音楽ナタリー Power Push - isai Beat × ヒトリエ

オーディオにこだわったスマートフォンを手に

auからオーディオの性能にこだわったスマートフォンの新機種「isai Beat LGV34」が登場した。デンマークのAV機器ブランドBang&Olufsenの派生ブランドB&O PLAYとのコラボレーションで開発されたisai Beatでは、原音に忠実なサウンドを追求する“B&O PLAY”の技術を採用したこだわりのサウンドでリスニングを楽しむことができる。またハイレゾ音源の再生にも対応している。今回音楽ナタリーでは、isai Beatの公式アンバサダーに選ばれているヒトリエのwowaka(Vo, G)に、本製品の魅力をたっぷりと語ってもらった。

取材・文 / 小林千絵 撮影 / 後藤壮太郎

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isai Beat LGV34(イサイ ビート エルジーブイサンヨン)
isai Beat LGV34

auスマートフォンの新機種。サウンドにこだわり、デンマークのAV機器ブランドBang&Olufsenの派生ブランドB&O PLAYとのコラボレーションで作られた。原音に忠実なサウンドを追求するB&O PLAYの技術が採用されており、バランスの取れた上質な音楽体験を味わうことができる。さらにデジタルオーディオの音質を決めるDACをクアッド構成にした「32bit Hi-Fi Quad DAC」を搭載。DA変換時に発生するノイズを最大50%まで削減し、クリアな音を実現した。ハイレゾ音源の再生にも対応している。

wowaka(Vo, G)

wowaka(Vo, G)

wowaka(Vo, G)

wowaka(Vo, G)

手軽に味わえる臨場感あるサウンド

──isai Beatで音楽を聴いた率直な感想を教えてください。

ビックリしました。音質の違いに気付く気付かないのレベルじゃなくて、再生された瞬間に生々しさ……ギターの弦が震える空気とか、声を発するときの喉の動きの感じとか空気が揺れる感じとか、そういう臨場感の違いが無意識にも感じられるなっていう印象を受けました。僕は正直、ミュージシャンとしては音質にこだわりますが、いちリスナーとしては音質が一番大事なものだとは思ってなくて。解像度が高いとか情報量が多いとか、そういうことよりももっと大事なことがあると思ってるんです。例えば音質が悪くても心に響くものはあるし。そういうスタンスで音楽に触れてきたんですが、スマホで音楽を聴く、つまり日常的に気軽にこの臨場感を味わえるっていうのは、すごく大きなことだと思いました。

──音楽再生専用の機器をそろえなくていいというのも大きなポイントですよね。

本当にそこが一番だと思ってて。機器をそろえなくちゃいけないと敷居が上がって、聴く側も「聴くぞ!」って変な意識が生まれるじゃないですか。それよりも、なんとなく聴いて、なんとなく気持ちよくて……というほうが音楽が効いてくると思うんです。例えば僕だったら、高校生3年生の頃、受験勉強しながら聴いてた曲をふと今聴くと、寒かったセンター試験の時期を思い出す。夜中走りながら聴いてた曲を今聴くと、その川原沿いの風景を思い出す。そうやって、音楽が人生に寄り添ってきたんですね。スマホで音楽を聴くというのは、音楽が生活に溶け込むということだと思うので、その状況でこの臨場感のある音が聴けちゃうっていうのは、人生が変わるくらいの経験になるんじゃないかな。

──作り手としても影響はありそうですか?

そうですね。例えばアコースティック編成で一緒のブースで「せーの」で演奏して、1本のマイクで録音したような音源はより臨場感が伝わっていいかなと思いました。そうやっていろいろなアイデアが浮かんできますよね。

演奏時のニュアンスまで伝わる

──ちなみに今回、なんの曲を聴きましたか?

ヒトリエの「シャッタードール」、Daft Punkの「Give Life Back To Music」、宇多田ヒカルさんの「忘却」、Foals「Birch Tree」をハイレゾ音源で聴きました。どれも自分の中で聴き慣れていて、思い入れのある曲。一番違いがわかるかなって思って選びました。

──実際に音質の違いはわかりました?

全然違いました。特に自分の曲だと自分で弾いたパートのギターの音が印象的でした。いつも「この音はこんなニュアンスで弾いたぞ」っていうのを覚えてるんですけど、圧縮音源だとそのニュアンスがつぶれてしまうことが多いんです。でもisai Beatだとニュアンスまできちんと耳に届いてる感じがしました。弦の感じ、それがアンプからマイクで拾われてる感じ、その音によって空気が揺れてる感じが伝わりました。

──ご自身の曲以外ではどうですか?

宇多田ヒカルさんの「忘却」は初めて聴いたときから“声と空気感の曲”っていう印象だったんですけど、isai Beatで聴くと、臨場感やすごみが、怖いくらいでした。宇多田さんの歌自体がそもそも説得力のあるものなのに、この臨場感で聴くと……鳥肌が立ちました。

ヒトリエ ニューアルバム「IKI」 / 2016年12月7日発売 / 非日常レコーズ
初回限定盤 [CD+DVD] / 3672円 / AICL-3225~6
通常盤 [CD] / 2808円 / AICL-3227
CD収録曲
  1. KOTONOHA
  2. 心呼吸
  3. リトルクライベイビー
  4. イヴステッパー
  5. Daydreamer(s)
  6. 極夜灯
  7. doppel
  8. ハグレノカラー
  9. さいはて
  10. 目眩
初回限定盤DVD収録内容

Studio LIVE "IKI" Session

  1. KOTONOHA
  2. イヴステッパー
  3. リトルクライベイビー
    • 特典映像 REC Document & Photo Shoot MOVIE
ヒトリエ

ヒトリエ

wowaka(Vo, G)、シノダ(G, Cho)、イガラシ(B)、ゆーまお(Dr)の4人からなるバンド。ボカロPとして高い評価を集めていたwowakaがネットシーンで交流のあったシノダ、イガラシ、ゆーまおに声をかけ、2012年に活動をスタートさせた。同年12月には「ルームシック・ガールズエスケープ」、2013年4月には「non-fiction four e.p.」と立て続けに自主制作盤を発表し、同年4月に初のワンマンライブを行った。同年11月に開催したワンマンライブ「hitori-escape:11.4 -非日常渋谷篇-」にて、ソニー・ミュージックグループ傘下に自主レーベル「非日常レコーズ」を立ち上げることを宣言。2014年1月にメジャーデビューシングル「センスレス・ワンダー」を発表し、2月にレーベル第2弾作品となるミニアルバム「イマジナリー・モノフィクション」をリリースした。4月には東名阪3都市を回るワンマンツアー「マネキン・イン・ザ・パーク」を行う。11月に1stフルアルバム「WONDER and WONDER」を、2016年2月に2ndフルアルバム「DEEPER」を発表した。その10カ月後にはさらに3rdフルアルバム「IKI」をリリース。2017年1月から自己最多20公演におよぶ全国ツアー「全国ワンマンツアー2017 "IKI"」を開催する。