太陽とシスコムーン×フィロソフィーのダンス|家系図たどればつながっている?好相性ツーマン実現 (3/3)

白熱!コラボ会議

──今回はコラボやカバーを披露するコーナーがあると期待してよいのかなと思いますが、フィロのスから「この曲を太陽とシスコムーンに歌ってもらったら面白そうだ」という曲はありますか?

稲葉 それ! ご本人たちから教わりたかったんです。

信田 数多くの曲をお持ちですし、メンバーさんが「これがいいなあ」と言っていただけると私たちもすごく選びやすくなるので。

信田美帆(太陽とシスコムーン)

信田美帆(太陽とシスコムーン)

奥津 そう言われてパッと思いついたのは「ニュー・アタラクシア」。ラテンっぽいサウンドの曲があるんです。この曲を太シスさんが歌う姿を想像したら……ニチョニチョ笑えてきました(笑)。

信田 最初に言っておくけれど、早口の曲なら私はムリですので(笑)。

奥津 大丈夫です! 絶対にカッコいい曲になると思います。あとは、「バッド・パラダイム」という曲も太シスさんっぽいなあと思っていて。サビの最後に「Ah~」と大人っぽく歌う箇所があるのですが、そこをもう「アッアァ~~ン~~!」くらいの感じで歌ってもらいたいんです。

信田稲葉小湊 アハハハ!

奥津 本場の“オトナ”を見たい。それが聴けたらもうヤバすぎです!

稲葉 ウチら、自分たちをセクシーだと思って歌っていないんだけれどね(笑)。理想の「Ah~」を歌えるかしら?

稲葉貴子(太陽とシスコムーン)

稲葉貴子(太陽とシスコムーン)

小湊 それね。個人的には「バイタル・テンプテーション」がいいなあって。

日向 ……それ、今まさに提案しようと思っていました‼

小湊 ライブ盤(「ダンス・オア・ダンス」)を聴いてみたら、皆さんと一緒に歌う光景がパッと想像できたんです。特にコール&レスポンスのパート、みんなでやったらすごく盛り上がりそうだなあって。

日向 私たちの中でもファンク色が一番濃い曲なので、皆さんの歌でケチョンケチョンにしていただきたいんですよ。

──フィロのスのお二人は先ほどから「ケチョンケチョン」「圧倒されたい」と話していますが、まるで太陽とシスコムーンに叩きのめされたくて仕方ないように映ります(笑)。

日向 はい。もう、ぶっ潰されたいんです! 徹底的にぶっ潰されて「私なんて、本当にまだまだの人間なんだなあ」と改めて気付かされ、前に進む日にしたいんです!

奥津 そうそう、思いきり食らって倒れたい。

小湊 ドMスタイルねえ(笑)。

小湊美和(太陽とシスコムーン)

小湊美和(太陽とシスコムーン)

稲葉 私たちにとってもチャレンジな1日になるよね。

小湊 「こんなもんか」って思われるのはイヤだしね!

稲葉 お客さんには「やっぱ、よかった!」と思って帰ってもらいたいし。だから、いろいろ言ってほしいよね。「そこ、違いますよ」って。

信田 「信田さん、さっきから言っているじゃないですか! これじゃあリズムが遅れていますよね!」って。

奥津日向 アハハハ!

小湊 思ったことは言ってほしいの。私たちだってカッコいいと思ってもらいたいし、フィロのスさんをカッコいいと思いたいから。

日向 もうすでにカッコいいんです! カッコいいと思っているので!

──2組が並んでフロアを圧倒する光景、すでにこのやりとりで目に浮かんできましたよ。

小湊 そうだとうれしい。決まった以上は、早く練習して詰めていかないと。

稲葉 そうそう、覚えるのに時間かかるから。

信田 脳を活性化させないとスイッチが入らないの。特に私は2人と比べて歌の覚えが遅いから、早めにリハーサルしないとね。

日向 けど、その分クルクルッ!と回っていらっしゃいますから。

フィロソフィーのダンスの日向ハル(左)と奥津マリリ(右)。

フィロソフィーのダンスの日向ハル(左)と奥津マリリ(右)。

信田 もう回れないのよ~。膝の後遺症がねえ……(笑)。

日向 そうなんですか⁉ 私、信田さんからアクロバットを教わりたかったんですよ。大人になってから振付で覚えた側転ができるようになったので、いつか1段階上のもの……バック転とかができたらいいなと思っているんです。

信田 側転からバック転はもう2段階上だなあ。まずは蹴る力や体幹とか、どんな体質なのかを見てみないと。ブリッジにしても背中を痛めればストップだし……ツーマン前に見てみましょうか?

