私立恵比寿中学「トレンディガール」 PR

私立恵比寿中学|令和アイドルが指し示す、これがトレンディ

“開校”(結成)10周年でにぎやかな動きを見せる私立恵比寿中学が、メジャー通算13枚目のシングル「トレンディガール」を6月5日にリリースした。表題曲はメンバー6人が主演を務めるテレビドラマ「神ちゅーんず ~鳴らせ!DTM女子~」の主題歌。作詞および作編曲はエビ中が初めてタッグを組む川谷絵音(ゲスの極み乙女。、indigo la End、ジェニーハイ、ichikoro)によるもので、これまでのエビ中にはなかった新たな一面を引き出している。

新作リリースを控えた春、エビ中がひょんなことから大きく注目を集める出来事があった。新元号「令和」の発表時、その由来となった万葉集の一節が彼女たちの楽曲「梅」で歌われている内容に似ているというのだ。2013年の楽曲が再び脚光を浴び、文字通りの“トレンディガール”となったエビ中。今回の特集ではメンバー6人に最近のホットな話題や新作「トレンディガール」に関する話に加え、メンバーが考える「令和のトレンド予想」も出し合ってもらった。

取材・文 / 臼杵成晃 撮影 / 清水純一

令和アイドル、エビ中

──アルバム「MUSiC」発売時にいろんな話をしてもらったばかりなので(参照:私立恵比寿中学「MUSiC」インタビュー)何を聞いたものかと考えていたのですが……あれからけっこういろいろありましたね。令和フィーバーとか。

星名美怜 びっくりしました。安倍首相がおっしゃってること、なんか聞き覚えあるぞ……って(笑)。

中山莉子

──どういうことだったんですか? 中山さん。

中山莉子 え? 「梅」の歌詞を言えばいいのかな……寒い冬を乗り越えた梅……梅? 2番手? 梅?

小林歌穂 全然わかんない(笑)。

安本彩花 「令和」の由来になっている万葉集の「梅花の歌」が、私たちの楽曲「梅」の歌詞とリンクする部分があって。何年か越しの注目を集めました。

──改元の日には「梅(令和ver.)」のミュージックビデオをアップするなど、行動が早かったですね(参照:私立恵比寿中学「梅(令和ver.)」のMV公開)。

星名 エビ中ファミリー(私立恵比寿中学ファンの呼称)の皆さんが広めてくださったおかげで、エビ中を知らなかった方もMVを観てくださったみたいで。もしかしたら安倍首相も聴いてくださったかも……。

真山りか 実はファミリーだったんじゃないですか?(笑)

星名 私信かな(笑)。来年は「桜を見る会」に呼んでいただけるかもしれない。

柏木ひなた 新しく「梅を見る会」ができるんじゃない?(笑)

安本  「エビ展」前夜祭のとき(参照:エビ中、10周年をお祝いした夜!満員ホールに響いた笑い声と「いやーさかー!」)、せっかく「梅」の作者である前山田健一さんがシークレットゲストで来てくれたのに、「梅」の話を聞くのをすっかり忘れてたんですよね……。

星名 私の子供の頃の話とかしてる場合じゃなかった(笑)。

私立恵比寿中学

友達ができた

──その「エビ展」前夜祭で、安本さんが乃木坂46のライブを観に行った話をされていましたよね。ブログやInstagramなどを見ていても、最近は交流の輪が広がっている印象があって。

安本  乃木坂46の話は実はけっこう前で、寝かせてたエピソードをなぜか今になって話しちゃったんですけど(笑)、確かに交流の輪は広がってるかも。

星名 最近はフェスとかに出させていただく機会が増えて。昔は私たちみんな殻にこもって楽屋から出ない!みたいな感じだったんですけど、何年も活動しているのにこれじゃまずいだろうと。まず「いろんな方と話してみる」という第一歩が踏み出せるようになりました。友達は増えたよね。

真山 結成から10年かかってようやく(笑)。確かに「エビ中は友達ができない」ってネタのようになってたけど、友達ができないんじゃなくて、そもそも作る興味があまりなかったというのが第一にあって。でも私は20歳を越えて芸能1本でやっていくと決めたとき、「友達ができない」を言い訳にして殻にこもっているのはよくないなと思ったんです。「とりあえず人に会ってみよう」というところから始めたら、いつの間にか友達が増えてました。

柏木 昔の真山を知ってたら信じられないよね。毎日幸せそう(笑)。

真山 楽しい楽しい。人、面白い。

一同 あはははは(笑)。

──外の人たちと触れ合うことで、エビ中メンバーの理解が深まるところもある?

