ICEx「インストール」インタビュー|かわいさ、カッコよさ、無機質さ、人間味…8人が見せる新しい姿 (2/2)

夜12時ぐらい、急に家に呼んだら

八神 とっしーは1人行動をよくするよね。アクティブだなって思う。僕はインドア型なのでまた違うなと。

筒井 意外とそうでもないんですけどね。でも、1人で行動するのは好きです。1人映画とか。

志賀 カラオケもするもんね?

筒井 そう、1人カラオケもよく行きますし。できれば誰かと行きたいけど、全然1人でも大丈夫派です。

千田 自分はメンバーの中でもけっこうフッ軽なほうかも。いつ誰に誘われても、すぐに行けるタイプです。

志賀 前ね、急に家に呼んだら来てくれた。夜12時ぐらいに。

千田 「オムライス食べたい」「作って」ってLINEが来て。風呂入って歯も磨いたあとだったんですけど「行くか!」って。

一同 (口々に)ヤバ!

筒井 行くんかい!

千田 終電間際に材料を持って行きました。スープも作ってあげようと思って、白菜とごま油、ニンニクとか全部持参で(笑)。

千田波空斗

千田波空斗

千田波空斗

千田波空斗

竹野 めちゃめちゃ優しい。お母さんやん。

中村 フッ軽のレベル超えてるだろ。

千田 で、朝すぐ帰りました。

志賀 僕より早く起きて帰ってた(笑)。

竹野 笑ってるけど、李玖くんが一番ヤバいからね(笑)。

八神 龍人は独特のオーラがあるなと思います。一緒にいて楽しいし、2人でごはんに行くこともあるんですけど、そういうときに、全然気まずいわけではないものの、ふと「なんだろうこの時間……?」という考えが頭をよぎるような空気感があるんですよ(笑)。

阿久根 わかる。それをネタで「気まずい」って言ったりするけど、本当に「独特」という感じで。

八神 ふわふわしてる感じ。家族みたいな安心感につながってるのかもしれない。お互い無言でも落ち着く、お父さんと一緒にいるときのような感覚になります。お父さんみたいな空気感ですね!

筒井 わかる。龍人と2人で行くごはん、親戚とごはん行ってる感覚ある。

千田 俺はペットとごはん食べてる感覚かも。2人で映画観てるときとかも特に気は使わず、たまに会話する、みたいな。安心感がある。

志賀 わかるわ~。

──ちなみに、ICExの「ほかのグループには真似できない個性」ってなんだと思いますか?

八神 ちょっと男子校っぽい空気感ですかね。たまにふざけすぎて反省もするけど、8人でワイワイ楽しめる感じが学生みたいで、その雰囲気がすごくいいなって思います。

筒井 仲いいっすね。

千田 プライベートでメンバー全員が集まるグループってあまりないと思うんですけど、うちは予定が合えば8人で出かけるぐらい本当に仲いいんですよ。

志賀 一緒にごはんに行くことも多いですし、オフもだいたいメンバーと一緒に過ごしてます。全員仲いいから、遊園地やバーベキューとか、みんなで遊びの計画を立てるときも楽しいです。

山本 ごはんも遊びもメンバーばっかり。

筒井 ほかに友達がいないように聞こえるからやめて(笑)。

一同 あはははは!

恥ずかしさを捨てて気合いを入れて

──先行配信された「青と白」についても聞かせてください。この曲は志賀さんが主演を務め、八神さんも出演されているドラマ「六月のタイムマシン」のオープニング主題歌ですよね。

八神 ドラマの舞台が1990年代で、登場人物がみんな学生ということもあって、「青と白」もノスタルジックな雰囲気がありつつ青春感が詰まっています。僕らに合う、ICExにしか歌えない1曲になってると思います。

志賀 これまでのICExの曲にない雰囲気ですね。イントロがピアノだけで始まるのも新鮮だし、懐かしさや青春を感じられる曲だと思います。

──「ALPHA」もすごく新鮮な印象を受けました。

中村 「あなたは僕のものだ」って情熱的に愛を語るような曲です。「ALPHA」も、ICExがあまりやってこなかったテイストだと思いますし、僕自身すごく好きな曲です。ノリノリで踊れそうなのでライブでのパフォーマンスも楽しみです。

中村旺太郎

中村旺太郎

中村旺太郎

中村旺太郎

──あのセリフパートは誰が?

