音楽ナタリー Power Push - BACK-ON

“スッピン”で勝負した初のセルフプロデュース作”

BACK-ONが3月2日に5thオリジナルアルバム「PACK OF THE FUTURE」と、彼らがこれまで手がけてきたゲームソングをまとめたアルバム「PACK OF THE GAME COLLECTION」を同時リリースした。

「PACK OF THE FUTURE」は、昨年世界各国でライブをして経験値を積んだBACK-ONが、初めてセルフプロデュースをした意欲作。PlayStation4 / PlayStationVita用ソフト「ガンダムブレイカー3」のテーマソング「Mirrors」や映画「新劇場版『頭文字D』Legend2-闘走-」の主題歌「リザレクション」など、13曲が収録される。2月には東京・渋谷RUIDO K2でアルバムの全収録曲お披露目ライブが行われており、その中でTEEDA(MC)は「ある意味BACK-ONにとってデビューアルバムみたいなもの」と語っている。

およそ4年ぶり2度目の登場となる今回のインタビューでは、改めてメンバーの音楽的ルーツを聞いたほか、アルバム「PACK OF THE FUTURE」に込めた思いを熱く語ってもらった。なおSHU(G)はインフルエンザに罹患したため取材を欠席。後日実施したメールインタビューを特集の後半に掲載している。

取材・文 / 荒金良介 インタビュー撮影 / 小坂茂雄

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初のセルフプロデュースに至った理由

──「PACK OF THE FUTURE」は初のセルフプロデュース作になりますが、この経緯から教えてもらえますか?

左からGORI(B)、KENJI03(Vo, MC, G)、TEEDA(MC)。

TEEDA(MC) もともとGReeeeNやROTTENGRAFFTYを手がけるJINというプロデューサーとデビューから二人三脚で音楽を作ってきて、さまざまな考え方や音楽のアプローチを教えてもらいました。その中でアレンジや音楽の方向性を含めて「そろそろ自分たちでもできるんじゃないかな?」と思うようになってきて、それを試してみたくなったんですよね。そういうのも経験になると思うし、1度巣立ってみようと思ってのセルフプロデュースです。

GORI(B) あと最近はライブのブッキングをしたりグッズを作ったり、自分たち発信でやることもいろいろ増やしてきていて。その流れの中でどんなアルバムが自分たちで作れるのか、挑戦したい気持ちがありました。

KENJI03(Vo, MC, G) 今後もずっとセルフプロデュースでいくというわけではなく、もし好きなクリエイターや、自分たちとセンスが近いプロデューサーがいればやってみたいと思ってます。今回は今まで培ってきたものを自分たちでまとめたかったっていうことで。

──外部の力を借りるのではなく。

TEEDA 自分たちの伝えたいことを100%届けたいなって。何かを発信するときにフィルターがかかると面白くないと思うんですよ。メンバーには小学校からの付き合いのヤツもいるので聴いてる音楽もだいたい一緒だし、周りの大人の話を聞いていい塩梅に落ち着くよりも、「これを伝えたい」という4人の感覚を明確な形にしたくて。

──メンバー間で共有している音楽性や価値観をストレートに提示しようと?

TEEDA そうですね。この前俺らのジャンルについてメンバー同士で話し合ってたんですけど、「ロックなんじゃねえか」ってことになったんですよ。そしたらKENJI03が「俺のメンタルはパンクだから!」って。

GORI(B)

GORI はははは(笑)。

TEEDA すぐに噛み付くからね(笑)。俺たちはロックと言いつつ、メンタルはパンクだなって。

GORI 今日休んでるギターのSHUもすごくパンクなヤツなんです。

KENJI03 俺らカテゴリーとしてロックバンドと言うときもあるけど、ほんとはロックバンドという言葉も使いたくなくて。もともと自分たちが好きな音楽は幅広くて、洋楽も好きだし、日本のJ-POPにもすごく影響を受けてる。周りからは「何がしたいのかわからない」と言われていたけど、いろいろな音楽が自分たちのベーシックにあるんですよ。

メンバーの音楽的ルーツ

──皆さんの音楽的なルーツを教えてもらえますか?

TEEDA カッコつけて言えば洋楽ですけど、邦楽も聴いているのにそれを言わないのも大間違いだなと。

GORI うん。

TEEDA 「ガラガラヘビがやってくる」聴いてたでしょ? それで心が躍ったよね?っていう。僕はL'Arc-en-CielやGLAYも好きだし、それでバンドを始めようと思いましたからね。スヌープ・ドッグやアイス・キューブ、EAST END×YURIの「DA.YO.NE」も好きでしたね。メンバーみんなジャンルとか関係なく、いいものはいいって感じなんですよ。KENJI03が初めて買ったCDもね?

