復讐、恋愛、個性的なキャラクター…竹内涼真×新木優子×平手友梨奈が「六本木クラス」の魅力を語る (2/2)

葵はかわいくて憎めない女の子(平手)

──平手さんが演じるもう1人のヒロイン、葵のツートンヘアはすごくお似合いだと話題になっていますが、韓国版のチョ・イソを意識しているんですか?

平手 実は、私はイソの感じとは少し違うものにしたいなと思っていたんです。制作の方も同じ意見だったので、じゃあそうしようとなったんですけど、すぐにアイデアが浮かばなくて。なので、いろいろヘアメイクさんと話し合いながらこの髪を作っていきました。ちょっと不思議なヘアスタイルになりましたけど(笑)。

平手友梨奈

平手友梨奈

──葵について「見る人によってそれぞれ捉え方があるキャラクター」とおっしゃっていますが、何をポイントにして演じようと思っていますか?

平手 自分としては、かわいらしくて、どこか憎めない女の子だと思っています。いろいろな方々とセッションしていく中で生まれるものを大切にしたいと思っています。

平手友梨奈演じる麻宮葵。

平手友梨奈演じる麻宮葵。

──撮影を進める中で印象に残ったエピソードがあれば教えてください。

新木 学生服が大丈夫なのかなっていう心配しかなかったんです(笑)。私たちは学生を離れてから10年ほど経っているので……。竹内さんは学ランがけっこう似合ってらっしゃったので、大丈夫だって思いながら現場に入ったのは覚えています。

「六本木クラス」第1話より。

「六本木クラス」第1話より。

香川さんとの“キャッチボール”が毎回楽しみ(竹内)

──竹内さんは、敵役である長屋茂役の香川照之さんとは初めての共演ですね。

竹内 はい。香川さんとは、いつかご一緒できたらと以前から思っていたので、今回巡り合わせでご一緒することができてうれしいです。本当にアイデアが豊富で、ワンシーンワンシーン、どうやったら面白くなるかをすごく考えられている方なんです。香川さんが仕掛けてくださるお芝居を受けて返す“キャッチボール”を毎回楽しみにしています。

──香川さんの悪役ぶりはどうでした?

竹内 香川さんは長屋茂を悪役と捉えて演じていないような気がしていて。長屋茂は彼なりの“正義”を持って新にマウントを取りたい。やっていることは卑劣で大胆だから悪に見えるんですけど、大企業の会長として自分の存在意義を保とうとしているんだろうな、と思います。

宮部新(竹内涼真)と長屋茂(香川照之)。

宮部新(竹内涼真)と長屋茂(香川照之)。

──新木さんは、香川さんとの共演シーンはいかがでしたか。

新木 私も今回初めて共演させていただいたんですけど、思い描いていた長屋の会長らしい会長というか、香川さんに決まったと聞いたときに「さすが」と思いました。初めてお会いしたとき、私は緊張していたんですけど、香川さんはすごく気さくで役柄と180度違う方でした。それでいて、悪役らしく怒りを表現するシーンでは、いろんな紙をばらまく“紙さばき”をバチッと決められる。さすがですよね。

竹内 確かに。昨日の撮影でも紙さばきすごかったよね。バーンって投げた紙がテーブルにぴたっと落ちて(笑)。どういうテクニックなのか聞いてみたいです。

「ウラ六本木クラス」を観れば本編の放送がより楽しみに(竹内)

──動画配信プラットフォームのTELASA(テラサ)では、第1話のディレクターズカット版や、撮影の裏側を追った特別編「ウラ六本木クラス」が独占配信されています。それぞれの内容を教えていただけますか?

「六本木クラス」第1話ディレクターズカット版より。

「六本木クラス」第1話ディレクターズカット版より。

竹内 現場で盛り上がったり面白味があるシーンは意外とカットがかかるギリギリ前だったりするんです。でもテレビで放送するときは時間内に収めないといけないですし、作品のテンポもあるので、編集で切りたくないけど切ってしまうシーンもたくさんあるそうで。ディレクターズカット版にはそういうシーンが詰まっています。また「ウラ六本木クラス」では、僕らがどんなふうに作品を作っているか、その過程もお見せできると思うので、「ウラ六本木クラス」を観れば毎週の本編の放送を追うことがより楽しくなると思います。

──最後に、これから「六本木クラス」をご覧になる方に「ここをぜひ観てほしい」という部分を教えてください。

竹内 いろいろありますが、六本木の街並みと僕らの衣装だったり人間模様がすごくマッチしているんです。六本木ってこういう感じなのかなとイメージしながら登場人物の感情の変化や生き方を見てもらえるとすごく楽しんでいただけるんじゃないかなと。

新木 私の担っている部分は、復讐より恋愛の部分。特に三角関係が見どころなので、そこは楽しみにしていただきたいなと思います。

平手 キャラクターが本当に個性豊かなので、そこも楽しんでいただければうれしいです。

「六本木クラス」

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木曜ドラマ「六本木クラス」

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「ウラ六本木クラス」

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プロフィール

竹内涼真(タケウチリョウマ)

1993年4月26日生まれ、東京都出身。2014年から2015年にかけて放送された「仮面ライダードライブ」で主人公を演じ、注目を集める。主な出演作は映画「青空エール」「帝一の國」「センセイ君主」「太陽は動かない」、連続テレビ小説「ひよっこ」、ドラマ「下町ロケット」「過保護のカホコ」「テセウスの船」「連続ドラマW 太陽は動かない -THE ECLIPSE-」「竹内涼真の撮休」「君と世界が終わる日に」など。横浜流星とともにダブル主演を務めた映画「アキラとあきら」が8月26日に公開される。

新木優子(アラキユウコ)

1993年12月15日生まれ、東京都出身。スカウトをきっかけにデビューし、2015年にゼクシィの8代目CMガールに抜擢された。主な出演作は映画「悪と仮面のルール」「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」「あのコの、トリコ。」「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」、ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」「トドメの接吻」「モトカレマニア」「連続ドラマW セイレーンの懺悔」「ボクの殺意が恋をした」など。

平手友梨奈(ヒラテユリナ)

2001年6月25日生まれ、愛知県出身。2015年8月に欅坂46の一期生オーディションに合格し、2020年1月まで同グループの中心メンバーとして活躍した。2018年公開の主演作「響 -HIBIKI-」で映画デビュー。2021年には「さんかく窓の外側は夜」「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」が公開された。ドラマ出演作には「徳山大五郎を誰が殺したか?」「残酷な観客達」「ドラゴン桜」「風の向こうへ駆け抜けろ」がある。

TELASA(テラサ)

テレビ朝日の人気番組をはじめとする、ドラマ、バラエティ、アニメ、特撮、スポーツ番組に加え、国内外の映画、ドキュメンタリーなど、新作やオリジナルを含む、豊富なラインナップを視聴できる動画配信サービス。スマホやPCはもちろん、テレビの大画面でも視聴可能。月額料金は税込618円~。なお初回登録時、30日間無料でおためし視聴できるキャンペーンをナタリー限定で現在実施中。本記事内のバナーから飛ぶと、通常2週間の無料期間が30日間となる。

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