「とんかつDJアゲ太郎」|笑い×音楽×食…各界著名人も満腹絶倒!爆アゲ感想コメント続々!

北村匠海が主演を務める「とんかつDJアゲ太郎」が、10月30日に公開される。本作は、イーピャオ原案による小山ゆうじろうの同名マンガを、「チワワちゃん」の二宮健が映画化したコメディだ。劇中では、とんかつもフロアもアゲられる男“とんかつDJ”を目指す主人公の、恋と成長が描かれる。コメディ初挑戦を果たす北村のほか、山本舞香や伊藤健太郎が共演に名を連ねた。

映画ナタリーの特集では、“笑い×音楽×食”という本作のポイントにちなんだ著名人による感想を紹介。お笑い界から、ラッパーとしても活動する酒井健太(アルコ&ピース)、音楽界から、しばたありぼぼ(ヤバイTシャツ屋さん)、tofubeats、ピエール中野(凛として時雨)、そしてグルメ界から、料理研究家のリュウジがコメントを寄せてくれた。

文・取材 / 浅見みなほ

「とんかつDJアゲ太郎」ってどんな映画?

1.“友情・努力・勝利”を描く、少年ジャンプ王道のストーリー!

主人公のアゲ太郎は、ヒロイン・苑子に一目惚れしたことをきっかけに、一流DJになるべく邁進していく。動機は不純……かもしれないが、幼なじみである三代目道玄坂ブラザーズの力を借り、必死に練習して夢へと突き進む姿は、まさに青春そのもの! 原作が少年ジャンプ+に連載されていただけあり、“友情・努力・勝利”を三大原則とする週刊少年ジャンプの王道スピリットが流れているのだ。

2.DJ×とんかつ、カツてないNON STOP爆笑コメディ!

「君の膵臓をたべたい」などの繊細な演技で評価されてきた主演の北村匠海は、本作で映画単独初主演にして初のコメディに挑戦。そして手がけるのは、銭湯×ローマ帝国の「テルマエ・ロマエ」、学園×政権闘争の「帝一の國」、埼玉×階級社会の「翔んで埼玉」など、数々の異色な設定で旋風を巻き起こしてきたフジテレビムービー。今度は、DJ×とんかつという、想像を超える“豚(トン)でもない”組み合わせで、カツてないハイテンションな笑いを生み出した。DJ KOO、フワちゃん、伊藤沙莉、オカモトレイジ、驚きの×××××といったゲストのぜいたくな使い方にも大注目!

3.67もの名曲を使った、ハイクオリティな音楽!

主題歌はブルーノ・マーズの「ラナウェイ・ベイビー」。さらにマルーン5の「シュガー」、ケミカル・ブラザーズの「スター・ギター」、ベリンダ・カーライルの「へヴン・イズ・ア・プレイス・オン・アース」、ジャクソン・シスターズの「I Believe in Miracles」といった、誰もが一度は聴いたことのある67もの名曲が物語を彩る。さらに、渋谷のアンダーグラウンドでのジャムセッションムーブメントから生まれたレーベル兼クリエイターチーム・origami PRODUCTIONSが劇伴を担当しており、音楽面でのクオリティはまさに折り紙付き。

4.もちろん…垂涎必至のグルメ映画である!

本作の魅力を語るのに、とんかつの“名演”を忘れてはいけない。サクサクの衣、じゅわっと肉汁あふれる豚肉、みずみずしい千切りキャベツ……垂涎必至の調理シーンは、実写版ならではの見どころと言える。しぶかつ店主・揚作役のブラザートムは、撮影を通して通算400〜500枚ものとんかつを揚げたという。この映画を観た日の夕飯は、とんかつになること間違いなし!