日向 いいんですか⁉ 叶ったー! 信田先生、よろしくお願いいたします!

クイズ「太シスで一番お酒が飲める人は?」

──このライブを通じてはもちろん、終わったあと打ち上げも開催されたら、より絆が深まりそうですね。

小湊 打ち上げ、いいんですか⁉ (主催者のほうを向き)ご馳走様です!

稲葉 お二人とも飲むタイプですか?

奥津 ……私たちはだいぶ飲むほうです(笑)。

フィロソフィーのダンスの日向ハル(左)と奥津マリリ(右)。

フィロソフィーのダンスの日向ハル(左)と奥津マリリ(右)。

日向 今日、お三方に飲むお酒の順番について聞いてみたかったんですよ。何から1杯目が始まって、今日はしこたま飲むぞというときの1杯はコレ!というのを教えていただきたいんです。

小湊 その前に1つクイズね。この3人の中で酒が強いの誰だと思う? 顔で判断して?

奥津 えー? 信田さん……? 正直、皆さん酒豪にしか見えません。

日向 「絶対に水は飲みません。ステージドリンクは日本酒!」みたいな。

小湊 まあ全員、酒豪顔よね(笑)。正解はまず……(信田を指し)ノンアルです。

太陽とシスコムーン

太陽とシスコムーン

奥津日向 ええっ⁉

奥津 失礼ながら、いくらでもイケそうだなあって思っていました。

信田 もともとお酒の味が好きじゃないのもあって、1滴も飲めないの。いつもウーロンハイのハイ抜きを頼んでいます。しかもホット。

小湊 次が稲葉さん、かわいい酒止まりです。

日向 梅酒とかカシオレですか?

信田 そうなの。毎日スナックに通ってそうに見えるのにね(笑)。

稲葉 まったく飲まないくせに、人のことよく言うよ!(笑)

小湊 それで最後の私は……まあ、底なしだよね。

奥津日向 キャァ~ッ! ワァ~‼(立ち上がり小湊と3人で抱き合う)

稲葉 急に距離が縮まった!(笑)

──1杯も飲んでいないのにこの盛り上がり! ちなみにフィロソフィーのダンスで、お酒が飲めないのは?

奥津 私たち以外の3人(佐藤まりあ、木葭のの、香山ななこ)は、ほぼ飲めません。

信田 では、お三方と私で「飲まない団」を結成しましょう。

日向 席は飲めない人から飲める人への、グラデーション順で並ぶとかどうでしょう?

稲葉 私を真ん中に置いて、そこから並べていくとわかりやすいかもね。

奥津 じゃあ、私たちから1、2杯は飲める子をお隣にご用意いたします。

──打ち上げの話が一番具体的な内容になっていますね(笑)。

小湊 ほら、ご褒美があれば余計に燃えるものですから。お酒というニンジンを目の前にぶら下げれば、私たち全力で走りますよ。

奥津 ビール! ビール!

太陽とシスコムーンとフィロソフィーのダンス。
太陽とシスコムーンとフィロソフィーのダンス。

誰も置いていかない、楽しくて忘れられない1ページになるライブに

──最後に、この競演を楽しみにしているファンの方へのメッセージを2組からいただけますでしょうか。

日向 私たちを好きな人は絶対に太シスさんが大好きだし、太シスさんが大好きな方は私たちを好きになっていただけると私は信じているんです。お互いのファンにぶっ刺さる自信にあふれまくっているので、楽しいことは大前提。なので「俺が、私が一番楽しむんだ!」の気持ちで来ていただきたいです。私もこのツーマンを通じて、たくさん吸収しながら相乗効果で、duo MUSIC EXCHANGEの柱越しになぜか私が見えるくらい……なんなら柱をぶち壊す勢いでライブするので、誰ひとり置いていかない楽しいダンスフロアにしたいなと思います。

信田 私たちは……がんばります。

一同 アハハハ!