真山 それはすごくありますね。外に出ると素が出せなかったりとか、多少自分を作っちゃう部分があるんですよ。どう見られているのか怖くなっちゃって。でもエビ中はそういうのがまったくないから……「エビ中は家族でも友達でもなく、あくまでメンバー同士」と思っていたけど、その「メンバー」という存在がいかに尊いものなのかと感じるようになりました。

星名 あと、ほかのアーティストさんがいろんなことを自主的にやっているのを見て、エビ中は真逆だったな、いろいろやってもらっていたんだなと気付けたところもあって。どれほどありがたい環境でやってきたのかよくわかりました。

真山 うん。それに、もっと私たちも自主的にやれば幅が広がるんじゃないかという可能性も感じるし。刺激になります。莉子も友達いっぱいできたよね。

中山 私は同世代の子が多いです。同い年のアイドルさんとか見てると私とは全然違うなと思うけど。

──柏木さんと小林さんはずっと黙ってますけど……。

小林歌穂

柏木 ……すーっ。

小林 私は家から出ない……。

安本  頑なに出ないもんね(笑)。

小林 出るのは近所のカラオケ屋さんぐらいなんですけど、最近つぶれちゃって……もう外に出る予定がないんですよ。

星名 ひなたも休みのときは「カラオケ行ってる」としか言わないよね。

柏木 うん。外に出てこもる、みたいな。

真山 基本、エビ中が仲いいから、ほっとくと中で完結しちゃうんですよ。そのほうが気楽というのがあったから。でもそれぞれ大人になるにつれ、ちょっとずつ社交的になってきて、それで新しく知る一面も出てきたから楽しいよね。メンバーとの関係性も変わってきた。

星名 でも私たちが知らないメンバーの顔を見たとき、家族の知らない部分を見るような……。

真山 兄弟が友達連れてきたような感じね(笑)。

星名 そうそう。ちょっと照れちゃう(笑)。

エビ中を外から見ると……

──アルバム発売後にはツアーが始まりました。星名さんは体調面を考慮して数曲のみ出演という形ですが、出演していない時間にエビ中を客観的に観るのが面白いとおっしゃってましたね。

星名 はい。ツアー前のリハーサルでは、みんなが「YELL」でピョンピョン跳ねているのを外から観ていたら悲しくなったんです。見慣れたスタジオで、みんなの振りも位置も知っていて、全部歌えるのに……って。でもいつまでもそういう気持ちでいても落ち込む一方だから、見方を変えました。「この際、誰よりもエビ中のことを知っているエビ中ファミリーになろう」って。自分も歌う曲はメンバーとして出るけど、それ以外は楽しんでライブを観ようと気持ちを切り替えてスタートしたんです。ハードなスケジュールの中で5人がフォーメーションを作り直してがんばっている姿を見ているからこそ、それを踏まえたメンバーのステージでの輝き方は、客観的にすごく勉強になりました。

──今回はライブハウスツアーということもあり、ホールでのライブとはお客さんの反応も違いますよね。

星名 そうですね。来てくださる方の心構えも違うと思うので、ちゃんとその場その場で求められるものに合わせていくことは、フェスに出て勝負するときにも生かされるんじゃないかと思います。

左から真山りか、安本彩花、星名美怜。

──客観的な視点で見たからこそのメンバーの知らなかった一面、よかったところ、あるいはダメ出しなどありますか?

星名 エビ中はフォーメーションが変わっていくところが魅力の1つなんだなって。初期の頃は大人数だったからいろんなパターンがあったけど、6人だと動きもある程度限られているんです。そんな中でも、立体的に見える「春の嵐」なんてどの角度から見ても惹かれるものがあって。あと、お客さんの煽り方もテンポ感が大事だなと思いました。今回のツアーは「夏フェスシーズンまでにうまい煽り方を身に付ける」というのが1つの課題で。タイミングやテンポ感をちゃんと決めたほうが、きっちり熱量を返してもらえる感じがします。

真山 今回のツアーはあえてセットリストを変えずにやってるんですよ。なので毎回やってみて「ここがダメだった」「ここはよかった」と考えながら修正していくように。

柏木 どんどん更新されていく感はあるよね。エビ中は今までツアーも毎回変化を加えるようにしていたから、中身を変えずにやるのは意外と初の試みで。

真山 1回だけのライブやフェスではできないことなので、会場ごとの盛り上がり方を楽しみながらも次につながるように考えてますね。