千田 温世と旺ちゃんですね。うちのイケボ組が。

竹野 ダンディな2人です。

阿久根 セリフパートはすごく新鮮でした。こういうことは自分から進んでやるようなタイプじゃないんですが、恥ずかしさを捨てて気合いを入れて臨みました。難しかったけど楽しかったです。

筒井 旺ちゃん、ノリノリやったんちゃう?

中村 Sっ気全開の強気なイメージでやってました。誘惑するような……これを実際にライブでマイクを通して言うと思うと、ちょっと緊張しますが(笑)。いろんな声のバリエーションを試しながら録ったので収録が楽しかったです。

阿久根 けっこうゆっくりセリフをしゃべるので、体感時間が思ったより長いんですよ。ライブでどうなるのか僕自身もすごく気になります(笑)。ぜひ楽しみにしていてほしいです。

阿久根温世

阿久根温世

阿久根温世

阿久根温世

ULYSSESとIV-y、太陽と月みたい

──初回限定盤B収録の「Jelly Beans」についても聞かせてください。

山本 「Jelly Beans」は、7月7日に行われるライブ企画「ICEx Fight!!」で披露される曲です(※取材は6月下旬に実施)。メンバー8人がULYSSESとIV-yの2チームに分かれてバトルするんですが、この曲ではチーム戦を通して「相手チームのすごさ」や「自分たちの新しい一面」に気付く“バトルのその後”が歌われてます。カラフルなジェリービーンズを個性豊かなメンバーと重ね合わせていて、1番の歌詞には「pink, blue, yellow, orange」とULYSSES(山本、志賀、中村、筒井)のメンカラが、2番には「purple, green, white, red」とIV-y(竹野、千田、八神、阿久根)のメンカラが登場するんです。Dメロから声がどんどん重なってラストのサビで一気に盛り上がる構成で、みんなのフェイクがすごくきれいなので、そこにもぜひ注目して聴いてほしいです。

千田 「ICEx Fight!!」はULYSSESもIV-yも、お互いにそれぞれの進行状況を知らないまま進んでるので、すべてが終わったあとに「あのときこうだったんだよね」ってお互いに共有するのが楽しみですね。「このメンバーがいてよかった」と改めて実感する場面も多くて、そういった少人数だからこそ味わえる特別感を楽しみつつ、8人に戻るときも楽しみです。

阿久根 4人組になったことで、それぞれがこれまで発揮しきれていなかった個性も武器にしようとしていて、お互いの新しい一面を知る機会にもなってますね。みんなが熱を持って取り組んでいるのが伝わってきて、今すごく大切な時間を過ごしてるなって思います。もちろん8人に戻りたい気持ちもあるけど、今のこの時間もしっかり楽しみたいです。

──IV-yとULYSSES、それぞれのユニットの雰囲気はいかがですか?

八神 IV-yは本当に、自分が言うのもあれですけどキャラが渋滞してる……(笑)。でも本当に仲がいいです。「みんなで楽しくやろうぜ」ってマインドで、ふざけるときは全力でふざけてるけど、やるときはちゃんとやる。メリハリがあってリハも毎回楽しいです。

筒井 ULYSSESはホントに平和。IV-yが平和じゃないってわけじゃないんですけど(笑)、主観的に見ると、和やかに進んでる感じがあります。それに、すごくクリエイティブなチームでもあるなと。ダンスが好きなメンバーが多いので、みんなで意見を出し合いながら納得いく形に仕上げていくのが得意です。何度も話し合っては直して、というのを繰り返しています。8人でいるときとはやっぱり雰囲気が違うよね。

志賀 そうだね。旺ちゃんが率先していろいろ考えてくれてますね。1人ひとりが事前に準備してきて、集まったときにそれを持ち寄って「どれにする?」って話し合ってて。

筒井 ICExの中でも活発なメンバーがIV-yに多いんです。逆にULYSSESは穏やかで俯瞰してるタイプが多いかも。その雰囲気の違いが表れていて、いい意味で真逆の存在。

