勇者ぱる、まもの使いひらほー、僧侶はるはる……冒険を終えて
──今日はHD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」を楽しんでいただきましたが……とにかく3人のリアクションが大きいことに驚きました。セリフに対して逐一反応していてなかなか進まない(笑)。みんなで集まってゲームをやるときはいつもあんな感じなんですか?
平尾帆夏 そうですね。ワーワーしゃべりながら楽しんでます。
山口陽世 ワーキャーワーキャー言いながら(笑)。
──山口さんと山下さんは「ドラゴンクエスト」シリーズ自体初体験とのことですが、実際にプレイしてみていかがでしたか?
山下葉留花 めっちゃ楽しかったです!
山口 私はRPGをあまりやらないので、どういう感じで進めるのかもよく知らなかったんですけど、町の人に話しかけるとどこに行けばいいかヒントをくれるからわかりやすくて。初心者にも向いているゲームなのかなと思いました。
山下 説明の部分とか、ほかのゲームだとパパパパッと飛ばしちゃうんですけど、ドラクエは何度も読みたくなるくらい面白い書き方で、その中に大事な説明があったりして。ストーリーも自分の世界に入り込めるし、細かいところがもっと知りたくなって……早く続きがやりたいです(笑)。
──短時間ながら2人ともちゃんとドラクエならではのよさにハマっているようで。
平尾 うれしい。普段ドラクエは1人で黙々とプレイすることが多いので、誰かと一緒にプレイするとストーリーにより入り込んで盛り上がれるなと思いました。モンスターとの戦い方も、正解がないから「ここはこうだと思う」と意見を出し合ったりして、こういう楽しみ方もあるんだなって。
山口 私はたぶんこうやってみんなでプレイしたほうがいい。1人だとガンガン進んじゃうから。ひらほーみたいに「ちゃんとここ見て!」って教えてくれる人がいないとすぐ終わっちゃう。
──ストーリーやバトルはもちろんのこと、フィールドや町のグラフィックにも驚きの声を上げていましたよね。
山口 めちゃめちゃきれいですよね。リアルだけどリアルすぎない、ゲーム感のある見た目で、ゲーム好きの私としてはワクワクします。
平尾 私は「DQIX」とか「DQXオンライン」とか3Dになってからの「ドラゴンクエスト」シリーズを本格的にやってきたタイプなので、HD-2Dという、初めて見る新鮮なグラフィックに驚きました。
──今日はオープニングから次の町まで、イシスのピラミッドダンジョン、ジパングとおろちの洞窟、3つのシーンを体験してもらいましたが、印象に残った場面は?
山下 やっぱり最後にやったジパングのラストの衝撃が……。この驚きを早くみんなと共有したいです。
──イシスでは山下さんが「すごい! あの、昔の方々」と名前が出てこないまま盛り上がってましたけど、様子を見ていたスタッフ全員おそらく頭の中で「スフィンクス……」とツッコんでましたね(笑)。
山下 あー、スフィンクス! それです(笑)。勉強にもなりますね。
山口 私たち、知らないことが多いからね(笑)。
魔法使い、盗賊、賢者……日向坂46メンバーなら誰?
──友達で集まってプレイするときなど、今日のように仲間のキャラクターに自分たちの名前を入れてプレイすると思い入れが一段と深まりそうですね。
平尾 確かに。私は初めてでした。「DQXI」では仲間のキャラクターが決まっていて、それをどう使うかという面白さだったけど、「DQIII」は名前も職業も性格も自分で選べて、より感情移入しやすいですね。
──「ひらほー」「ぱる」「はるはる」だからバトルシーンも真剣でしたよね。ぱるが死んだときは大変でしたけど(笑)。
平尾 ごめんなさい!(笑)
山口 棺桶になっちゃいましたけど(笑)、生き返ったときの喜びがすごかったです。
──生き返る確率も低く、生き返ってもHPが1しかないというギャンブル要素の強いザオを何度も唱えるという。今日一番の盛り上がりでした。
山下 あんなに祈ったことなかった(笑)。
──仲間キャラ選択では、山下さんの職業決めの際に平尾さんの「はるはるは僧侶だと思う」というひと言で決定していましたけど、なぜ山下さんは僧侶に?
山下 なんでなんですかね?
平尾 印象で言うと遊び人の要素もありますけど(笑)、普段の生活でもホイミ的なことをしてくれがちなので。
山下 みんなを守れてよかった。
平尾 初登場の職業に興味があったから今日は私がまもの使いにならせてもらいましたけど、陽世さんこそまもの使いのイメージです。誰とでも仲よくなれる人だから、魔物だろうとすぐ手懐けるんじゃないかなって。
──髙橋未来虹さんの職業は満場一致で武闘家でしたね。
山口 みくにんは絶対武闘家ですよね。体育会系だし。
平尾 武器とかいらない、パンチ!みたいな。
──今日パーティに選ばなかった職業をほかの日向坂46メンバーに当てはめるとしたら?
