タコマニアの先輩・工藤由愛から入江里咲に下されたミッションは、「愛知県でしか食べられないフグタコグルメのおいしさをレポートせよ！」。タコ愛あふれる先輩からの命を受けた入江は、愛知県内の名古屋、蒲郡、豊橋エリアを巡り、4つの飲食店でフグタコ料理を味わいながら初の食レポに挑戦することに。また入江が長年習字を嗜み毛筆四段を持っていることから、店舗ごとに「これは！」というお気に入りの1品をセレクトし、メニュー名を毛筆でしたためてもらった。

入江がまず訪れたのは、名古屋駅から徒歩8分のところにあるイビススタイルズ名古屋。柳橋中央市場の向かいに位置することから、館内1Fのオールデイダイニング・Market St.は“マーケット”というテーマで店内がデザインされており、カジュアルな雰囲気の中、愛知県の新鮮な食材とともに「たこ・ふぐづくしコース」を楽しむことができる。シェフイチオシの品はフグのフリットと、タコのラグーのコンキリエ。

「たこ・ふぐづくしコース」内容

• フグとタコのセビーチェ
• ゴボウのポタージュ カプチーノ仕立て
• フグのフリット
• タコのラグーのコンキリエ
• 本日のデザート
• コーヒー / 紅茶等

※コース料理の内容は季節により変わります。

名古屋駅から車で約90分。入江が次に向かったのは、三河湾に面した蒲郡エリアのホテル竹島。ここでは三河湾に浮かぶ小さな島・竹島を全客室から眺められるほか、広大な空と海を望む開放的な露天風呂も楽しめる。また旬のフグタコ料理を味わえるコース料理としてタコが主役の「蛸ずくしコース」、フグが主役の「福ずくしコース」が提供されており、今回入江は「蛸ずくしコース」を試食。料理長オススメの蛸薄造りと蛸釜飯に舌鼓を打った。

「福ずくしコース」内容

• 食前酒：福ひれ酒
• 先付：福ぶつ
• お凌ぎ：福寿司
• 酒菜：福霰揚げ
• 造里：福引、福皮

• 蒸し焼：福焼
• 台物：福ちり
• 食事：福雑炊
• 香物：三種盛
• 水菓子：福煎餅など

※コース料理の内容は季節により変わります。

「蛸ずくしコース」内容

• 食前酒：蛸酒
• 先付：蛸うき木
• お凌ぎ：蛸蒸し寿司
• 酒菜：蛸焼おいる漬
• 向付：蛸薄造り、湯蛸
• 焼き物：蛸巻玉子
• 煮物：芋蛸南瓜

• 揚物：蛸揚げかまぼこ
• 蒸物：蛸南禅寺蒸し
• 食事：蛸釜飯
• 香物：三種盛
• 友汁：蛸つみれ
• 水菓子：蛸煎餅など

※コース料理の内容は季節により変わります。

続いて入江は蒲郡から車で30分ほど離れた豊橋駅直結のホテルアソシア豊橋へ。館内5Fにある和食レストラン 穂のはなは、街の喧騒から離れゆったりとした時間が流れる場所で、ここには愛知県産のサバふぐと山口県下関産のとらふぐの“食べ比べ”コースが用意されている。中でも、ふぐのしゃぶしゃぶとブツ切り焼きを同時に楽しめる焼しゃぶ鍋が料理長の自信作。入江には1つの鍋でふぐの切り身を焼きながらしゃぶしゃぶを味わうという珍しい食べ方を体験してもらった。

「愛知県産サバふぐ山口県下関産とらふぐ食べ比べコース」内容

• 先付：ふぐ皮（下関産）
• 造り：てっさ（下関産）
• 焼しゃぶ鍋：ふぐしゃぶしゃぶ（愛知県産・下関産）、ふぐブツ切り焼き（下関産）
• 揚げ物：ふぐ唐揚げ（愛知県産）
• 食事：ふぐ雑炊（愛知県産）
• 水物：季節の果物、アイスクリーム

※コース料理の内容は季節により変わります。

旅の終盤、名古屋に舞い戻った入江が訪れたのは名古屋駅直上の名古屋マリオットアソシアホテル。18Fにある日本料理 京都 つる家は、京都に本店を構える老舗料亭の名古屋支店で、入口のくぐり戸を抜けるとそこには石畳や町屋風の個室など、まるで京都の小路のような光景が。ここでは季節感あふれる食材がフグタコのおいしさを引き立てる「たこ・ふぐ折衷コース」が楽しめる。料理長オススメの品は握り、三宝柑、そして蛸柔らか煮。

「たこ・ふぐ折衷コース」内容

• 先付：菜種浸し、唐墨、愛知県蛸柔らか煮、このわた茶碗蒸し
• 造り：クエ、鮪、いくら、金柑釜、てっさ、愛知県河豚煮凝り
• 吸物：吉野仕立（鱈、国産鰻、銀杏、蕪蒸し）
• 揚物：河豚唐揚げ、オニオンヌーボー、蕗の薹チーズ鋳込み
• 小鉢：三宝柑（蛸炙り、黒胡麻豆腐、一寸豆）
• 強肴：鮑しゃぶしゃぶ
• 食事：本日のお任せ握り五貫 赤出汁
• 甘味：わらびもち

※コース料理の内容は季節により変わります。