山本 太陽と月みたいだなって思ってます。

山本龍人

山本龍人

山本龍人

山本龍人

千葉のホンビノス貝は安くて美味しい

──8月には、愛知、大阪、宮城、東京、と皆さんの出身エリアで開催される新しいツアー「BOKUNCHI」が始まります。COOLer(ICExファンの呼称)の皆さんに向けて、ぜひ「地元のオススメ」を教えてください。まずは東海チームの中村さん、八神さんから。

中村 僕らのオススメは大須ですね。大須商店街っていう有名な商店街に大きな招き猫がいるので、そこで記念撮影してほしい。おいしいお店もたくさんありますし、栄がすぐ近くなのもオススメポイントです。あそこはめちゃくちゃ栄えてるんで。栄だけに(笑)。

──(笑)。関西チームの阿久根さん、筒井さん、竹野さんはいかがですか?

筒井 これは大阪の2人に聞きたい。俺は神戸出身だから。

阿久根 個人的には通天閣と新世界に行ってみてほしい。レトロな雰囲気があって昭和にタイムスリップした気持ちになれる。大阪名物の串カツもすごくおいしいですし、大阪らしさを感じられる場所だと思います。あと通天閣に登ってみてほしいですね。どの時間帯に行っても楽しめるので、少しでも時間ができたらぜひ。

──東北チームの志賀さんと千田さんはいかがでしょう?

千田 東北はとにかく自然が豊かです。駅を出ると木が立ち並んでいて公園も多い。僕が好きな仙台の松島は海鮮がおいしくて海がすごくきれいで、森が茂っていて空気もおいしい。仙台ならではの穏やかで平和な空気が感じられてリフレッシュできる場所だと思います。

──最後に関東担当の山本さん、お願いします。

山本 僕は千葉出身なんですけど、千葉ってすごく海が多くて漁業も盛んなんです。僕も海鮮が大好きで、ホンビノス貝っていう貝が安くてめちゃくちゃおいしいんですよ。千葉の海鮮は本当にオススメです。ぜひたくさん食べてみてください!

公演情報

ICEx Third Concert Tour 2025 "BOKUNCHI"

  • 2025年8月27日(水)愛知県 COMTEC PORTBASE
    OPEN 17:30 / START 18:30
  • 2025年8月28日(木)愛知県 COMTEC PORTBASE
    [1st]OPEN 13:00 / START 14:00
    [2nd]OPEN 17:30 / START 18:30
  • 2025年8月30日(土)大阪府 NHK大阪ホール
    OPEN 17:00 / START 18:00
  • 2025年8月31日(日)大阪府 NHK大阪ホール
    [1st]OPEN 12:30 / START 13:30
    [2nd]OPEN 16:30 / START 17:30
  • 2025年9月15日(月・祝)宮城県 東京エレクトロンホール宮城
    OPEN 17:00 / START 18:00
  • 2025年9月22日(月)東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
    OPEN 17:30 / 開演18:30
  • 2025年9月23日(火・祝)東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
    [1st]OPEN 12:30 / START 13:30
    [2nd]OPEN 16:30 / START 17:30

プロフィール

ICEx(アイス)

EBiDANに所属するダンスボーカルユニット。メンバーは阿久根温世、志賀李玖、竹野世梛、千田波空斗、筒井俊旭、中村旺太郎、八神遼介、山本龍人の8人で、2023年3月31日に結成を発表した。グループのコンセプトは「全ての愛を愛す」。2023年8月に東京・ヒューリックホール東京で初のワンマンライブ「ICEx First concert "ICEx LOVEx YOU"」を開催し、シングル「CANDY」でビクターエンタテインメントよりメジャーデビューした。12月に2ndシングル「シブヤ 午後6時」、2024年5月に3rdシングル「ビリミ」をリリース。9月にはメジャー1stアルバム「Retro Toy Pop」を発表した。2025年7月に6thシングル「インストール」をリリース。8月から9月にかけてライブツアー「ICEx Third Concert Tour 2025 "BOKUNCHI"」を開催する。