JABBA DA FOOTBALL CLUB|ジャバ刑事の取り調べ!LITTLE、chelmico、TOKYO HEALTH CLUBが証言するジャバの実態

証言者1:LITTLE

証言者1:LITTLE

ジャバが憧れる大先輩。1996年にKREVA、MCUと共に結成したKICK THE CAN CREWで日本のヒップホップシーンを大きく前進させた。2004年のキック休止後はソロやMCUとのユニット・ULで活躍し個性を発揮している。2017年にキックでの活動を再開し、同年8月に14年ぶりのオリジナルアルバム「KICK!」を発表。9月に東京・日本武道館で「KICK THE CAN CREW『復活祭』」を行った。

うれしすぎて「ドーン!」

NOLOV えーと、今回は僕らが刑事としてLITTLEさんに「ジャバについて知っていることを取り調べる』」という設定なんですが……。

LITTLE 設定っていきなり言っちゃうんだ(笑)。

JABBA DA FOOTBALL CLUB、LITTLE。

NOLOV よく考えたら「どう思ってるかを直接聞く」という、かなり恥ずかしい設定だと気付きました(笑)。

BAOBAB MC 「僕らのことチェックしてますよね?」という前提の、かなり自意識過剰な設定だなと……。

ROVIN 「いや、全然知らないけど」とか言われたらどうしよう(笑)。

LITTLE ご期待に応えられればと(笑)。出会ったのはsolfaでのライブ「NEW VACANT STORE」に呼んでもらったのが最初だよね。あれはちょうど「ポケモンGO」が始まった頃だと思うんだよな……。

──記憶の基準が「ポケモンGO」(笑)。

LITTLE solfaに向かう目黒川沿いで、みんなポケモンやってたのを覚えてるんだよね。だからその時期だったなって(笑)。自分としても、そのぐらいのタイミングでジャバやTOKYO HEALTH CLUB(以下THC)、chelmicoをチェックする機会が多くて。だから、イベントに呼んでもらう前からジャバのことは知っていて。

──パブリックイメージとしてのヒップホップの捉え方をあえて使えば、今LITTLEさんが挙げた3組は、いわゆるストリートやコワモテとは違ったスタイルを持つラップグループたちですね。

LITTLE そういう流れとはまた違う文脈に、また成熟したコミュニティがあるんだと感じたし、その動きを興味深く感じて。

NOLOV 確かに、THCやchelmicoと僕らは、コミュニティとしてはかなり近いところにいますね。

LITTLE 僕らは僕らで、Leaders Of New School、Souls Of Mischiefみたいな海外の流れを受けて、そういった動きとシンクロするようにできていったのがKICK THE CAN CREWで。Native Tongue的なコミュニティの影響を受けてFUNKY GRAMMAR UNIT(KICK THE CAN CREW、RHYMESTER、EAST END、RIP SLYME、MELLOW YELLOWを中心としたヒップホップコミュニティ)が成り立っていたり。そういうコミュニティの成り立ちと同じような感触を、彼らの周りには感じたんだよね。かつ、そこで生まれるパワーって面白いんですよ。作り手側だけじゃなく、その動きにシンパシーを感じるお客さんも含めての一体感が生まれたりする。幸せになる音楽だと思いましたね。音楽以外で例えるなら、始まった頃の「めちゃ×2イケてるッ!」みたいな、仲間に入りたくなるようなコミュニティ感とかクルー感。彼らにはそれを感じました。

ROVIN ……今、うれしすぎて「ドーン!」ってなってます(笑)。

──擬音でしか表現できないと(笑)。

NOLOV 僕らもそれをFUNKY GRAMMAR UNITに感じてたんですよ。僕は島根出身なんで、ライブやイベントでFGのアーティストを直接見る機会は東京に出るまでなかったんですけど、音源やライブDVDを通して、そういう楽しさをFGには感じていて。だからLITTLEさんが僕らにもそういう空気を感じてくれたんだとしたら……メチャメチャうれしいんですけど!

LITTLE 流石に年齢も年齢なんで、そこに入りたいわけじゃないけどね(笑)。みんな出身は別々なの?

ASHTRAY そうですね。僕とBAOBAB MCが東京、ROVINが千葉です。年齢もバラバラですね。

NOLOV  chelmicoやTHCとの関係も、ライブで一緒になったり、曲を聴いて「超カッコいい!」というところから始まってるんです。

ジャバ共通の憧れの存在

──ジャバの楽曲からは、先ほど話に出たような、FGに所属するKICK THE CAN CREWやRIPSLYME、RHYMESTERの影響を強く感じますが、この4人が共に影響を受けたのがそういったアーティストになるのでしょうか。

NOLOV はい。地元も年齢もバラバラな僕らが共通して影響を受けたのがキックやリップですね。俺は兄貴の影響で聴き始めて。

ROVIN 僕は中1で始めて買ったCDがキックの「magic number」(2003年元日発売の3rdアルバム)だったんですよ。ただ、そのCDは速攻先輩に借りパクされました。「『地球ブルース ~337~』聴かせてよ!」って言われて「明日絶対返して下さい!」って言ったのに、戻ってこなかった。

JABBA DA FOOTBALL CLUB、LITTLE。

LITTLE データ時代にはない文化だね(笑)。

ROVIN 僕の世代は、ちょっと悪いやつはキングギドラ(KGDR)で俺らはリップやキック、と完全に分かれる感じだったんですよ。俺はどっちも聴いてたんですけど、自分がプレイヤー側に回りたいと考えたとき、目指すのはこっち(FG)側だなって。「楽しそう」というのが大きかったですね。観てる側もやってる側も楽しそうだった。「こういうタイプの人気者になりてえ」という気持ちが自分の中にあったんで、目標はキックでした。

ASHTRAY 僕は中学のときにラップを聴き始めて、中でも特に聴いていたのがキックでしたね。聴いて楽しいだけじゃなく「俺もやりたい」と思わせてくれたのがキックだったし、ラップをやる大きなきっかけでした。ただ、LITTLEさんには以前絡んでしまって……。

──絡んだ?

