間違いのない、最高のサマーソング
──では、ここからは新曲「Glow Gold」のお話を。
FUMINORI 前作「Magic」に引き続き、UTAさんに楽曲提供をお願いしました。もう最高のサマーソングを作っていただきました。聴いた瞬間、メンバー満場一致で「いいね!」となりました。僕らBUDDiiSはまだ季節曲をそんなにたくさん持っているわけじゃないので、夏曲ができたのもうれしいです。そして「Magic」と同様に、この曲も10人全員で歌う形になっています。
──BUDDiiSは「Magic」で初めて10人全員がしっかりとボーカルを取る形の見せ方に挑戦されましたが、この楽曲はバディやリスナーの皆さんに愛されて、広がりを見せていますよね。
FUMIYA TikTokで「Magic」のダンス動画もたくさん流れてきますし、バディのみんなが気に入ってくれているんだなと、実際すごく感じます。
FUMINORI そういう実感もあって、やっぱりみんなで歌うのがグループとしてのあるべき形なのかなと。そんなことも考えましたね。
──「Glow Gold」を最初に聴いたときの印象についても教えてもらえますか?
YUMA とにかく夏にぴったりな曲で、ドライブに合いそうだなと思いました。あとは、ダンスが楽しみだなって。この曲のワクワクした感じは、どんな振付で表現されるのかな?と考えたし、どんなパフォーマンスができるんだろうという楽しみがありました。
もりふみペアはアツいっす
──自分が担当したパートについて、意識したことやこだわりについて教えてもらえますか?
MORRIE 僕はいつも通り。自分を信じて、自分の好きな歌い方で歌いました。UTAさんもそれを尊重してくれるんです。ニュアンスや細かな言い回しについては、楽曲に合うような歌い方をアドバイスいただく感じですね。あと、今回は普段ラップ組が担当するようなラップパートを僕があえて歌ったりしているんですけど、そこは歌い方を普段のものとは変えて、重心を下に落とした感じで力を抜いて歌ったり。語尾にもこだわって、ちょっとレイドバックして歌ったりしました。リードボーカルのときにはあまり使わないような歌唱法を意識して、ニュアンスが出るように気を付けました。
──ラップパート、歌ってみてどうでした?
MORRIE ラップをするの、けっこう好きなんで楽しかったですよ! 「Glow Gold」では僕がラップを担当する代わりに、ラップ組のみんながサビを担当していたり、いろいろとパートを入れ替えて新しい挑戦をしてみたりして。実際やってみていいなと思いましたし、今後もそういう新しい歌割りを増やしていっても面白いんじゃないかなと思いました。
YUMA 僕はこれまであまり歌を担当してこなかったので、レコーディングもまだあまり慣れていなくて。なので、UTAさんがくれたアドバイスになるべく添えるようにと意識しながら歌いました。今回、TAKUYAと僕とHARUKIが同じセリフを順番に担当しているんですけど……。
FUMIYA サビ前の「alright」ね。
YUMA ひと言で短いんですけど、そこはぜひ聴いてほしいですね。
FUMIYA 僕がこれまで担当してきたのはラップパートばかりだったんですが、「Magic」からサビを歌ったり、ちょっとずつメロのパートも多くなってきました。「Glow Gold」では今までの自分らしさよりもUTAさんの歌い方を意識して、どういう歌い回しがいいかを自分なりに考えながらやってみましたが、やっぱり難しくて。普段のラップ!って感じの歌い方とは違うのでレコーディングは苦戦しましたが、がんばった分いいものができたかなと思います。
FUMINORI 僕もFUMIYAと同じで歌のパートが増えてきています。歌は大好きなんですけど、いざレコーディングをしてみると、自分が思っていた何百倍もうまくいかないのが実感としてあって……。「Magic」のときもそうだったんですけど、壁にぶち当たりながらという感じですね。しかも今回、僕が歌うメロパートはもりぴ(MORRIE)と同じパートなんですよ。もりぴと歌うのはすごくうれしいなと思いつつ、プレッシャーも同じくらいあって(笑)。ありがたいことなので、いい塩梅で歌えたらいいなと思ってます。とにかくやるしかないな、という意気込みでレコーディングしました。
MORRIE この組み合わせはうれしいですよ。僕ら仲いいですし、バディにとっては“もりふみ”コンビで……。
FUMINORI どちらかと言うと“ふみもり”かもしれないですけどね。
MORRIE いや、僕の名前が先に来ます。
一同 あはははは。
MORRIE とにかくもりふみペアはアツいっすね。
FUMINORI アツいよな!
SHOOT 大丈夫ですか? 冷房下げましょうか?
FUMINORI いや、そうじゃないのよ。「あつい」違いね!(笑)
MORRIE ただ、2人で歌う場面で毎回この人と目を合わせないといけないんで……。
FUMINORI 「いけない」? オイ、嫌がるな! 渋々やるなよ!
一同 あはははは!
口笛できる人いる?
SHOW 僕はサビをメインで歌っている部分があって、めちゃくちゃ練習してレコーディングに臨みましたが、ちょっとしたメロディのニュアンスや音の取り方を間違えて覚えてしまっていたので、UTAさんに修正していただきながら歌入れをしました。すごくチルアウトな曲だけど、その中でもしっかりとリズムを立てて歌いたいなあと思って……。
FUMINORI カッコいい、なんか。
SHOW 元気に勢いよく歌えばいいってものではないけど、こう……のぺーっとするとカッコよくならないので、そこの絶妙な塩梅が特に難しかったなと思います。
MORRIE わかる。
SHOOT 難しいよねえ。
──HARUKIさんはいかがですか?
