言葉遊びがポイント
──リード以外の新録曲も盛りだくさんです。「more rain」はかなり情熱的なナンバーですね。
SHOW そうですね。スパニッシュの要素があって、今までの曲で言うと「HONEY」(2024年リリースのミニアルバム「UtopiiA」収録)が一番近いのかな。たぶん新曲の中で一番攻めた雰囲気の曲だと思います。一番ライブ映えを意識した楽曲というか。
SEIYA この曲は「Koi to me」(2023年リリースのアルバム「BRiLLiANT」収録)のような言葉遊びがポイントなんですよ。
FUMINORI 空耳を意識した歌詞になっています。
SEIYA 「理性 No return」が「セニョリータ」に聞こえたり。
SHOW 「Ah more rain」で「アモーレ」に聞こえるように歌ったり。
MORRIE 俺が歌ってるサビ、なんて聞こえるか知ってる?
KEVIN 「You gotta know ステップでin the night Uh Dance!」のところ?
MORRIE この言葉の並びで「優雅なステップで誘うダンス」と歌ってるんですよ。
FUMINORI 歌詞は英語なのに、完全に日本語に聞こえる。すごいわ。
──歌詞カードを見ながら聴くのも楽しそうですね。同じくスパニッシュの要素がある「HONEY」のパフォーマンスがけっこう攻めているので、この曲の振付もどうなるか楽しみです。
FUMINORI 「HONEY」の情熱に、さらに汗を足した感じになりそうですね。
KEVIN 確かに。湿度高めになりそうだね。
成長した僕たちは
──4曲目の「青炎」は「Magic」や「Glow Gold」でおなじみのUTAさんによる作曲ですが、今までのどの提供曲とも雰囲気が違って、BUDDiiSの新境地を感じます。
KEVIN 「青炎」は構成が面白い楽曲なので、聴いていて「お?」となるポイントが何個もあると思います。キーの高低差にカオス感があるし、まさに青い炎のような、すごく高温ではあるけど静かに燃えているような雰囲気をまとった曲。UTAさんの才能が怖いです。
FUMINORI 本当にそう。
KEVIN 実は、この曲のデモは去年の夏ぐらいから聴いていたんです。当時からすごい曲だなと思っていたので、形になったのがうれしいです。ただ、レコーディングがちょっと難しすぎて(笑)。
SHOW 難しかった……。
KEVIN カラオケの音程バーがすごいことになるよね、この曲。
TAKUYA 確かに(笑)。
──皆さんの歌唱スキルありきでしょうし、それこそ5年半の積み重ねがあるからこその曲なのかもしれないですね。
KEVIN ですね。ただ、ライブで歌うときは緊張すると思います(笑)。
──そして、6曲目に収録されているのがJUNEさん、Ryumei Odagiさんの提供曲である「Season To Bloom」です。
SEIYA 最高。
FUMINORI デビュー曲の「CLICK ME」を提供してくださったJUNEさんがこの「Season To Bloom」を作ってくれたんですが、歌詞から僕らの成長を感じ取ってもらえると思います。「CLICK ME」では「勇気を出して君のその手を握りたい」と、デビューしたばかりの僕らのあどけなさが表現されているけど、「Season To Bloom」では「繋いだ手を離さない」と歌ってる。成長した僕たちはバディの手を絶対に離さないと歌っているんです。すごくエモさがあるなと思いますし、9人でこの歌を歌えることが僕は何よりもうれしい。バディの前で披露するのが今から楽しみだし、僕らBUDDiiSとバディで意味を大きくしていける曲になるんじゃないかとも思っています。未来が見えるようなバラードですね。
完璧な布陣のユニット曲
──そして、初回生産限定盤のType-AとType-Bにはメンバーが3組に分かれたユニット曲が収録されているのも今作の大きなポイントです。ユニット曲を作ることになったのは、どんなきっかけがあったんですか?
FUMINORI これに関しては、完全にSEIYAが火付け役ですね。
SEIYA 去年の夏頃に「ラップ曲を作りたいな」と思い立って「NEW OSHI」を制作したんですけど、この曲を歌うのが僕とふみくん(FUMINORI)、FUMIYAの3人だったので、アルバムに収録するタイミングでもう2組ユニットを作ろうよという話になって。
FUMINORI 「カンケイナイ」は「NEW OSHI」と同じく去年の夏くらいから眠らせていた曲なんですが、「NEW OSHI」がユニット曲になったので、この曲も3人で歌うことにして。SHOOTをボーカルの中心に置きつつ、すごくいい声を持っているYUMA、TAKUYAも加わることになりました。そして、ファンク調の「べり~ぐんない」はしっかりグルーヴに乗れないと歌いこなせない曲だから、スキルのあるKEVIN、MORRIE、SHOWの3人がメンバーに決まって。結果この3組に分かれたという感じですね。完璧な布陣だと思いますよ!