太陽とシスコムーンとフィロソフィーのダンス。

──このシンプルさが、奥行きを感じさせますね。

信田 25周年以降、歌う機会がいっぱいあったけれど、私たちは普段、それぞれ違う仕事をしていて。人前で歌うのは「太陽とシスコムーンの私」の瞬間だけなんです。だから、フィロのスさんと混ざり合ったときの私たちがどうなるか? どう映るのか? 普段のシスコムーンじゃない私たちが出てくるのではと想像するだけで、すごくドキドキで楽しみ。よく言うのですが、私にとっての太陽とシスコムーンは「青春の1ページ」。この1ページを、ありがたいことに今もどんどん更新していて、今度はまさかのツーマンで新たな1ページが更新されるわけです。この1ページの中身がどうなるか? それは観に来ていただいた皆さん次第。

稲葉 本当だね。

信田 私たちも最高の1ページにしたいですし、皆さんにとっても忘れられない1ページにしていただけたらうれしいですね。ぜひ、よろしくお願いします。

稲葉小湊 押忍!

奥津日向 (静かに目を閉じ拍手)

景気付けに円陣を組むフィロシス。

景気付けに円陣を組むフィロシス。

公演情報

ライブナタリー “太陽とシスコムーン × フィロソフィーのダンス”

「ライブナタリー “太陽とシスコムーン × フィロソフィーのダンス”」

2026年2月11日(水・祝)東京都 渋谷duo MUSIC EXCHANGE
[昼公演]OPEN 13:15 / START 14:00
[夜公演]OPEN 18:15 / START 19:00

<出演者>
太陽とシスコムーン / フィロソフィーのダンス

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プロフィール

太陽とシスコムーン(タイヨウトシスコムーン)

モーニング娘。やCHEMISTRYを輩出したテレビ東京のバラエティ番組「ASAYAN」のオーディション企画「つんくプロデュース芸能人新ユニットオーディション」から誕生したボーカルグループ。オーディション合格者の稲葉貴子、小湊美和、信田美帆、RuRuの4人により、太陽とシスコムーンの名で1999年4月にシングル「月と太陽」でデビューを果たす。その後も6月に「ガタメキラ」、7月に「宇宙でLa Ta Ta」、8月に「Everyday Everywhere」、9月に「Magic of Love」、10月に1stアルバム「Taiyo & Ciscomoon 1」とハイペースで作品をリリースし、個性の強い楽曲と確かな歌唱力で人気を博した。2000年3月、7枚目のシングル「DON'T STOP 恋愛中」リリース時に突然グループ名をT&Cボンバーに改名し、同年9月には2ndアルバム「2nd STAGE」をリリースしたが、10月に行われたコンサートをもってグループは解散。わずか1年半という短い活動期間に大きなインパクトを残した。2009年1月、ベストアルバム「太陽とシスコムーン / T&Cボンバー メガベスト」の発売を機に、中国へ帰国したRuRuを除く3名で再集結し、メロン記念日のライブ企画「MELON GREETING」にゲスト出演。以降はハロー!プロジェクトのイベントなどで時折パフォーマンスを披露していたが、グループ結成25周年を迎えた2024年に本格的に再始動した。

フィロソフィーのダンス

奥津マリリ、佐藤まりあ、日向ハル、木葭のの、香山ななこの5人からなるアイドルグループ。“音楽性にはコンテンポラリーなファンク、R&Bの要素を取り入れ、歌詞には哲学的なメッセージを込める”というコンセプトのもと、2015年に加茂啓太郎のプロデュースにより活動を開始した。2021年11月に十束おとはが卒業し、新メンバー“中途採用”オーディションの合格者である木葭と香山を迎えて現体制に。2024年3月には5人体制で初のフルアルバム「NEW BERRY」を発表した。最新作は2025年12月に発売された広瀬香美プロデュースによる11thシングル「ゲレンデ・ファンキー・ラブ」。