ASHTRAY solfaのイベントに出ていただいたときに、僕が酔っ払いすぎて一方的にずっと話し続けちゃったんですよ。それに小一時間ぐらいお付き合いしていただいて。

NOLOV LITTLEさんとMCUさんをお招きしてるから、みんな飲んでても緊張でピッとしてたんですよ。でも、UL(LITTLEとMCUによるユニット)のライブが終わり、僕らのライブが終わったら、緊張とアルコールが一気に解放されて……。

ASHTRAY 完全に泥酔しながら、ただのキッズとして思いの丈をぶつけまくってしまって(笑)。

──LITTELEさん、どんなことを言われたか憶えてます?

LITTLE いや……(笑)。

ASHTRAY よかったっす(笑)。

BAOBAB MC 僕はメンバーの中でちょっと世代が上で、中学のときに「さんピンCAMP」(1996年7月に東京・日比谷野外大音楽堂で開催された、日本のヒップホップシーンにおいて重要な位置付けにある伝説のイベント)があったんですよね。一番多感な時期に、RHYMESTERが上がっていく様子や、いろんなヒップホップアーティストが登場するのをリアルタイムで見てたんです。その中でも一番説得力を感じたのがFGのメンバーだった。いろんなクルーが集結した2000年の「B-BOY PARK」(東京・代々木公園で毎年夏に開催されていたブロックパーティ)のアンセム曲「WE ARE THE WILD」でもFGのパートはみんなキャラが立ってたし、短いながらもバラエティに富んでいて、とにかくすごかった。それにキックは「よってこい feat. N.G.HEAD, RYO the SKYWALKER」(1999年発売のDJ TATSUTA「ULTIMATE MIX ADJUSTMENT」に収録)でレゲエシーンともつながったりして幅が広かったし、率直に憧れましたね。

JABBA DA FOOTBALL CLUB「FUCKING GOOD MILK SHAKE」
2018年3月14日発売 / OMAKE CLUB
JABBA DA FOOTBALL CLUB「FUCKING GOOD MILK SHAKE」

[CD] 1080円
OMKCD-0014

Amazon.co.jp

収録曲
  1. MONKEYS
    [Track by HIROKI TOYODA(TM)]
  2. THINK RICH, LOOK GOOD feat. Kick a Show
    [Track by Sam is Ohm]
  3. MESSI COOL
    [Track by TSUBAME(TOKYO HEALTH CLUB)]
  4. LUCKY PUPIL RADIO
    [Voice by マシューまさるバロン Track by HIROKI TOYODA(TM)]
  5. MIDNIGHT GOOD GOOD MOOD feat. KEMMY
    [Track by TOSHIKI HAYASHI / %C]
  6. 月にタッチ
    [Contains sample of Tempalay's "革命前夜", Track by TOSHIKI HAYASHI / %C]

ライブ情報

JABBA DA FOOTBALL CLUB「FUCKING GOOD MILK SHAKE」リリース記念 全国タワレコインストアツアー
  • 2018年3月13日(火)東京都 タワーレコード渋谷店 4Fイベントスペース
  • 2018年3月19日(月)神奈川県 タワーレコード横浜ビブレ店
  • 2018年3月25日(日)福岡県 タワーレコード福岡パルコ店
  • 2018年3月30日(金)愛知県 タワーレコード名古屋パルコ店
  • 2018年4月1日(日)広島県 タワーレコード広島店
  • 2018年4月6日(金)大阪府 タワーレコード難波店5F店内イベントスペース
  • 2018年4月8日(日)北海道 タワーレコード札幌ピヴォ店
JABBA DA FOOTBALL CLUB ONE MAN TOUR "Oh? Then, Where is Cheese"
  • 2018年6月24日(日)愛知県 CLUB ROCK'N'ROLL
  • 2018年7月1日(日)大阪府 CONPASS
  • 2018年7月6日(金)東京都 WWW
JABBA DA FOOTBALL CLUB
(ジャバダフットボールクラブ)
JABBA DA FOOTBALL CLUB
2014年に結成された、ASHTRAY、BAOBAB MC、ROVIN、NOLOVの4MCからなるラップクルー。TOKYO HEALTH CLUBのTSUBAMEが主宰するレーベル・OMAKE CLUBより2015年7月に1stアルバム「QUEST」でCDデビューを果たす。2017年3月には2ndアルバム「OFF THE WALL」を発表。5月より初の全国ツアー「ジャバザハットフットボールクラブのファイトクラブ ツアー」を行い、全5公演を成功のうちに収めた。2018年2月にJABBA DA HUTT FOOTBALL CLUBからJABBA DA FOOTBALL CLUBへと改名し、3月に新作ミニアルバム「FUCKING GOOD MILK SHAKE」をリリース。