ナタリー PowerPush - THE BAWDIES
メジャー1stアルバムでついに手に入れた“MY STORY”を激白!
今年4月から本格的に始動する新レーベル「Getting Better」。今回ナタリーでは、現在このレーベルに所属しているアーティスト4組(THE BAWDIES、detroit7、hayato kaori、BAGDAD CAFE THE trench town)にアンケートを実施し、新レーベルに対する思いや現在準備中の新作について、さらには海外進出への意気込みなどを聞いた。
THE BAWDIES
──どのような形でこのレーベルに携わることになったのですか?
世界に通じるアーティストを、日本から輩出しようという目的で作られたGetting Betterの熱い気持ちに共感し、このレーベルで僕たちも一緒にがんばりたいと思ったからです。
──ズバリ、Getting Betterという新レーベルでチャレンジしたいことは?
世界に日本のRock'n'Rollが通用するという事を証明したいです。そして、日本でもしっかりとRock'n'Rollを根付かせたい。
──これまでのレーベルと、Getting Betterとの違いはなにか感じますか?
嬉しいことに今回メジャーレーベルになり、今まで以上に多くの人に僕たちの音楽を聴いてもらえる機会が増えると思います。
──メジャー移籍ということで、気持ち的に変化はありますか?
僕らのやることは自体は何も変わらないし、Rock'n'Rollし続けていくだけです!!
──“Getting Better”にちなんで、バンドとしてよりよくしたいことは?
自分たちが中心となって、しっかりと自分たちのサウンドを持った素晴らしいバンドたちと新しいシーンを作っていきたい。それによって、日本の音楽にしっかりとした歴史を作り、この先のジャパニーズロックというものをより良くしていきたい。
──洋楽レーベル内ということで海外進出も気になりますが、今後の展望を教えてください。
過去に2度オーストラリアツアーを行なったことで、海外にチャレンジすることへの喜びや楽しみを実感しました。今後さらに他の国にもどんどんチャレンジしていきたいです。
──海外で自分たちの音楽/パフォーマンスが受け入れられるために必要なことはなんだと思いますか?
ズバリ自分たちが一番楽しむこと!! 海外の人たちはとても感情の反応が早くてストレートなので、自分たちが楽しめば楽しむだけ、皆も楽しんでくれるからです。そのことを過去のオーストラリ アツアーで実感しました。
──ファンに向けてメッセージをお願いします。
本当に最高のRock'n'Rollアルバムが出来ました!! ぜひ聴いてライブに来て、一緒にみんなで楽しいパーティをしましょう!
detroit7
──どのような形でこのレーベルに携わることになったのですか?
Getting Betterの立ち上げの際にラブコールを貰いました。海外でも活躍するライブバンドであるというのがポイントだったみたいです。
──ズバリ、Getting Betterという新レーベルでチャレンジしたいことは?
アメリカでのリリースが決まり、すでに実現し始めていますが……世界進出!!!
──これまでのレーベルと、Getting Betterとの違いはなにか感じますか?
馬が合う。
──新レーベルでの第1弾となる新作は、どんな感じになりそうですか?
detroit7のカラーをさらに突き詰めた作品です。
──新作の聴きどころを教えてください。
RAGE AGAINST THE MACHINEの1stアルバムでグラミー賞の最優秀エンジニアにもノミネートされたStan Katayamaさんにレコーディング&ミックスしてもらいました。ほぼ一発録りで、生身のバンドサウンドにこだわった潔い作品に仕上がったと思います。
──“Getting Better”にちなんで、バンドとしてよりよくしたいことは?
足し算の可能性と引き算の美学をつきつめて、detroit7というものをより追求して行きたい。
──4月のヨーロッパツアーでは大型フェスへの出演も決まってますよね。現在の心境は?
腕が鳴る。
──海外で自分たちの音楽/パフォーマンスが受け入れられるために必要なことは何だと思いますか?
気力、体力。
──ファンに向けてのメッセージをお願いします。
国内凱旋ツアーにぜひ遊びに来てください!
hayato kaori
──どのような形でこのレーベルに携わることになったのですか?
現在の音楽シーンは、ジャンルや国境を越えてさまざまに入り組み、多様化しています。私のやっていきたい音楽もまた自由な発想で、枠に捕われることのない表現を追求しているので、Getting Betterのコンセプトに一致したのです。
──ズバリ、Getting Betterという新レーベルでチャレンジしたいことは?
これまでのレーベルの概念ではやれなかったようなこと、想像もつかなかったようなことにどんどんチャレンジして、新しい視点でアーティストとレーベルの関係を築いていきたい。しかもホコホコの、人間味溢れるレーベルになっていくようにも願っています。
──これまでのレーベルと、Getting Betterとの違いはなにか感じますか?
