祝・放送400回！
Do As Infinityのスペシャルライブに密着

放送400回を記念して行われたDo As Infinityのスペシャルライブの舞台は神奈川・キリンビール 横浜工場。ホップの甘い香りが漂うこの会場で、ライブに当選したラッキーなファンたちは、Do As Infinityのライブに加え、ビール工場の見学やできたてのビールの試飲を楽しんだ。ここではライブが行われた1日の様子をレポートする。

ビールを作った思い出深い場所でのライブ

──たった今、ライブが終わりました。まずは今日の感想を教えてください。

伴都美子（Vo）　ビール工場でライブをする機会はなかなかないので、貴重な体験で楽しかったです。

大渡亮（G, Vo）　僕は数年前、この工場にビール作りの体験に来たことがあるんです。今日、僕らが演奏していたところに机を出して、麦をかき混ぜていました。それで後日、発酵が終わって瓶詰めされたものを送っていただいて、自分で醸造したヤツを飲んで。

伴　私もいただきました。おいしかったけど、けっこう苦味強かったよね？（笑）

大渡　そう！ 苦味強いヤツだった……と言うか、結果的に苦味が強くなっちゃったんだけど（笑）。そんな思い出深い場所でライブができて、大変光栄でした。

──お二人は2016年10月にも番組に出演されています。その際はTOKYO FM内のスタジオライブでしたよね。

伴　はい。お客さんとの距離がかなり近かったことが思い出深いです。

大渡　ホールやライブハウスでライブをやるときより、近い場所のほうが緊張しますね。やはりお客さんの表情が見えてしまうので（笑）。

伴　でもすごくじっくり聴いてくださったり、リアクションを取ってくださる姿を間近で見られるのはうれしいです。

500回、600回と回を重ねて突き進んで行ってほしい

──今回「KIRIN BEER "Good Luck" LIVE」が放送400回を迎えました。改めて番組へのメッセージをお願いします。

大渡　1時間たっぷりと1組のアーティストのライブを届けるっていう、すごく希少な番組だと思うんですよ。そういうことに価値を見出して番組作りをされることに、ホントに頭が下がる思いと言うか……ミュージシャンとして非常にありがたいですね。

伴　私は普段ずっとラジオばかり聴いているんですけど、そういった番組スタッフの思いとか、温かい番組の雰囲気って伝わると思うんです。聴いてる側としてもうれしい番組だと思います。

大渡　その400回の中で2度も出させていただき、大変光栄です。僕たちがまた出れるように、400回と言わず500回、600回と回を重ねて突き進んで行ってほしいですね。

伴　なかなか、何かを続けるってホント……すごいことだと思いますよ。

大渡　うん。僕たちも今年18周年を迎えたのですが、ホント2人だけでは成し得られないと言うか。支えてくれるスタッフやサポートメンバーに恵まれて続けられてると思いますね。

──12月6日にシングルリリースする新曲「化身の獣」を、今回のライブではアコースティックアレンジで初披露されていましたね。サウンドプロデューサーの澤野弘之さんとタッグを組むのはこれで3度目です。

大渡　3作目ともなると、澤野さんのことを人間的にもわかっているし、澤野さん的にも「ボーカルはさておき、横にいるおっさんはどれだけギターを弾けるのか」を把握されてると思うんです（笑）。だから作業はやりやすかったですね。今回の「化身の獣」は提供いただいたときから激しいハードロック調の曲だったので、ラウドな雰囲気を意識しつつ荒々しさをエレキギターで表現しました。

伴　私は今回作詞を担当したのですが、「みんな化ける、何かを持っている」みたいな内容です（笑）。とてもキャッチーですし、英語みたいな言葉の乗っけ方をしながら澤野さんと作り上げた曲なので、ぜひ皆さんに聴いてほしいです。

──5月からは、2年ぶりのツアーが始まります。

大渡　そうか、そんな経つんだ……いやあ、もちろん本番もそうなんですけど、僕はツアーのリハーサルが大好きなんですよ。リハーサルの音源を家で聴いて酒を飲んでるときが一番好き。「なんかしてやろうかなあ」みたいなことを考えてるときが楽しいというかね。

伴　彼は一番初めにスタジオに来て最後に帰りますからね。まあ、私は本番が好きですけど（笑）。最近は海外公演が多かったので、国内の皆さんに会いに行けるのが楽しみです。