笑い×音楽×食!各界著名人の感想コメント集

※五十音順で掲載

酒井健太(アルコ&ピース / お笑い芸人)

酒井健太(アルコ&ピース)

10代後半から20代くらいの頃、僕は「みんなでバカなことやってこうぜ!」みたいな青春を経験してこなかったので、すごくうらやましい感覚で観ました。それと、アゲ太郎と揚作の、男性親子にありがちな変な距離感に共感しましたね。自分がお笑いをやるとき、親父は本当はどう思ってたのかな、とか考えさせられました。僕も全然売れていない頃、ライブに親父を呼んだことがあったんですよ。結局何も聞けないまま死んじゃったんですけど、何を思っていたのかな、許してくれてたのかな、みたいな。

この映画は、6歳になる甥っ子に薦めたいですね。最近、家でゲームばっかりやっているのはよくないなと思って、誕生日に「SLAM DUNK」を全巻贈ったんですよ。それで今ハマってるみたいなので、この映画も刺さるんじゃないかな。アゲ太郎みたいに、みんなとふざけてやってたバカみたいなことが、自分の仕事や夢につながる可能性もあるってこと、そして仲間とがんばるチームワークを学んでほしいです。あと、鬱屈とした気持ちを抱えてるフリーターやニートの人にこの映画を観てほしい(笑)。何かこう、起爆剤になり得る映画だと思います。

僕はとんかつ大好きなんですけど、すっごいうまそうに映ってましたね。結局とんかつって、大事なのはキャベツですから、マジで。揚作が言ってることは間違ってないんですよ。うまい店は氷水でシメてから出すから、キャベツがパキッとしてる。だからとんかつ好きにも観てほしい映画ですね。うん、とんかつ好きのニートには絶対観てほしい!

※インタビューより構成

プロフィール
1983年10月29日生まれ、神奈川県出身。お笑いコンビ・アルコ&ピースでツッコミを担当。TBSラジオ「アルコ&ピースD.C.GARAGE」、FM-FUJI「沈黙の金曜日」、SBSラジオ「まだ帰りたくない大人たちへ チョコレートナナナナイト!」といったラジオ番組にレギュラー出演している。2017年には、ラッパーの“菊田健太”名義で戦極MC BATTLEの予選に出場した。2020年には、6月に配信されたリモート映画プロジェクト「TOKYO TELEWORK FILM」の1編「でぃすたんす」に出演。同年9月18日に公式YouTubeチャンネル「アルピーチャンネル」が開設されたほか、MCを務めるテレビ東京「勇者ああああ〜ゲーム知識ゼロでもなんとなく見られるゲーム番組〜」が毎週土曜22時30分より放送中。

しばたありぼぼ(ヤバイTシャツ屋さん / ミュージシャン)

しばたありぼぼ(ヤバイTシャツ屋さん)

コミカルでポップでリズミカルな作品でした。
音楽と表情だけで魅せているシーンを観ている時、なんだかゾワゾワとした感覚になり自分たちがライブで演奏している時のことを凄く思い出し、映画を観終わった後「ライブがしたい!」と心から思いました。
とにかく音とテンポが気持ち良くてずっとウキウキが止まぬまま観終わりました。
そして池間夏海さん、とても可愛かったです!!!

プロフィール
大阪芸術大学に通っていたこやまたくや、もりもりもとと2013年10月に結成したスリーピースバンド・ヤバイTシャツ屋さんのベース、ボーカル担当。ヤバイTシャツ屋さんとして2020年3月に9thシングル「うなぎのぼり」と3rd LIVE Blu-ray / DVD「Tank-top of the DVD III」を同時発売した。9月30日には4thフルアルバム「You need the Tank-top」がリリースされた。

tofubeats(トラックメイカー・DJ)

tofubeats

「とんかつDJアゲ太郎」が映画化だって~!
タイトルを見たときはレコードを投げて敵を倒したりスクラッチをすると炎とか出る系かと思ってましたが、
笑いもありつつ俺たちDJも納得のリアルな描写でテンションをアゲてくれた漫画でした。
映画版もそんな原作を踏襲した仕上がりで、アゲ太郎がちょっとスベるとこなんて結構リアルで胃が痛くなったりも…
本当に渋谷のクラブでニアミスしてそうな面々たちと君も出会ってくれよな!