HARUKI 「Glow Gold」は“ホットサマーラブソング”なので、夏の熱い気持ちを思いっ切り歌にしています。僕的にもその熱い気持ちを思いっきりみんなにぶつけよう!と思っているんです。梅雨も明けてどんどん暑くなっていますし。
TAKUYA 僕のパートは、3カ所全部英語なんです。レコーディング前は発音や歌い方を、練習した通りにできるかな?と考えていて。実際難しいところもあったんですけど、最終的にうまくできたのでよかったです。今回、初めて1番のサビのパートを歌いました。1サビは注目されやすい部分だと思うし、自分が歌えることがうれしいです。
──SHOOTさんはいかがでしょう?
SHOOT 「Glow Gold」は、歌い出しが僕なんです。歌い出しは重要だと思うのでプレッシャーはあったけど、「SHOOTでよかった」と聴いてくれる方に思ってもらえるように、精一杯歌おうと思って臨みました。心をしっかり込めつつ……でも爽快感やチルアウトしている感じもあるので、ちょっと抜け感も意識しつつ、みたいな。大人の余裕じゃないですけど、ちょっとおしゃれに歌ってみたので、そこはぜひ聴いてほしいです。“Make it Make it Gold”してほしいなって思います!
SEIYA 僕はラップパートを担当しているんですけど、ラップパートで曲の雰囲気を変えることを意識して歌いました。森くん(MORRIE)と交互に歌ったり、最後に僕1人でラップするパートがあったり。リズムとタイミングをかなり意識しました。
──ちなみにSEIYAさん、印象的に差し込まれている口笛も担当されているとか。
SEIYA そうなんですよ。曲途中の口笛は僕がやりました。
SHOOT ちょっとやってみて!
SEIYA あ、今はちょっと、歯が抜けてるんで……。
SHOOT どういうこと?(笑)
SEIYA 歯を矯正中で隙間があるからできないんですよ(笑)。レコーディングのときは、たまたまラップパートを歌入れしていた僕とふみくん(FUMINORI)とFUMIYAがその場にいたんですけど、3人とも1回口笛吹いてみようとなって、その中では僕が口笛を吹けるほうだったので、担当することになりました。
FUMINORI めちゃくちゃ面白かったですよ。UTAさんに突然「口笛できる人いる?」と聞かれて、3人で試してみたら、FUMIYAと僕は全然できなかったから「SEIYA行け!」って(笑)。そうしたら、1分くらいでレコーディングブースから帰ってきました。
──口笛オーディションがあったんですね(笑)。
FUMIYA はい。何も手応えを得られないまま敗退しました(笑)。
それぞれのメンバーが引き立つ瞬間
──ダンスパフォーマンスについてもお聞きできれば。今回、KAITAさんが初めてBUDDiiSの振付を担当されています。
FUMINORI KAITAさんは本当に一流というか、数々の名作品を生み出しているコレオグラファーですね。前々からKAITAさんに振付をお願いしたいねという話はメンバーの中でしていたんですが、今回「Glow Gold」を出すとなったときに「この曲の振付は絶対KAITAさんだ!」となりました。僕は個人的に、KAITAさんとは昔から付き合いがあったので。時を経てついに、というか……。
SHOOT なんかカッコいい。
FUMINORI 一緒に仕事ができたのはうれしかったです。FUMIYAはね、昔からKAITAさんのダンスが好きなんだよね。
FUMIYA そうなんですよ。うれしかったです。
──実際、KAITAさんから上がってきた振付についてはどんな感想を?
FUMINORI いやもう、さすがすぎる。想像していたものより、もっともっとすごいものを持ってきてくれました。あと、KAITAさんはBUDDiiSというグループのことをすごく理解して、僕らのことを考えて作ってきてくれて。実際「『BUDDiiSにはこういう振付が合うだろう』ということを考えて作ってる」ということも話してくれたんですよ。そういう気持ちもうれしかったです。
──KAITAさんが「Glow Gold」の振りに込めた“BUDDiiSらしさ”とは、いったいどのようなものなんでしょう。
FUMINORI KAITAさん自身はゴリゴリのヒップホップが大好きで、振付もゴリっとしたものが多いんですけど、BUDDiiSの仲のよさ、キャッチーな感じっていうのをしっかり汲み取ってくれて。KAITAさんらしさを残しつつも、すごくキャッチーに作ってくれたんですよね。実際踊ってみても、すごく僕たちに合っているなと感じましたし、しっかり考えてくれたんだなと思いました。
TAKUYA ダンスがどうなるのかは僕も楽しみにしていたんですけど、これまでになかったような見せ方として、何人かがメインで踊って残りのメンバーがそばで待機している、それが入れ替わっていくという場面があるんです。それぞれのメンバーが引き立つ瞬間がこれまでにないくらいあるんじゃないかなと思っていて。実際にステージで披露したときも、バディが歓声を上げてくれるようなポイントもたくさんあるので、全員にちゃんとスポットが当たっています。
──FUMIYAさんは、憧れのKAITAさんの振付にどんな思いがありますか?
FUMIYA 振りが付いて、より「Glow Gold」が好きになりました。KAITAくんらしいヒップホップのニュアンス、ちょっとスワッギーな感じもしっかりありつつ、めちゃめちゃ楽曲にハマったダンスになっています。僕的には、“GGダンス”と名付けた動きを皆さんに真似してほしいです。両手でGを作るポーズなんですが、ぜひTikTokとかで踊ってもらえたらうれしいです。