Juice=Juice 10周年企画展「10thで乾杯!!」開催記念インタビュー|さらなる飛躍に向けて11人が語る“これまで”と“これから” (4/4)

Juice=Juiceの魅力が伝わる推し曲は?

──1組目のインタビューで石山さんが「とにかく動画を観てください」と言っていましたが、Juice=Juiceの魅力を伝えるという意味で、皆さんがオススメするミュージックビデオを教えてください。

段原 やっぱり新曲の「プライド・ブライト」です。今のJuice=Juiceの雰囲気やみんなの声に、曲がすごく合っていると思うんです。新曲を初披露するときって、どうしても歌い慣れてない感じが出てしまうんですけど、この曲はリハーサルで最初に歌ったときから、みんなすごく歌いやすそうで。今の私たちに合ってる曲なんだなって実感しました。

植村 皆さんに観ていただきたくて、かつ個人的にも思い入れがあるのは「私が言う前に抱きしめなきゃね」です。すごく難しい曲だし、現メンバーも歌割りにプレッシャーを感じてると思うんですよ。みんなのパフォーマンスを向上させてくれるという意味でも、グループにとって大事な曲だと思います。

井上 ピンポイントになってしまうんですが、私は「Future Smile」のMVの特にラストシーンを観ていただきたいんです。カットがかかったあとの、オフモードのみんなの笑顔が最高です!

川嶋 私も「プライド・ブライト」のMVです。日本武道館公演で初めて披露されたとき、私は客席で観てて「なんてカッコいい曲なんだ!」「こういう曲を歌えるグループに私は加入するんだ!」と思ってうれしい気持ちになりました。MVはおしゃれで今までとちょっと違う感じで、何回も観たくなるくらいカッコいいです。

松永 私のおすすめは「25歳永遠説」です。ハロプロ研修生のときに初めて聴いてすごく印象的でした。MVでは、メンバーのふんわりした表情やアットホームな感じが映像越しに伝わってきて、観ているだけでこっちも楽しくなっちゃいます。

工藤 私は「ポップミュージック」のMVをおすすめします。Juice=Juiceは大人っぽい楽曲が多いですが、この楽曲はコミカルな感じで、ファンの方も衝撃だったと思います。先輩方が500点の表情を見せてくれていて(笑)、「こんな表情をされるんだ!」って衝撃でした。どんな表現でもしっかりやりきる姿勢を私も見習いたいなと思いました。

今後の目標

──10周年を超えてまだまだ前進していくJuice=Juiceですが、この先どんなグループになっていきたいか、個人としてこうなりたいなど、今後の目標を聞かせてください。

段原 Juice=Juiceは卒業と加入を繰り返すグループで、その時々のよさがすごくあるんです。今はワチャワチャ期で(笑)、楽屋での楽しい感じやメンバーの仲のよさがパフォーマンスにも表れていると思うんですよ。「どの時代のJuice=Juiceもすごくいいね」って思ってもらえるように、これから11周年、12周年と進んで、常に最高を更新し続けられたらいいなって思います。個人的には、何事も完璧にやりたい人間なんですけど、根を詰めすぎちゃうと、疲れたり失敗して落ち込んじゃうので、まずはパフォーマンスを楽しむことを大事にしたいです。いろんなことをちょっとずつ吸収して、どんどん成長していきたいです。

段原瑠々

段原瑠々

植村 今Juice=Juiceはグループ史上最多のメンバーで活動しているので、その分、魅力もたくさんあると思うんです。私としては、もっとそれぞれの個性を出し切れるグループになってほしいし、メンバーがいろんなことを考えるのが楽しいグループであってほしいなって思ってます。あと、ようやくコロナ禍が明けたので、ツアーとかで今まで行けていない場所に行きたいですね。やっぱりライブを軸に活動してきたグループなので、皆さんの近くに行ってパフォーマンスを届けたいという気持ちが強いです。

井上 私はJuice=Juiceの、先輩後輩関係なく、お互いが尊敬し合っている感じがすごく好きなんです。みんなで相談し合えるというのは、普段からいい関係性を築き上げていないとできないことだと思うんですよ。そういう雰囲気は、これからもずっとキープしていきたいですね。

川嶋 私はまだ加入したばかりで年齢も下のほうですけど、先輩たちに甘えることなく、むしろ先輩たちを追い越すくらいの気持ちでパフォーマンスをして、観ている人に「Juice=Juiceすごいな!」って言ってもらえるようにがんばりたいです。

松永 私たちは歌を歌うお仕事ですし、音楽があってこそ日々活動できていると思うので、私はもっと音楽を極めたいです。いろんな曲を歌いたいですし、いろんな音楽を知って、Juice=Juiceの楽曲たちに新しい栄養分をあげられたらなって思います。

松永里愛

松永里愛

工藤 Juice=Juiceはライブが大好きなグループとして10年間活動してきたので、それを継続していきたいです。そのために、自分自身の技術も上げていかないといけないなと思いますし。私には、いい意味で言葉を失うようなパフォーマンスをしたいという目標があるんですけど、今の時点では高すぎる目標なので、徐々に階段を登って近付いていけたらなと思っています。

Juice=Juiceファミリーへのメッセージ

──植村さんは来春開催のコンサートツアーをもってJuice=Juiceを卒業されることが決まっています。最後にファンの皆さんにメッセージをいただけますか?

植村 10周年の企画展を開催できるくらい、たくさんの思い出と歴史をファミリーと築けたこと、これからもずっと大切にしていきたいと思います! いつもありがとう。ファンの皆さんの総称を決めるときに、メンバーみんなで練りに練って出たのが「Juice=Juiceファミリー」という名前だったんです。本当に「ファミリー」と名付けてよかったなって思えるくらい、皆さんがどんなときでも温かく寄り添ってくださって。それは、イベントやお話会のときも感じます。海外の方からの応援コメントとかを見ると、離れていても近くにいるかのように、私たちのことをいつも支えてくださってるんだなと実感します。ファミリーの皆さん、これからのJuice=Juiceも、これまでのJuice=Juiceも一緒に楽しんでいきましょう!

イベント情報

「10thで乾杯!!」

会場:タワーレコード渋谷 8階 Space Hachikai
開催期間:10月27日(金)~11月12日(日)
営業時間:11:30~22:00
入場料:500円 ※特典つき

公式サイト

プロフィール

Juice=Juice(ジュースジュース)

2013年2月結成。ユニット名には、「いつまでもフレッシュで個性の詰まったユニットでいてほしい」という願いが込められている。同年4月にインディーズ1stシングル「私が言う前に抱きしめなきゃね」、9月にメジャー1stシングル「ロマンスの途中 / 私が言う前に抱きしめなきゃね(MEMORIAL EDIT) / 五月雨美女がさ乱れる(MEMORIAL EDIT)」を発表。以降ライブ活動の傍らコンスタントに楽曲をリリースしている。2023年10月現在、植村あかり、段原瑠々、井上玲音、工藤由愛、松永里愛、有澤一華、入江里咲、江端妃咲、遠藤彩加里、石山咲良、川嶋美楓の11名で活動中。2023年10月11日に結成10周年を記念したベストセレクションアルバム「Juicetory」をリリースする。

※記事初出時、本文に誤りがありました。お詫びして訂正します。

2023年10月11日更新