話目をリアルタイムで観たとき、ホントにハマってるなって。
MIZYU 似合っちゃってるなと思っちゃいましたね。
SUZUKA この歌を通じて、ドラマを盛り上げていきたい所存です!
KANON ドラマ自体も、強いメッセージ性があってカッコいいし、さらにはシュールなコメディ要素もあって面白いんですよ。
リアルにガクブルなMV撮影
──MVはドラマのイメージとつながってる部分もあるんですよね。
MIZYU はい。ドラマのロケ地で撮影したんです。
──MV撮影で印象に残ってるエピソードを聞かせてください。
SUZUKA 初めて雨を降らせての撮影をしたんですけど、みんなビショ濡れで。しかも寒い日の夜だったんです。大粒の雨を降らせて、リアルにガクブルでした。イメージカットのアップで目を撮るときに、雨が直撃で「目を閉じたいけど閉じられへん! どうしよう」って感じでした。
KANON 私、目をこすっちゃって、マスカラが落ちちゃったんですよ。
SUZUKA KANONは、黒い涙を流してました(笑)。
MIZYU 斜めから雨を降らすから、目に入って痛くて。
SUZUKA でも、完成したMVを観るとそれが泣いてるように見えてよかったなって。
RIN ガチで寒くて、終わったら「うわー!」ってロケバスに駆け込みました(笑)。
SUZUKA いい画が撮れたからオッケーです。
──カップリング曲「ワカラナイ」の話も聞かせてください。こっちは一転して、アーバンなフュージョンっぽい曲ですね。
SUZUKA そうですね。これもH ZETT Mさんに作ってもらったんですけど、「毒花」のあとにこの曲を聴かせていただいたので、すごく新鮮でした。
MIZYU 落ち着いてる感じだよね。感情を入れるというよりは無機質な感じで、ホントに「自分はわからないんだよー」って思いながら歌いました。
KANON “脳みそ真っ白感”が出てます。
RIN わからなすぎて、頭が真っ白になっちゃたんでしょうね。
SUZUKA 振り付けも、ぴょーんって飛んだりしていて。「わからない」って感じを表現しています。
無名ですけど生で感じてもらいたい
──最後に、新しい学校のリーダーズが「これからこんなことをしていきたい」という野望や希望を聞かせてください。
MIZYU このつまらない現代社会の中で、なかなかイキのいい若者がいるじゃないかと、つまらない大人の方にも知ってもらいたいです。
RIN そこそこ面白い大人たちとMVを作らせてもらったり、今回CDも出させてもらいましたけど、やっぱり実際に目の前で熱量を感じ取ってもらいたくて。ライブに来て初めてわかることもいっぱいあると思うので、ライブは観てほしいですね。
KANON ライブの熱量には自信があります。
SUZUKA 奇行癖も、生で感じてもらいたいです。
──とにかく、まずはライブを見てほしいと。
SUZUKA 自分たちが心の底から面白いと思っていることを、ライブで全力で表現しています。“若者の反抗の象徴”というコンセプトで活動しているので、特に同世代の皆さんに何か感じてもらえることがあれば幸いの極みです。
MIZYU 今の状態ではまだまだなので、スキルアップはもちろんしたいですね。あと欲を言えば、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」「FUJI ROCK FESTIVAL」「SUMMER SONIC」に出てみたいです。
RIN 私はファッションやクリエイティブが得意なので、新しい学校のリーダーズの衣装にも関わっていきたいです。
KANON 私は、人見知りをなくしたいです(笑)。4人だとグイグイいけるんですけど、1人で初めましてだとダメなんですよ。それをどうにかしたいなって。活動を通じて自分の成長も狙いたいです。
SUZUKA KANONは、シャンプーのCMを狙ったらいいんじゃない?
KANON あー、髪を生かしたいですね。髪の毛を生かす研究をして、人見知りを直します(笑)。
RIN あと今、リリースイベント「無名ですけど何か?」で全国のいろいろな場所に行かせてもらっているんですけど、私たちにしかできない、“究極のチラシ配り”を目指してキャラバンをやってます。
──(笑)。皆さん、意識を高く持ってる感じは伝わってきますよ。
MIZYU それはもちろんです。だって私たち、新しい学校のリーダーズですけど、何か?
- 新しい学校のリーダーズ「毒花」
- 2017年6月7日発売 / Victor Entertainment
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[CD]
1296円 / VICL-37286
- 収録曲
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- 毒花
- ワカラナイ
- 「毒花」リリースイベント「無名ですけど何か?」
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2017年5月27日(土)
東京都 アーバンドック ららぽーと豊洲 (※「TOYOSU SeaSide Fes Next '17 ~SPRING~」への出演)
START 17:552017年6月5日(月)
東京都 タワーレコード渋谷店
START 18:302017年6月6日(火)
福岡県 タワーレコード福岡パルコ店
START 18:002017年6月7日(水)
愛知県 タワーレコード名古屋パルコ店
START 18:302017年6月8日(木)
大阪府 タワーレコード梅田NU茶屋町店
START 19:002017年6月9日(金)
岡山県 HMVイオンモール岡山
START 17:002017年6月10日(土)
北海道 タワーレコード札幌ピヴォ店
START 14:00※詳細は各店舗のオフィシャルサイトにて確認を。
- 新しい学校のリーダーズ(アタラシイガッコウノリーダーズ)
- 2015年に結成されたMIZYU、RIN、SUZUKA、KANONからなるダンスボーカルグループ。キャッチコピーは「踊る、セーラー服と奇行癖。」で、アグレッシブなダンスとサウンド、独特なキャラクターで注目を集める。これまでコイケヤ、UNIQLO、ロッテなどさまざまな企業とコラボし歌やダンスを動画で発表してきた。2017年6月には1stシングル「毒花」でビクターエンタテインメントよりメジャーデビューする。