12. 皿に走れ!!!!

RYUJI　来ましたよ。俺これゴリ押しですね。アルバム内で一番！

TAKUMI　天才曲ですね。

MASAKI　今までのシングルのタイトル曲が歌詞に違和感なく入ってる。

RYUJI　最初に聴かせてもらったときはスタッフさんからなんも言われなかったんですよ。「変顔でバイバイ!!」までちゃんと入ってるところが俺は感動しました！

MASAKI　「変顔でバイバイ!!」の使い方がカッコいいよね。「“後悔”なんかとは変顔でバイバイだ!!」ってすごい好きな歌詞です。

RYUJI　あと落ちサビの詞がいいですねこれ。「多大な負を抱えた 時代を生きてく命」。「いのち」じゃなくて「めい」っていう。

To-i　「めい」って読むのがいいよね。

RYUJI　抱えてるよ、多大な負を。

To-i　しかもトラックがほんっとにカッコいいんですよこの曲！ ギターのリフもカッコいいし、ドラムもカッコいい。

──これはスターダストプロモーションのグループに受け継がれている、いわゆる「走れ」シリーズになるんでしょうか？

TAKUMI　はい。やっときました、DISH//に。

RYUJI　DISH//初。来たー！って感じだよね（笑）。

To-i　ビックリマークは4個ついてます。

TAKUMI　これ4人分ってことなのかな？

13. 夢旅

──ライブではすでにおなじみの曲で、今回待望の音源化となりますね。

To-i　大事なライブでこの曲を歌うとき、「僕らギター弾くから歌ってよ」のフレーズでいつも感動する。胸がグッ！って。

RYUJI　鳥肌立つよね。

TAKUMI　ほんとに僕らのことを歌った歌詞で。「北から南へ走り」とか、日本縦断の旅のことなんで。

MASAKI　歌ってると走馬灯のような感じで、今までの振り返り映像がバッて出てくるような曲ですね。

ボーナストラック：また明日。

──初回限定盤のみボーナストラックとしてメンバー作詞作曲の「また明日。」が収録されます。MASAKIくんのソロインタビュー（参照：DISH//「変顔でバイバイ!!」特集 MASAKIソロインタビュー）のとき、ラップ部分はRYUJIくんとTo-iくんがそれぞれ歌詞を書いたと言っていましたね。

MASAKI　そうですね。でもラップのメロディってどう付けたらいいのかわかんなくて、メロディは付けずにコードだけ作って渡したんですよ。

RYUJI　びっくりしちゃったもん、俺。ラップ8小節って言われて。長い！（笑） でも韻を踏む楽しさを初めて味わった。

To-i　エンジニアさんと、ラップの先生に「こういう韻を踏んだらキレイに聞こえるよ」「こういうリズムがあるよ」っていうのを教えてもらって。その上で俺らの案と、先生のアドバイスを組み合わせて作りましたね。

──具体的にどう組み立てていったか教えてもらえますか？

To-i　例えば「いかない日々」と「Please give me」っていうのを踏んでるんですけど。「いかない日々」って詞を入れたいと思ったら「いああいいい」みたいに母音で探して、「Please give me」っていうフレーズに決めたらそれに合うような詞を足して……みたいな感じで1つずつ作っていきました。あとは書きたいことをまずバーッと書いちゃって、そこから探して韻を踏んでみたり。いろんな方法でやったよね。

RYUJI　僕はまずひたすら4人の思い出とかを書いていって、それを集めて文章を作ったんですよ。で、1文のケツか頭で韻を踏む言葉を探して。なんかパズルしてる気分でした。

TAKUMI　僕も先生がいるんですけど、実は前にその先生と1曲詞を書いたことがあって。だから今回はほぼ任せてもらって、自分でイチから書きました。僕はパズルっていうよりは連想ゲームみたいなやり方でしたね。この曲はこういうイメージで、最後はこういう感じでっていうのをまず想像して、それに合う単語をつなげていって。作ったのをみんなに聴かせるのがめっちゃ緊張した（笑）。

To-i　（笑）。ラップと、メロと、歌詞の部屋に分かれて作ってたんですよね。途中でメロの詞がどんな感じか知りたくて「TAKUMI、1回見せてよ」つったら、TAKUMIが部屋に来て「ちょっと恥ずかしいけど……」って照れながら（笑）。

RYUJI　あまりにも内容がズレすぎないように、いいとこまでいったら報告してましたね。大枠は決めてましたけど、最終的に合体させたときに言ってることがバラバラだったら悲しいじゃないですか。でもそういうことはなかったよね。

TAKUMI　そう、ピッタリだったんだよね。

RYUJI　さすがだなって思いました。思ってることも書く内容も4人同じで。

MASAKI　みんなが書いた歌詞をもらって曲にはめるときも、歌詞に合わせてメロの譜割りを変えたりもしました。みんないい言葉を持ってましたね。

2015年の抱負

──このアルバムが2015年第1弾作品となるわけですが、今年はどんな年にしていきましょうか。

TAKUMI　武道館、アルバムときて1月からほんとにいいスタートを切ってるので、2016年までこの勢いを絶やさず、このまま突き進んでいきたいですね。新たな目標に向かってメンバーとスラッシャーとスタッフさんで歩んでいけたらいいなと。2015年の終わりにはまた「濃い1年だったなあ」って言えてるようにがんばります。

MASAKI　あとはもっと自分たちが音楽制作に携わったり、自分たちの曲でシングルをリリースしたりしてみたいなと思います。ダンスとか歌、楽器だけで勝負できるようにもなれたらいいなと。

TAKUMI　インパクトじゃなく（笑）。

To-i　いや、インパクトは持っとこうぜ（笑）。俺金髪やめちゃうよ？ インパクト重視しないんだったら（笑）。

MASAKI　インパクトもありつつね。

RYUJI　内容もそれに劣らないくらいのね。

To-i　2015年は飛躍の年にします！ 10代の吸収力はすごいっていうからね。

MASAKI　（To-iに向かって）今年の10月には10代じゃなくなっちゃうけどね。

TAKUMI　君だけ徐々に吸収できなくなっちゃう。

RYUJI　俺らはまだまだ成長するから（笑）。