プロフィール
1990年生まれ、兵庫県出身のトラックメイカー / DJ。学生時代からさまざまなアーティストのプロデュースや楽曲提供、楽曲のリミックスを行う。2013年4月に自主制作アルバム「lost decade」を発売。同年11月にはミニアルバム「Don't Stop The Music」でメジャーデビューを果たした。カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された映画「寝ても覚めても」では、主題歌と劇伴を担当。2020年3月にはデジタルミニアルバム「TBEP」をリリース。8月にはシングル「I CAN'T DO IT ALONE」を発表し、9月4日にはリミックス作品「RUN REMIXES」を配信リリースした。

ピエール中野(凛として時雨 / ドラマー)

ピエール中野(凛として時雨)

希少性の高い人になる有名な条件がある。1つの分野で100人のうちの1人になって、また別の分野で100人のうちの1人になれば、掛け算で1万人のうちの1人になれるという考え方だ。とんかつとDJ、一見無関係のように思える分野でも、技術や精神性を追求することで共通するポイントが見つかる。お互いの要素を行き来することで、どちらも際立たせる事ができる。ドラマーでDJも出来て、イヤホンまで作るピエール中野にも通じることだし、活躍してる人は〇〇 × △△といくつかの分野を同時に成功させて希少性を高めている人が目立ってきた。とんかつ屋でDJのアゲ太郎は、今の時代にとても合っている。あと、音とDJの描写が生々しくて良かった。ピはDJ YASHIKIになりたい。

プロフィール
2002年に地元・埼玉で結成されたバンド、凛として時雨のドラマー。カオティック・スピードキング、クリエイター集団ZiNGのメンバーとしても活躍し、さらにDJやコラム執筆、イヤホン通称ピヤホン)のプロデュースなど、その活動は多岐にわたる。2020年7月にはこれまでコラボレーションしてきた商品をまとめたオフィシャルブランドサイトが開設された。

リュウジ(料理研究家)

リュウジ(料理研究家)

キラキラした色彩の画面内で放たれる極上のPOPミュージックと極上のトンカツに酔いしれること間違いなし!
食と文化の継承を経て成長する登場人物たちの生き方が人生に最高の「スパイス」を与えてくれる!
食、青春、POPミュージック、幸福感、高揚感、全部入りの心も身体も熱くなる最高にアガって笑える幕の内弁当を是非皆さんにも映画館で味わってもらいたいです!

プロフィール
1986年5月2日生まれ、千葉県出身の料理研究家。テレビ・マンガのレシピ監修や、食品メーカーなどとのタイアップによるレシピ開発、講演も多数行う。161万人以上のフォロワー数を誇るTwitterでの「簡単・爆速レシピ」が人気を集めているほか、YouTubeチャンネルで料理動画も公開している。著書は累計約75万部で、2020年8月18日には「バズレシピ ベジ飯編」が発売された。

まだまだ続々!ノックアウトされた著名人たちの感想コメント

※公式サイトより抜粋

DJ JIN(RHYMESTER / DJ)

レコードDJ的にリアルにくすぐられる部分と、迷いなきシュールなユーモア。原作と創作を二重螺旋状に絡みアゲてお見事です!

大谷ノブ彦(ダイノジ / お笑い芸人)

“月に1回美味いとんかつを食べる人生を送る”が人生のテーマの私、DJダイノジとしてフェスでオーディエンスをアゲまくる私、その私が出てないことだけがこの映画の唯一の欠点だ。大いに後悔するがいい。そして俺はこの最強プレイリストまんまプレイしてアゲてとんでフライさせてやるのだ!!

高木由麻奈(元SKE48 / タレント・モデル)

この映画を観ると、“今やっている事はいつか自分のためになる”と、失敗を恐れず何事も一生懸命取り組むことの大切さを再認識できます。音楽が好きでDJを学んでいた時期がありアゲ太郎と自分を重ねて観ました。

DJみそしるとMCごはん(くいしんぼうヒップホッパー)

「とんかつDJ」という自分だけの道を見つけ、進んでいく初期衝動がまぶしかった。不格好でも、振り返ればすべてが愛おしい! 観賞後の爽やかな満足感は、カラッと揚がったおいしいとんかつそのもの。

まだまだ続々!ノックアウトされた著名人たちの感想コメント

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まだまだ続々!ノックアウトされた著名人たちの感想コメント

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