平尾 今日選んでない職業だと……魔法使い? いろんな魔法を覚えて攻撃するタイプですね。
山口 (佐々木)美玲さんかなあ。
平尾 ああー、っぽいです!
山口 その場にいるだけでみんなを明るくできるような方なので。
山下 パパッと呪文が使えそう。
──遊び人はパブリックイメージだと富田鈴花さんあたりがパリピキャラとして選ばれそうですけど。
平尾 遊び人はバトル中に遊んじゃったりするんですけど(笑)、転職してすっごい強い賢者になれるんですよ。
山口 育てていくと強くなるんだ。
──盗賊は探索に役立つ呪文が使えたり、モンスターからアイテムを盗んだりできます。
平尾 誰だろう……ひなさん(河田陽菜)? お宝とかフッと見つけちゃいそうなイメージ。
──賢者は誰でしょう。
山口 キャプテン。
山下 あー、(佐々木)久美さん。
平尾 久美さんは賢者ですねー。
「ドラゴンクエスト」に惹かれるポイントは?
──この特集ではヒャダインさん、風間俊介さんという筋金入りのドラクエファンにもお話を聞いています。今回は初体験のメンバーもいらっしゃる日向坂46の皆さんということで、ぜひ「ドラゴンクエスト」のここに惹かれる!というポイントを教えてください。
平尾 かわいいモンスターがめっちゃいる! 今日はゴツめのモンスターが多かったですけど(笑)、スライムはもちろんかわいいし、今日私が着てきたTシャツに付いてるモーモンとか、すっごいかわいいんですよ。
──推しモンスター探しができると。
平尾 はい。あと、私がプレイした作品だとかわいい装備とかもいっぱいあって。着せ替え的な要素があるのも、私がドラクエにハマったきっかけの1つなんです。
山口 今日のプレイでは、キャラクターの職業を選ぶのも面白かったけど、髪色とか声を選んだりするのが楽しかったよね。
──ルイーダの酒場での仲間選びからいきなり盛り上がってましたよね。
山口 そこでたっぷり時間をかけちゃいそう(笑)。あと性格診断も楽しいですね。より自分を投影できると言いますか。
平尾 ドラクエはストーリーにもキュンとする部分がいっぱいあるんですよ。
山下 いいなあー。気になる。
平尾 そこは女の子も楽しめると思いますし、「III」はどんなストーリーになっているのか、発売日が待ち遠しいです。
──それでは最後に、ひと言ずつお願いします。
山下 ボス級のモンスターをどうやって倒すか、私たちはじっくり戦略を練ってやりましたけど、戦略を練ることによって仲が深まりますね。回復にも呪文を使ったりやくそうを使ったり、いろんなバリエーションがあるじゃないですか。頭を使ってみんなで考えて戦うのが楽しかったです。
山口 苦戦したボスキャラをレベルアップして簡単に倒せるようになったら楽しいだろうし、いろんなアイテムを手に入れたり、やり込み要素がたくさんありますよね。謎解きの要素もあったりして、今日プレイした場面だけでも細かい設定がこんなにあるんだ!と初めて知って、すごく魅力的だなと思いました。
平尾 「ドラゴンクエスト」には長い歴史があるから、「今から始めていいのかな」と敷居を高く感じてしまう人もいるかもしれませんけど、どの作品から入っても楽しめるし、特にこの「III」は初めての方向けに作られている要素がいっぱいあるんじゃないかと思います。今日の2人のリアクションを見ても思いましたけど、初めての人でも絶対にハマれると思うので、ぜひこの機会にプレイしてみてほしいです。
プロフィール
日向坂46(ヒナタザカフォーティーシックス)
2015年に秋元康プロデュースによる欅坂46のアンダーグループ・けやき坂46として、長濱ねるを中心とするメンバー12人で活動開始。2018年6月に、けやき坂46名義で1stアルバム「走り出す瞬間」を発表。2018年に三期生が加入し、2019年2月には、けやき坂46から日向坂46へグループ名を改名した。同年3月に1stシングル「キュン」を発表し、この曲で年末の「NHK紅白歌合戦」に初出場。以降コンスタントに作品をリリースし、2022年3月にはグループ結成時からの目標であった東京・東京ドームでのワンマンライブ「3周年記念 MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~」を成功させた。2023年11月に2枚目のオリジナルアルバム「脈打つ感情」を発表。2024年5月にリリースされた通算11枚目のシングル「君はハニーデュー」では日向坂46にとって初の選抜制度が導入され、選抜メンバー16人が表題曲を歌唱し、選抜メンバー以外で構成された12人は“ひらがなひなた”ひなた坂46として7月に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて、ひなた坂46による初の単独公演「11th Single ひなた坂46 LIVE」を開催した。9月には宮崎・ひなた宮崎県総合運動公園 ひなたサンマリンスタジアム宮崎にて、コンサートのみならず運動公園全体を使ってさまざまな企画を行うイベント「ひなたフェス2024」を開催し、通算12枚目のシングル「絶対的第六感」をリリースした。