音楽ナタリー Power Push - MCバトル「バイト魂」 presented by LINEバイト
バイト面接×MCバトル!? ラップで勝ち取る採用への道
バイト店長インタビュー
ACE
──今回のバトルはいかがでした?
いろんな職業やパターンのラッパーたちが出てきたので楽しかったです! 「お題MCバトル」に近い内容ですけど、今回は相手をディスってむちゃくちゃにするんじゃなくて、採用するかどうかっていう立場だったから、相手のよさも引き出さないといけなくて。だからいつもとは違う駆け引きになってたのが面白かったね。
──面接とラップが混ざった企画になりましたが、この2つに共通点はあると思いますか?
熱意を伝えるというのは似てますよね。自分がやりたくないバイトだとうわべだけになってしまうし、そういうのってわかっちゃうじゃないですか。ラップにも同じようなところがあって、思ってないことを言うと声だけじゃなくて熱量も変わってくる。そのバイトが何か本気でやりたいことを目指すための通過点につながるのであれば伝わってくるだろうし、「とりあえずバイトすっか!」っていうのとは違いますよね。
──これからバイトの面接に挑む読者に向けてアドバイスをいただけますか?
どうせやるならナンバーワン! 自分の居心地のいい環境を作っていけば何事も楽しくなると僕は思う。独裁者になっちゃえば自分のものなんで(笑)。そのつもりで本気でやっていったらすごくいいと思います。
崇勲
──今回バイトの面接官サイドでのご出演となりましたが、いかがでした?
なかなか大変でしたね。こんなに難しいもんだと思わなかった。テーマがすでに決まっている分やりやすいのかなと思ったんですけど、いざやってみたらなかなか難しくて……。でも面白かったです。
──さらに今回1人ひとりの希望するバイトも異なっていたので、より難易度も高くて。
こっちもある程度知識がないとできない部分もありましたし。そこはもう取っ払っちゃって、面接官って感じの雰囲気を出してやりました(笑)。
──今回のイベントはLINEユーザーも多く鑑賞していましたが、その中でもバイトに関心のある方も多いと思います。バイトを始めようと思っている人に、ぜひ面接のアドバイスをいただけますか?
短所を消していくというか、長所をアピールしてやっていくのがいいのかなと。あとは……笑顔じゃないですかね(笑)。俺はあんまり笑顔が作れないから失敗も多かったし、今日の挑戦者でも笑顔の人のほうが印象もよかったですね。
DOTAMA
──“バイト店長”としてのご出演はいかがでしたか?
採用、不採用を決めるという特殊な立場でのバトルだったのでけなすこともできないし、チャレンジャーの子たちもやりづらそうなところがあったんですけど、みんながんばって働きたいという思いをいろいろ言ってきてくれたから楽しかったです。
──ラップと面接を混ぜたイベントとなりましたが、2つの共通点はどこにあると思いますか?
自己アピールという点ではどちらも同じだから、「俺はこういうことができる」と主張しつつ「俺を認めろよこの野郎!」とディスってくるところは、ヒップホップで言うセルフボースト、「俺が一番ヤバいラッパーだ!」っていうスタンスに近いのかなって感じました。
──面接官として、これからバイト面接を受ける人たちの参考となりそうなアドバイスをいただけますか?
とにかくフリースタイルというのは思い付いたものを次から次へと言っていくものなので、それに近い感覚でやっていくのもいいんじゃないかと。もちろん事前準備も必要ですけど、折れないでガンガンアピールできればいいんじゃないかなと思いますね。
挑戦者コメント
掌幻
MCバトルとしての切り口はいつもと全然異なる感じだったんですけど、そのテーマに集中して即興をやるっていう形は楽しかったです。ラップも面接も、1回目の印象が大事になるのは一緒ですよね。ラップも第一声で印象が変わってくるので。意識したわけじゃないですけど、似てるのはそういうところかなと。ラップでは表現が大げさになるときってあるんですが、面接でも自信があるなら、ちょっと大げさに話すことで心意気が伝わるんじゃないかなって思います。
MIRI(ライムベリー)
今まで出たバトルの中では一番緊張しました。実際のバイト面接をやったことがなかったので、わからないところもあったんですけど……面接させていただく立場なので、丁寧な言葉遣いで勝負しました。自分の思いを相手に伝えるとか、そのやり取りは面接にもラップにも近いものがあります。あとは高校とか中学校の面接にも通じると思うんですけど、とにかく笑顔で相手の目を見るのは大事ですよね。面接ではマニュアル通りじゃなく、キャッチボールを意識して話すことも大切だなって思います。
MC☆ニガリ a.k.a 赤い稲妻
「バイト」というテーマはやっぱり難しかったです。やりたくない職種を選んじゃうと全然うまくできないでしょうし……。自分は今日のバトルで選んだ職種と同じく、普段はお好み焼き屋で働いてるんです。実際に働いている仕事なのでラップでもうまくいけるかなって思ったんですけど、全然ダメでしたね(笑)。実は今まで、ちゃんとした面接を受けたことってなくて。だからあんなに大変なものだとは思わなかったです。
司会者コメント
MC正社員(「戦極MC」代表)
イベントは、ラップに興味のなかった人でも惹きつけられるような内容になったんじゃないかと。ラップの過激なイメージと面接がうまく絡められるか心配だったんですけど、出ている人たちもみんなそのことを知っているし、この場で言っちゃいけないような言葉もしっかり理解しているから、それをセーブした上で面白くまとめあげているからすごかった。ここまで制約あっての面白さを証明できたのもよかったですね。
太華&SharLee
SharLee 今回のバトルは「バイト」という明確なお題があった分、観ている側にとっては非常にわかりやすいものになったと思います。履歴書もちゃんと用意されててね。
太華 出演者側は年齢の若い子たちが多くて、テーマありきでやりづらかったと思うんですけど、ちゃんとそれに即して振る舞える奴らばっかりでしたね。ラップっていうのは歌うのとはちょっと違って、言葉を奏でる作業なんですよね。言葉を楽器を捉えると、みんな使ってるもんなんですよ。だからこそもっとポピュラーになり得る可能性があるものだし、広がってほしいと思います。面接については、言いたいことは全部言ったほうがいいですよね。誠意を持ってそれすらも楽しむのがいいんじゃないかな。そこを楽しめるぐらいの人材がいる職場は絶対いいところだと思うし、バイト面接は思いを持ってぶつかり合う場であってほしいです。
- ACE vs BALA a.k.a SHIBAKEN(バイトテーマ:アイドルのマネージャー) ※公開中
- ACE vs あっこゴリラ(バイトテーマ:コンパニオン)
- ACE vs Luiz(バイトテーマ:ケバブ屋)
- DOTAMA vs MC☆ニガリ a.k.a 赤い稲妻(バイトテーマ:お好み焼き屋)
- 崇勲 vs 9for(バイトテーマ:文房具屋)
- 崇勲 vs BOZ(バイトテーマ:ファミレス店員)
次のページ » LINEバイトとは?