=LOVEの4thシングル「Want you!Want you!」が10月17日にリリースされた。
これまでのシングルと同様にプロデューサーの指原莉乃が作詞を手がけた表題曲は、「好きな相手にもっと自分を見てほしい!」という恋心を描いたキュートなナンバー。メンバーが初挑戦したノリノリのラップも注目の仕上がりとなっている。
去る9月6日にはデビュー1周年を迎え、同日に東京・Zepp DiverCity TOKYOで「=LOVE デビュー1周年記念プレミアムイベント」を開催した彼女たち。さまざまなジャンルで活躍した1年を、2組に分かれてじっくり振り返りつつ、ニューシングルについて語ってもらった。また特集の後半には恒例の手書きのメッセージも掲載する。
取材・文 / 川倉由起子 撮影 / 藤田二朗(photopicnic)
アイドルに対する思いも自分自身も全部変わった
──メジャーデビューから1年を振り返っていかがですか?
大場花菜 最初のころは見るものすべてがキラキラしてて、単純に「わー、楽しいな」って感じでした。でも、アイドル、声優、舞台……と、いろんなことに挑戦させていただく中で、うまくいかないことや挫折することもたくさんあって。昔と比べて、今は「意識しなきゃいけないこと」がずっと胸にあるのが大きな変化かなと思います。
──例えばどんなことでしょう?
大場 以前はパフォーマンスに対して「とにかく全力で楽しくやろう」とだけ思っていたんです。けれど今はそれだけじゃなく、「丁寧に魅せる」ということにも気を付けて踊っています。
髙松瞳 私は、=LOVEに入ってから、アイドルに対する思いも自分自身も全部変わったと思います。まずアイドルに関しては、「自分はアイドルなんだ」という意識と自覚がこの1年でどんどん強くなったのかなって。あとは家族との関係性もちょっと変わりました。デビュー直後はいろんな報告をしたり、たくさんコミュニケーションを取れていたんですけど……忙しくなるにつれて私が家族にあまり連絡をしなくなってしまって。
大場 そっち!? 絆が深まった話かと思ったよ(笑)。
髙松 うん(笑)。でもそれをプロデューサーの指原(莉乃)さんと一緒にお食事をさせていただいたとき、「家族にもちゃんと感謝しながら活動することが大事」って言っていただいたんです。1周年のちょうど1週間前くらいだったんですけど、指原さんのおかげで心もスッキリ晴れて、気持ちを切り替えることができました。
人生を賭けて1年突っ走ってきてよかった
──最年少の樹愛羅さんはいかがですか?
齋藤樹愛羅 加入したときは、あの指原さんがプロデューサーだし、「私で大丈夫なんだろうか」って不安で何をするにも「どうしよう?」って感じだったんです。もちろん、続けていく中でも難しいことやわからないことがたくさんあるんですけど、メンバーや家族、ファンの皆さんがいろんな場面で支えてくれて。いろんな方々に助けられて1年やってこれたなって思います。
──樹愛羅さんは3rdシングル「手遅れcaution」のカップリングで、自分の名前が入った曲「樹愛羅、助けに来たぞ」のセンターも務めましたよね?
樹愛羅 はい。すごくうれしかったし、驚きました。デビュー1年目は、人生で心も体も一番動いた年だったと思います。
齊藤なぎさ 私は人生を賭けてここに入ってきて。歌もダンスも演技も少しは経験があったから多少は大丈夫かなと最初は思ってたんですけど、どれも私よりうまい子がたくさんいて、スタートから不安になったのを覚えています。でも1年がんばって、9月6日のデビュー1周年イベントのステージに立ったときに、たくさんのファンの方が来てくれて、スタッフさんや家族も見守ってくれて。その光景にジーンと来たし、本当に人生を賭けて1年突っ走ってきてよかったなって思いました。
──最後、大谷さんはどうでしょうか?
大谷映美里 まだまだ1周年ではありますが、自分的にはもう3年くらいやった感覚。シングルを3枚出してフェスやイベントにいっぱい出演して、初舞台とか、番組の企画で登山に挑戦して……本当にたくさんのことを経験させていただいたなって思います。だからこそ、1周年ライブのZepp DiverCity TOKYOで満員の景色を見たときはグッと来るものがあったし、未熟だった私たちがこれでやっと芸能界のスタートラインに立てたのかなって。本当の始まりはここから、という気もしています。
私に向いてるのは舞台なのかも?
──続いては、この1年を振り返って「この子のココが輝いてた!」という場面をお互いに挙げてもらえたらと思います。
髙松 私は花菜ちゃん。舞台「けものフレンズ」で演じたオーストラリアデビル役が今も忘れられなくて、すごく個性的な役を完全に自分のものにしてたなって。それに、あれを演じてから花菜ちゃん自身もどこか明るくなった気がするし、アカ抜け始めて、すごいかわいくなった。
大場 あはははは!(笑)
髙松 あ、もともとかわいいんですけどね(笑)。
大場 いやいや、うれしいよ。でもオーストラリアデビルは確かに濃いキャラクターだったから、自分の殻を破らなきゃできなくて、最初はそこが難しかった。でもいったん役になりきったら、お芝居が楽しくなって。今までいろんなお仕事をさせていただいてきたけど、私に向いてるのは舞台なのかも?って、そこで思えたくらいだったな。
──では、そんな大場さんは誰を挙げますか?
大場 みりにゃ(大谷)がつい先日、「Rakuten GirlsAward 2018 AUTUMN/WINTER」のランウェイを歩いてたんですよ。メンバーのスケジュール表に「大谷、GirlsAward」って書いてあったときからすごいビックリしたんですけど、今まで=LOVEのグラビア担当だったり、ファッション部門を引っ張ってきてくれたみりにゃが、ついにそんな大舞台に立ったんだ!って。
髙松 本当すごいよね。
大場 みりにゃがランウェイを歩いてる動画を見て、みんなでキャーキャー言ってたからね。
大谷 ありがとう。私も「すごいかわいかった」ってメッセージをみんなからもらってうれしかった。ファッションショーのランウェイは自分にはずっと手の届かないところだと思っていたし、周りも本当に有名な方ばかりだったから、あの中にいるのが夢のようだったな。
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なーたんのポテンシャルが一気に花咲いた