映秀。3rdアルバム特集|本人インタビュー+ゆかりのアーティストコメントで紐解く“E-POP”の魅力 (3/3)

映秀。ゆかりのアーティストが選ぶ
「音の雨、言葉は傘、今から君と会う。」のお気に入り曲(※五十音順)

映秀。とゆかりの深い秋山黄色、かやゆー(ヤングスキニー)、斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN、XIIX)、崎山蒼志、角野隼斗(かてぃん)、Tani Yuukiの6人が「音の雨、言葉は傘、今から君と会う。」のベストソングをセレクト。映秀。本人への親しみがこもったメッセージも合わせて楽しんでほしい。

秋山黄色

秋山黄色

「音の雨、言葉は傘、今から君と会う。」でお気に入りの1曲

「幸せの果てに」
正直本作はどれか1曲というのは難しいですが、俺はこの曲です。
歌唱力と遊び心が調和されているバランスが絶妙です。

映秀。の魅力

泉のような奴だな、と会うたび思います。
大前提ですが、善い人というのは音楽家に向いていません。
“優しい人”ではなくです。
沢山の事柄を表したいなら、時には何かを傷付ける覚悟を持たなければなりません。俺にも音楽を作っているとそんな瞬間があります。
しかし、それは表現を容易にするための言い訳で、
「俺は善いまま書く事から逃げてるだけじゃないか?」と。
何かの為に何かを捨てたのではなく、重い事から逃げただけ、じゃないかと。
映秀。は好奇心で、笑いながらそんな音楽に飛び込みます。
間違いなく“善い奴”なのに、そんなこと微塵も感じさせないくらい
音楽な生物ですね。
あまりにも透き通った水は、陽の光を映すと“青”になるそうです。
そんな景色を体現したような人間とその楽曲。
映秀。ならやってくれるんじゃないか、そう思わせてくれるほど
輝きを掬い取ることに優れたアーティストです。
あと遊ぶ時家まで迎えに来てくれます。

映秀。へメッセージ

スポンジの如く人の話に耳を傾ける奴なので、
変な影響を与えないように時々意図的に距離をおいていますが
今作はやっぱり流石やね。
気が向いたら対バンすべ。

プロフィール

秋山黄色(アキヤマキイロ)

1996年生まれ、栃木県出身のシンガーソングライター。高校1年生のときに初めてオリジナル曲を制作し、2017年12月から宇都宮と東京を中心にライブ活動をスタートさせる。2018年6月に1stシングル「やさぐれカイドー」を配信リリース。最新アルバムは2024年9月リリースの「Good Night Mare」。同年10月から12月にかけて全国ツアー「秋山黄色 NON-REM WALK TOUR」を行った。

かやゆー(ヤングスキニー)

かやゆー(ヤングスキニー)

「音の雨、言葉は傘、今から君と会う。」でお気に入りの1曲

「全部しようぜ」
こういう質問されると音楽の知識がなすぎて毎回薄いことしか言えないんですけど、この曲めっちゃカッコよくて惹かれました。Aメロは特にめっちゃ良かったです。今度マジでヤングスキニーと映秀。で対バンしたら面白そうだからやりたいですね。

映秀。の魅力

音楽が本当に大好きなところがとても素敵です。僕にもたまに急に電話がかかってきて、何かと思ったら、音楽のことだったり、、、音楽の大好きさが伝わってきます。
あと歌うますぎぃー。
僕からしたら、高校生の時からYouTubeで見ていたアーティストだったので、そんな映秀。くんと仲良くしてもらえてるのはめっちゃ嬉しいです。

映秀。へメッセージ

そろぼち飲み行こ。

プロフィール

かやゆー

4ピースバンド・ヤングスキニーのギターボーカル。シンガーソングライターとして活動していたが、SNSでバンドメンバーを募集し、2020年8月にヤングスキニーを結成。2023年2月にリリースした配信シングル「らしく」でビクターエンタテインメント内レーベル・SPEEDSTAR RECORDSよりメジャーデビューした。最新作は2024年10月リリースのフルアルバム「BOY & GIRLS」。2025年5月から7月にかけてライブツアー「老いてもヤングスキニーツアー vol.6」を行う。

斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN、XIIX)

斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN、XIIX)

「音の雨、言葉は傘、今から君と会う。」でお気に入りの1曲

「全部しようぜ」
音と戯れるように歌う彼が大好きなので。

映秀。の魅力

歌唱力の高さ、コミュ力の高さ、好奇心旺盛なところ、魅力をあげたらキリがないけど、1番思うのは「映秀。の本当の魅力は自分だけが知ってるんだ!」って思わせるところにあると思う。
じきにみんなの映秀。になるだろうけど、もう少しだけ俺だけが知ってる映秀。を楽しませてください。

映秀。へメッセージ

いつ対バンする?

プロフィール

斎藤宏介(サイトウコウスケ)

2004年7月に結成された3ピースロックバンド・UNISON SQUARE GARDENのボーカルギター。ユニゾンは2008年7月にシングル「センチメンタルピリオド」でメジャーデビューを果たした。結成20周年記念日となる2024年7月24日に初のベストアルバム「20th ANNIVERSARY BEST SPECIAL BOX『SUB MACHINE, BEST MACHINE』」をリリースし、同日に東京・日本武道館でアニバーサリーライブ「ROCK BAND is fun」を開催。全国各地で精力的なライブ活動を行っている。また、自身の持ち味であるスタイリッシュなサウンドを具現化したバンドXIIX(テントゥエンティ)のボーカルギターとしても活躍。2025年1月にテレビアニメ「マジック・メイカー ~異世界魔法の作り方~」のオープニング主題歌「煌めき」を配信リリースし、3月には1st EP「Border=Border」をリリースする。

崎山蒼志

崎山蒼志

「音の雨、言葉は傘、今から君と会う。」でお気に入りの1曲

「ほどほどにぎゅっとして」
R&Bやゴスペルを感じる、そのグルーヴに身を委ねたくなる楽曲。
多幸感と切なさの煌めき。
詞世界と重なるような2番サビのワウギターの眩しさに、胸がぎゅっとします。

映秀。の魅力

豊かな歌の表情。
一言一言、余韻の残る歌詞。
どこか懐かしいメロディと、新鮮で繊細なサウンド。
しなやかな彼の振る舞い。

映秀。へメッセージ

素晴らしかった!!
今度またゆっくりお茶しよう!