色んな現実問題に負けず、夢と希望に満ちあふれているところ。“音楽が好きだ!”というのが、みんなのやる気の弾丸であること。
──新レーベルでの第1弾となる新作は、どんな感じになりそうですか?
私のお気に入りの1枚です。聴いた人はきっと手放せなくなるでしょう。音のことは聴いてもらわないと説明しても難しいので、とにかく聴いてください。
──新作の聴きどころを教えてください。
私の成長した歌声も含めた、音の素晴らしさ、演奏の素晴らしさ、流れている空気感と、地球の裏側の空気感、楽曲の素晴らしさ、1曲1曲の表情など.....なにかと聴きどころの多いアルバムです 。
──“Getting Better”にちなんで、アーティストとしてよりよくしたいことは?
人間性をよりよくしたい。私はまだまだ甘ったれなので、もっと立派な人間になりたい。
──洋楽レーベル内ということで海外進出も気になりますが、今後の展望を教えてください。
国内外問わず、できるだけたくさんの人に喜んでもらえる歌をうたうことです。
──海外で自分の音楽/パフォーマンスが受け入れられるために必要なことは何だと思いますか?
誠実さでしょうか。
──ファンに向けてのメッセージをお願いします。
1枚目から永らくお待たせしていますが、レーベルも新しくなり、渾身の2枚目の発売は初夏です。かならず待ったかいがあったなぁと思って頂けると思うので、もう少しだけ待っていてくださいね。
BAGDAD CAFE THE trench town
──どのような形でこのレーベルに携わることになったのですか?
今までVICTORからリリースしていて、その良いVIBESを新しいレーベルにキープ・オンするためにです!
──ズバリ、Getting Betterという新レーベルでチャレンジしたいことは?
ズバリ、“レゲエ”をやりつくすこと!
──新レーベルでの第1弾となる新作は、どんな感じになりそうですか?
いや~、ホンマに良いもんできました! さらなるステップアップが出来てることを実感できますね。
──“Getting Better”にちなんで、バンドとしてよりよくしたいことは?
レゲエを奏でる側と受け止める側の、双方の関係のさらなる密度の濃さ。
──洋楽レーベル内ということで海外進出も気になりますが、今後の展望を教えてください。
ズバリ、海外ツアー!
──海外で自分たちの音楽/パフォーマンスが受け入れられるために必要なことは何だと思いますか?
言葉を越えたモチベーションとVIBES! ただその国の言葉での挨拶はマスト!
──ファンに向けてのメッセージをお願いします。
レゲエを愛するみんな、BAGDADを愛してくれるみんな、今回も届けます素晴らしいモンを! お楽しみに! またLiveでお会いしましょう!
CD収録曲
- EMOTION POTION 試聴はこちら
- FORGIVE ME
- EVERYDAY'S A NEW DAY
- NOBODY KNOWS MY SORROW
- OH! MY DARLIN'
- YOU GOTTA DANCE
- SO LONG SO LONG
- TELEPHONE MAN
- TINY JAMES
- LEAVE YOUR TROUBLE
- KEEP ON ROCKIN'
THE BAWDIES(ぼうでぃーず)
ROY(Ryo Watanabe/Vo,B)、JIM(Yorihiko Kimura/G)、MARCY(Masahiko Yamaguchi/Dr)、TAXMAN(Taku Funayama/G)によって2004年1月1日に結成。1950~60年代のロック/R&B>/ソウルをルーツに持つ個性的なサウンドと、圧倒的なボーカルが魅力で、日本各地でダイナミックなライブを展開している。2006年3月に1stアルバム「YESTERDAY AND TODAY」をインディーズからリリース。翌2007年6月には 、初の海外公演となるオーストラリアツアーを敢行し、現地のロックファンから大歓迎を受ける。また、同年7月には「FUJI ROCK FESTIVAL '07」の「ROOKIE A GO-GO」ステージにも出演。2008年2月に2ndアルバム「Awaking of Rhythm And Blues」が発売され、全国34公演にわたる全国ツアーも大成功を収めた。さらに、初の自主企画イベント「FREE FOR ALL」もスタートし、着実に知名度を高めていく。2009年に入るとメジャー新レーベルGetting Betterに移籍。3月に先行7インチアナログ盤+配信シングル「EMOTION POTION」、4月にNAOKI(LOVE PSYCHEDELICO)初プロデュース曲を含むアルバム「THIS IS MY STORY」をリリース。