──ちなみに、超特急のメンバーを1つの家族とするならどういった役割分担になりますか？

タクヤ　コーイチがお父さんだと家庭崩壊しそうだなあ。

ユースケ　だってお母さんのこと家に入れないんでしょ？ それヤバいよ。誰も家に入れないんだよ？

一同　あはははは！（笑）

タクヤ　やっぱお父さんはリョウガで！

ユーキ　お母さんはタカシ！

──それぞれの理由を聞かせてもらえますか？

タクヤ　リョウガは紳士で優しいんで、子供のわがままをなんでも聞いてくれそう。けど怒るときにはちゃんと怒るし。

ユーキ　タカシは人のために何かをするのがすごく好きなんで、家事とかも積極的にやりそうだなって。

リョウガ　めっちゃ気合い入れてごはん作ってくれそうだよね。弁当とかも毎日絶対作ってくれる。

カイ　それって幸せだよね。キャラ弁？（笑）

タカシ　カイの弁当やったら、カイの好きなピカチュウが“やでポーズ”（タカシの決めポーズ）してるやつ出したるからな。

カイ　うわあ。そこはピカチュウだけでいいなあー！

──ほかのメンバーについてはどうですか？

カイ　ちょっと夫婦で決めてよ。2人が結婚したら、どの順番で誰を産むか（笑）。

タカシ　（突然笑い出して）あんな、俺な、ユーキがおじいちゃんにしか思えへん！ さっきの「身こなし」発言とか……。

タクヤ　ああ、ドジなところがね！

コーイチ　ツッコんだらむっちゃキレるとことかな、確かに江戸っ子のおじいちゃんぽいな（笑）。

タカシ　俺のおじいちゃんとめっちゃ通ずるとこあんねん。俺のおじいちゃんな、「線香花火あげるわ」ってくれんねんけど、それが線香花火やなくて誕生日ケーキに付いてくる細長いローソクやったりするからさ。ユーキってそういう感じやん。

ユーキ　……違うわ！ あーもう、おじいちゃんになっちゃいました（笑）。

リョウガ　カイは長男ぽいよな。下の子たちとゲームとかしてあげそうだし。勉強も見てあげるでしょ。

コーイチ　ユースケは次男やな。

ユースケ　はい、次男です。やった！

ユーキ　なんか役割決まってない人が勝手に決めてますけど！

コーイチ　で、タクヤが3番目の長女。

ユーキ　最後の人はどうします？

コーイチ　俺さ、「あいつ今何してんねやろ」って思われるような、年の離れたお兄ちゃんっぽくない？ 5年に1度くらいふらーっとやって来る、迷惑な親戚（笑）。

一同　あはははは！（笑）

リョウガ　それだったらタカシママのお兄ちゃんかなあ。気付いたら家に居座ってるんでしょ？（笑）

カイ　それで長女タクヤにすげー文句言われるのね。

リョウガ　「おじちゃんなんでいんの？ 平日の昼間だよ？」って。

一同　あはははは！（笑）

──では、次はカップリング曲について聞かせてください。「OVER DRIVE」は昨年の国立代々木競技場第一体育館でのクリスマスワンマンで初披露された曲です。

ユーキ　この曲は疾走感があって、まさに青春！って感じです。「立ち止まってる暇があるんだったら突き進もうぜ」っていうメッセージが込められてて。例えば部活とかで、この課題を突破しようぜとか、優勝しようぜっていうような目標があるときにこの曲を聴いたら、きっと励みになると思います。僕は「がんばりよ！」って思いながら踊ってる。

──「Turn Up」はコーイチさんのラップをフィーチャーしたヒップホップですね。

コーイチ　この曲のラップは“ノリ命”だと思ったから「自分カッコいいぜ、イケてる」って思うスイッチを入れてレコーディングしました。あとから「なんであんなことしたんやろ」って後悔したんですけど（笑）、でもそれぐらいの雰囲気が僕のラップから伝わってくれたらなって思います。こんなにヒップホップ色が強い曲は初めてですね。あと、さんざんラップで押したあとにDメロでロック調になっていくところがいい。ただのヒップホップじゃないっていうか。曲の中に緩急があるし、聴いてて全然飽きないです。

──そして「Synchronism」は、3月から始まる全国ツアーのテーマ曲になっています。去年の夏ツアーのテーマ曲「fanfare」とはまた違った感動を呼びそうな、壮大なナンバーですね。

ユースケ　この曲、初めて聴いたときはすごい感動しました。なんか、僕の中では携帯電話のCMで流れてるようなイメージで。

カイ　それちょっとわかる（笑）。いつもつながってるよってね。

ユースケ　ツアーのテーマ曲でもあるし、僕らが8号車さんとつながるにはもってこいの曲だなって。本当に「fanfare」とは違った感動を届けられるんじゃないかなって思います。

──こうしてみると、まったく個性の異なる4曲がそろっていますね。

タクヤ　超特急の曲のよさって、曲の世界観に何1つ被りがないところだと思うんです。どの曲を取っても表題曲になるくらいに個性がしっかりあるんですよね。どれも作り手の方がすごく愛を持って作ってくださった曲で、その愛を僕たちも同じように持っているから、お客さんにも絶対に伝わると思ってる。本当に、“どんなものにもなれる”僕たちをもっとたくさんの方に観てほしいなって思ってます。