=LOVE|不安を乗り越え未来へ 成長続けるイコラブの現在地

音嶋莉沙、佐竹のん乃、瀧脇笙古、野口衣織、諸橋沙夏、山本杏奈インタビュー

本当に目まぐるしい1年だった

──デビュー1年間の日々は皆さんにとっていかがでしたか?

諸橋沙夏

諸橋沙夏 あっという間だなとも思うし、ちゃんと歴史を積み重ねてきたなとも思います。公式のYouTubeに公開されてるドキュメンタリーを改めて観ると、こんなにもいろんなことがあったんだって驚くんですけど、顔つきや髪型もどんどん変わっていったし、本当に目まぐるしい1年だったなって。

──意識的な部分も大きく変わりましたか?

諸橋 そうですね。グループだから、いい意味で比べられることも多いし、そういう意味では「もっとかわいくなりたい!」という向上心はかなり芽生えました(笑)。ひとつひとつの活動に全力で取り組んでいこうという意識も、もちろん強くなったと思います。

音嶋莉沙 1年で3枚もシングルを出すことができて、普通じゃありえないスピードでいろんなことを経験させていただいて。中には悔しい思いもしたりしたんですけど、、9月6日に無事1周年を迎えられたときは心からよかったなって思いました。メンバーの休業が発表されたときは不安で悩んだりもしましたが、気持ちを切り替えて、ライブの穴をどう埋めるかっていうのをみんなで真剣に考えて。私は、普段あまりやらない煽りに力を入れてがんばりました。

瀧脇笙古 私はこの1年でいろんな環境の変化があって、とにかくあっという間でした。でもちゃんと積み上げてこれたと思うこともいっぱいあって、例えばメイクに関しては、私は=LOVEに入って初めて挑戦したんです。最初はファンデーションとリップだけ……みたいな感じだったんですけど、メイクに詳しいメンバーにいろいろ教わって1年でもけっこう上達したと思うし、パフォーマンス面でも歌の音域が広がって、ダンスの振り入れが早くなったんじゃないかなって。最初はみんなの足をかなり引っ張ったので、自分で言うのも変なんですが、そこからの成長は自分を褒めてあげたいなって思います。

「明日もメンバーと一緒だ。何話そう?」

佐竹のん乃

──佐竹さん、山本さん、野口さんはいかがでしょう?

佐竹のん乃 私は1年を通してつらいこともたくさんあったんですけど、楽しいことのほうが多かったなって。個人的な話になるんですが、今までの人生で、部活とか何をするにもけっこう中途半端だったんです。でも=LOVEに入って、初めて何かに真剣に取り組むってことを学んで、仲間を持つことの大切さやそのありがたみを初めて知りました。ステージも最初は自分のことしか見えてなかったけど、少しずつ周りを見渡す余裕が出てきたのかなって思います。

山本杏奈 この1年はたくさん泣いてたくさん笑って、普通に生活してたら味わえない経験をいっぱいさせてもらいました。あと私は=LOVEのリーダーをやらせていただいてるんですけど、最初は何をしたらいいのかさえわからない状態だったんです。でも今は、ちょっとずつ自分なりのリーダー像を見つけようとしてて、最近だとたまにメンバーに怒れるようにもなって(笑)。

──お、ちなみにどんなことで?

山本 えーっと、それは……。

諸橋 遅刻です(笑)。私と大谷映美里がちょっと時間にルーズだったことがあって。

山本 それまでは遠慮して言えなかったんですけど、少しは殻を破れた気がします(笑)。

諸橋 ちなみに私はその日からアラームを1分おきにかけるようになりました。リーダーにビシッと言っていただいたので。言われなくてもやらなきゃいけなかったんですけどね。

山本 お願いしますよー!

野口衣織

野口衣織 私は=LOVEに入る前は、とにかく自分の趣味である2次元にしか興味がなかったんです。普段から同じ趣味を持つ子としか一緒にいなかったし。でもこのグループに入ったら、アイドルオタクの子から、色々なジャンルの音楽や、ドラマが好きな子までいろいろいて、これはなじめるのかな?って。最初は「明日もメンバーと一緒だ。何話そう?」ってドキドキしてたし。

──そうだったんですね。

野口 はい。でもメンバーといる時間がどんどん増えていく中で、それまで自分の知らなかった世界の話を気付いたら普通にしてて。いろんな子の趣味や好きなことを聞いて、影響を受けたりしながら、そういう会話が当たり前になってきたのが私は今すごくうれしいです。

お互いの輝いていた瞬間は?

──1年間のメンバーの姿を振り返って、「この子のココが輝いてた!」というのを教えてもらえますか?

佐竹 私は3rdシングル「手遅れcaution」の衣織のダンス。レッスンで初めて客観的に見たときの衝撃はすごかったです。こんなすごい人と今まで一緒にいたんだ……って、度肝を抜かれましたね。指先まで体全身を使って表現してて、それがもうすごい美しくて。

野口 いやいや、言い過ぎ(笑)。でもうれしい!

諸橋 私は笙古かな。さっき自分でも言ってましたけど、加入当時はメンバーから見てても「大丈夫かな?」みたいな感じがあって(笑)。でもだんだん踊りに慣れてくると、振り覚えも早くなって表情も豊かになって。最近も自分の見せ方がどんどん上手くなってる気がします。大きく踊るようにしてて、笑顔が明らかに違っていて。今まではどこかおどおどしてたけど、最近は本当に弾ける笑顔なんです。これも笙古の努力の積み重ねの結果なんだなって、なんだか親目線でうれしくなっちゃいます。

瀧脇笙古

瀧脇 もっともっとがんばります! 私はのんちゃん(佐竹)を挙げたいんですけど、曲中に私と目が合う瞬間が多いんですよ。特に「スタート!」って曲では、初期は全然合わなかったのに最近はめちゃくちゃ合うようになってて。のんちゃんのその笑顔に、私も「もっと笑わなきゃ」って思わせられるんです。

佐竹 私、ただ笙古が好きだから笑ってるだけかも(笑)。それに笙古と目が合うと安心するんですよ。

瀧脇 えー、うれしい。

佐竹 笙古がこの前、学業のために1週間だったけどお休みから戻ってきたときもホッとしたよ。

野口 私もそのお休みしてる間「樹愛羅、助けに来たぞ」の笙古とペアでやる振りのとこ、ちょっと戸惑った。「いない! 笙古がいない!」って。

佐竹 いつもペアでやってるメンバーがいないと、思った以上に不安になるもんだよね。