KENJI03(Vo, MC, G)

KENJI03 長渕剛ですね。小学1年のときにアニキに1000円渡したら、長渕剛の「しゃぼん玉」を買って来たんですよ。アニキと同じ部屋で、J-POPも洋楽も同時に流れていて、両方から影響を受けました。尾崎豊の次にデヴィッド・ボウイ、Guns N' RosesのあとにWANDSがかかってましたからね(笑)。Beastie Boysにも影響を受けたし。あと、今まで革ジャンが普通だったパンクシーンに、短パンTシャツ姿でHi-STANDARDが登場したのを見て、自分らしさが大事だなんだなと思ったり。

──なるほど。

KENJI03 1990年代後半の日本の音楽シーンって、洋楽っぽいけど日本のよさも残ってたと思うんです。Dragon Ash、RIZE、AIRとかも好きで、影響を受けました。そういうのが自分たちの表現したいものですね。

TEEDA 洋楽への憧れを持ちながら日本語のよさも生かしたくて、そのやり方は1990年代っぽいかなと思うんです。英語はフロー感がいいけど、メロディに言葉を置いていく感じは日本語のよさかなと。

──GORIさんはどうですか?

GORI 俺はKENJI03と小、中学校と一緒なんですけど、その影響も大きくて。LUNA SEAのライブに一緒に行って衝撃を受けたり。それで高校になってSHUと出会って、Pearl Jamとか洋楽も聴くようになりました。俺らが高校の頃って、ヒップホップもそうだけど、メロコアやミクスチャーが流行ってて、Linkin Parkとかが出てきた頃で。

TEEDA ラップが入ってる時点でミクスチャーという感覚はあったよね。

GORI そうだね。

ニューアルバム「PACK OF THE FUTURE」2016年3月2日発売 / cutting edge
CD+DVD / 3888円 / CTCR-14889/B
CD/ 2916円 / CTCR-14890
CD収録曲
  1. PACK OF THE FUTURE
  2. セルリアン
  3. Fame
  4. DISLIKE
  5. マーマレード
  6. What a beautiful day
  7. AMANOJAKU
  8. DTM
  9. Mirrors
  10. Silent Trigger
  11. リザレクション
  12. Dear Me
  13. Parade for the hope
DVD収録内容
  • Mirrors(Lyrics Video)
  • DTM(Music Clip)
  • リザレクション(Lyrics Video)
  • Dear Me (Lyrics Video)
  • セルリアン(Music Clip)
  • BACK-ON 2014-2015→
「PACK OF THE FUTURE」および「PACK OF THE GAME COLLECTION」購入特典

いずれのCDにも特典としてPlayStation4 / PlayStationVita用ソフト「ガンダムブレイカー3」で使用可能な、「HG インフィニットジャスティスガンダム」のパーツ&武器データ一式が手に入るプロダクトコードが封入されます。またアニミュウモでCDを予約・購入すると、追加特典として「HG ストライクフリーダムガンダム」のパーツ&武器データ一式が手に入るプロダクトコードもプレゼントされます。

購入特典

【プロダクトコード注意事項】

※特典のプロダクトコードの有効期限は、2016年3月3日~2017年3月2日を予定。
※「HG インフィニットジャスティスガンダム」や「HG ストライクフリーダムガンダム」のパーツ&武器データはゲーム内でも入手可能です。
※数に限りがございます。なくなり次第終了となります。
※画面はPlayStation4版の開発中のものです。
※内容・仕様は予告なく変更になる場合があります。
※プロダクトコードをご利用いただく際には、Sony Entertainment Networkへの接続が必須となります。

©創通・サンライズ
©創通・サンライズ・MBS
©創通・サンライズ・テレビ東京

ツアー情報
PACK OF THE FUTURE TOUR
  • 2016年3月26日(土)東京都 KICHIJOJI SHUFFLE
  • 2016年4月22日(金)京都府 KYOTO MUSE
  • 2016年4月24日(日)福岡県 Queblick
  • 2016年4月30日(土)神奈川県 club Lizard YOKOHAMA
  • 2016年5月6日(金)宮城県 仙台MACANA
  • 2016年5月13日(金)北海道 COLONY
  • 2016年5月15日(日)岩手県 the five morioka
  • 2016年5月28日(土)愛知県 ell.FITS ALL
  • 2016年5月29日(日)大阪府 梅田Zeela
  • 2016年6月25日(土)千葉県 DOMe Kashiwa
  • 2016年7月9日(土)台北THE WALL
  • 2016年7月10日(日)香港Hidden Agenda
  • 2016年7月22日(金)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
BACK-ON(バックオン)

KENJI03(Vo, MC, G)、TEEDA(MC)、SHU(G)、GORI(B)からなる4人組ロックバンド。2002年のバンド結成当初から国内外で多くのライブを行い、洗練されたアグレッシブなパフォーマンスで各国から高い評価を得ている。2006年6月、1stシングル「Chain」をリリース。2016年3月には初のセルフプロデュースによるアルバム「PACK OF THE FUTURE」とゲームソング集「PACK OF THE GAME COLLECTION」を同時発売した。