SEIYAの誠実な人柄を感じられる
──1組ずつユニット曲について聞かせてもらえたらと思うのですが、「NEW OSHI」はSEIYAさん発信で制作された曲なんですね。
SEIYA 初めての楽曲制作だったので、周囲の力を借りながら時間をかけて作りました。ラップパートとメロパートをまったく違う雰囲気にしたことがポイントですね。あとはなんだろうな……この3人は普段もBUDDiiSの曲でラップパートを担うメンツですけど、FUMIYAが低めのフロウを歌っていたり、あえての挑戦もしています。「いつもはやらないけど、こっちやってみない?」みたいなことを話し合って。
──“推し”をテーマにしたリリックもユニークですが、歌詞に関しては?
SEIYA いろんなアーティストさんがいる中、自分の推しを見つける、もしくはファンに見つけてもらうってすごい確率の出来事だと思うんです。僕らのことを応援してくれているバディ1人ひとりに感謝の気持ちを持ちつつ「これからもっと推してもらえるようにがんばるよ」という思いもぎゅっと凝縮して書きました。
FUMINORI めちゃくちゃいい曲だと思います。フックも一度聴いたら自然と口ずさんじゃうものになっていると思うし。個人的に好きなのはSEIYAの最後のヴァース。SEIYAの誠実な人柄をすごく感じられるんですよ。全体的にカッコいい、おしゃれな雰囲気がある中で、最後にめちゃくちゃまっすぐなメッセージが飛んでくると「うわー気持ちいいな!」とくらっちゃうし、好きが増しますよね。
ふさわしい3人の「カンケイナイ」、挑戦的な「べり~ぐんない」
──YUMAさん、TAKUYAさん、SHOOTさんのユニット曲「カンケイナイ」についてはいかがですか?
YUMA 僕とTAKUYAはこの曲でいつもの10倍くらいの歌割りを担っているので、レコーディングは緊張しました(笑)。ただ、普段はダンサーであまり歌わない2人がしっかり歌うことを楽しみにしてくれるバディもいるのかなと思って、気合いを入れて臨みましたね。「カンケイナイ」は「周囲の目を気にせず、自分自身らしく生きていこう」と歌う曲なので、そういうメッセージが僕らの歌を通して伝わればいいなと思います。
TAKUYA 初めて聴いたときにサビのキャッチーさにやられて、一度聴いただけで覚えちゃうほどでした。歌詞ではすごくいいことを言っていて、練習の段階から楽しかったです。バディに楽しんでほしいのはもちろん、偶然聴いてサビが印象に残って、歌詞を調べてみたらいいこと言ってる……みたいな見つかり方もしてほしいなって。よりたくさんの人に親しみを持って聴いてほしい曲です。
FUMINORI 「自分は自分でいいんだよ」というメッセージはずっとBUDDiiSが大事に提示しているものだけど、「カンケイナイ」はその思いを普段よりも気楽に歌っている曲なんですよね。それを表現するにあたって、YUMA、TAKUYA、SHOOTが一番ふさわしい3人なんだと思う。で、「べり~ぐんない」に関しては歌詞がめちゃくちゃ個性的なんですけど……僕らの個性の中に、“トンチキ”の要素って意外となかったよなと。この曲でEBiDAN感を一気に出そう!ということで、クオリティ高くトンチキを表現できる3人に白羽の矢が立ちました。
──なるほど、そういう意図があったんですね。
MORRIE 「べり~ぐんない」は今までのBUDDiiSにはない色の曲だけど、自分的にはデモの段階から「意外と聴きなじみがあるな」という印象で。ボーカルメンバーの3人がこの曲をやることに意味があるなと思ってます。ふざけ倒した演出もできるし、逆にカッコつけて歌い上げても成立するし。表現の仕方が自由で、制限がないと思うんですよ。
KEVIN 確かにね。
MORRIE あとは曲中の決めゼリフがポイントですね。この3人はふざけちゃうタイプなんで、「The One」のセリフパートもキザにカッコつけてやらないことが多いじゃないですか。だけど「べり~ぐんない」のセリフはそういうわけにもいかないと思うので(笑)。けっこうレアで、皆さん楽しめるんじゃないかな。
──SHOWさんはこのユニットで歌ってみて、いかがでしたか?
SHOW メンツを聞いたとき、まず「また歌をがんばらないといけなくなるぞ」と(笑)。常に努力しなきゃいけないけど、より身が引き締まる思いでした。成長できる大きなチャンスだなって。レコーディングではとにかくラップが難しかったです。ラップパートは、かなり探りながら録っていった記憶がありますね。
KEVIN 普段あまりやらないジャンルに3人で挑戦した感じはあるよね。歌だけならいいんですけど、ユルいラップもあるし、掛け声もあるし(笑)。SHOWと同じく、レコーディングでかなり奮闘した曲です。とにかく挑戦的すぎて、ライブでやらないとどうなるかわからない面もあるけど、披露するのが楽しみです。
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