プロフィール

崎山蒼志(サキヤマソウシ)

2002年生まれ、静岡県浜松市出身のシンガーソングライター。2021年1月にアルバム「find fuse in youth」でメジャーデビューを果たす。2023年7月にテレビアニメ「呪術廻戦」「懐玉・玉折」のエンディングテーマ「燈」をリリース。ストリーミング総再生数は1億回を突破している。雑誌「ギター・マガジン」では「崎山蒼志の未知との遭遇」を連載中。文芸雑誌「波」で連載していたエッセイ「ふと、新世界と繋がって」が2025年1月に初の書籍として発行されるなど、独自の言語表現で文芸界からも注目を浴びている。

角野隼斗(かてぃん)

角野隼斗(かてぃん)

「音の雨、言葉は傘、今から君と会う。」でお気に入りの1曲

「youme」
ピアノや弦楽器の美しいボイシングもさることながら、歌と言葉がとてもグッと心に入ってくる。1stアルバムの頃の、いわば感情の発露のような歌い方も好きだったけれど、それよりも一つ一つの言葉を丁寧に紡いでいるような印象を受けて、胸が温かくなりました。

映秀。の魅力

僕が映秀。と出会った時、彼は18歳で僕は24歳でした。彼はいつも音楽や言葉について真剣に考えていて、自分の6歳下とはとても思えないほど俯瞰的で柔軟な視点を持ち合わせていました。知り合って間もなく、彼の家に2週間ほど泊まり、音楽について語り合いました。彼とはいつも音楽の好みが似ていて、僕の数少ない親友のうちの一人です。何度か作品に携わらせてもらったこともありますが、いつも確固たる信念と鮮明なビジョンを持ち、優れた直感と行動力を兼ね備えたアーティストだと思います。

映秀。へメッセージ

アルバムリリースおめでとう! また二郎食べに行こう。

プロフィール

角野隼斗(スミノハヤト)

1995年生まれ、千葉県出身のピアニスト。2018年、東京大学大学院在学中に「ピティナ・ピアノコンペティション」特級グランプリを受賞し、2021年に「ショパン国際ピアノコンクール」でセミファイナリストに輝いた。2020年に1stフルアルバム「HAYATOSM」をリリース。最新作は2024年リリースの世界デビューアルバム「Human Universe」。Cateen(かてぃん)名義でYouTubeチャンネルを運営しており、チャンネル登録者数は140万人を突破。6人組バンドPenthouseのメンバーとしても活動している。

Tani Yuuki

Tani Yuuki

「音の雨、言葉は傘、今から君と会う。」でお気に入りの1曲

「黄色の信号」
とても共感しました。同業だからなのか、、
いやきっと誰しも抱えていると思います。
ただただ、純粋にいい曲だと思いました。
サビの高音とインパクトがたまらないです。
ウィスパーボイスからファルセットまで映秀。くんのいいところが全面に出た曲だと思います。
鳥肌が立ちました。

映秀。の魅力

彼は音楽そのものというか、、
音と遊んでいるようなライブ
彼にしか出せない歌声
文字通り音を楽しんでいる彼の姿は見ていて心躍ります。
僕は彼の独創的な表現が好きです。
が故に伝わりづらい部分があって
彼はそれを理解していて聴き手に寄り添い続けている。
彼の人柄にも滲み出ているそんな優しいところが魅力だと思います。

映秀。へメッセージ

映秀。くんお久しぶりです!
映秀。くんらしく歩んできたアルバム最高でした!
また焼肉行きましょう!

プロフィール

Tani Yuuki(タニユウキ)

1998年生まれ、神奈川県茅ヶ崎出身のシンガーソングライター。配信シングル「Myra」「W/X/Y」がティーンを中心に支持され大ヒット。その優しく切ない歌声と、恋愛に思い悩む日常を描いた歌詞が人気を集めている。2021年12月に初のアルバム「Memories」を配信リリースし、2022年4月にはタワーレコード限定でCD盤を発表。最新作は2024年12月リリースの配信シングル「メニークリスマス」。2025年12月に東京・日本武道館で単独公演を行う。

映秀。

映秀。公演情報

映秀。CLUB QUATTRO TOUR “音の雨、言葉は傘、今から君と会う。”

  • 2025年2月21日(金)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
  • 2025年2月22日(土)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
  • 2025年3月1日(土)東京都 渋谷CLUB QUATTRO

プロフィール

映秀。(エイシュウ)

2002年3月17日生まれのシンガーソングライター。高校時代から作詞作曲を始め、2020年12月に1st EP「別解」、2021年3月に1stアルバム「第壱楽章」をリリース。最新作は2025年1月リリースのアルバム「音の雨、言葉は傘、今から君と会う。」。2月から3月にかけてライブツアー「映秀。CLUB QUATTRO TOUR “音の雨、言葉は傘、今から君と会う。”」を行う。