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「犬鳴村」三吉彩花インタビュー|素の自分を誰も知らない…恐怖にまつわる一問一答で見えてきた意外な素顔(の一部)

九州に実在する最恐の心霊スポット・旧犬鳴トンネル。その先には日本国憲法が通用しない集落“犬鳴村”があり、立ち入った者は決して戻ってこれないという都市伝説がある。さまざまな逸話が語り継がれる恐怖に満ちた題材を、「呪怨」で知られるジャパニーズホラーの名手・清水崇が映画化。2月7日より全国で公開される。

主演を務めるのは、「ダンスウィズミー」の歌と踊りでたちまち映画ファンの心をつかんだ三吉彩花。彼女が演じる臨床心理士・森田奏は、兄とその恋人が犬鳴村へ足を踏み入れたことをきっかけに不可解な事件に巻き込まれていく。

本作の公開を記念し、映画ナタリーでは三吉へのインタビューを実施。恐怖や幽霊にまつわる質問を一問一答形式でぶつけてみた。そこから見えてきた意外な素顔とは。三吉が共演者に語っていた怖い話も特別に聞かせてもらった。

取材・文 / 奥富敏晴 撮影 / 向後真孝
ヘアメイク / RYO スタイリング / 道端亜未

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心霊スポットは神聖な場所

──今日は「犬鳴村」にちなんで、幽霊や恐怖などに関する質問を一問一答形式で答えていただこうと思います。

よろしくお願いします。

三吉彩花

──まず定番の質問ですが、三吉さんは幽霊の存在を信じてますか?

信じてます、はい。科学的に証明されてないことはたくさんありますし。

──ナチュラルに「はい」と言われて驚いてます。身近に霊感のある人はいますか?

いっぱいいますね。

──いっぱいですか。

はい。普通に友達が生霊を飛ばされてたり。

──生霊ですか。

友達が家に帰ったら「いる」と言ってて。ある人が、半分透けてるような生気が漂ってない顔で部屋にいたらしいです。「これって生霊なのかな?」と相談されました。でもおはらいに行ったら消えたらしくて。友達の友達が知らない間に生霊を飛ばしてたみたいです。けっこう多いですね。私の周りに。

──三吉さんはそういった話をどんなテンションで聞かれるんでしょうか。

へー!というふうに聞きますね。

──怖くはない?

「犬鳴村」

全然怖くないです(笑)。あんまり怖いものには遭遇してないですね。

──続いて、お化け屋敷には率先して入るタイプですか?

入らないです。入る人の気持ちがわからないです(笑)。入ったとしても先頭に立ちます。早く行って早く出てきたい。

──でも先頭が一番先に驚かされるし、怖くないですか。

いや、お化け屋敷は後ろが怖いんです。前の人に安心して付いて行ってると、急に後ろからポンって触られたりして。それが本当に苦手で。だから前に立って「わああ!」って走り抜けます。

──では心霊スポットはどうでしょう。

百歩譲ってお化け屋敷はいいんです。アトラクションやエンタテインメントとして怖がらせようとしてるから。でも心霊スポットは神聖な場所だから。

──もし“犬鳴村”が実在するとしたら……。

安易に行きたいとは思わないです。この映画の主演のPRとしては駄目かもしれませんが(笑)。

おはらいは大事です

──今回「犬鳴村」で主演するにあたり、ホラー映画などは鑑賞されました?

三吉彩花

特に観なかったですね。

──それは本作に限らず?

そうですね。役の参考にしようと思って映画を観ることはあまりないです。

──その理由は?

参考にすると、そのことばかり意識しちゃって。実際に現場で起こること、生まれる芝居とかに集中できないんです。叫び方や怖がり方も参考にすると、その演技がお手本になるじゃないですか。

──確かに。

だから、そこから外れたときに自分の芝居が「失敗した」と思っちゃうんです。今のは正解じゃないな、みたいに思ったり。演技に正解があるわけではないですし、撮影も一言一句台本通りに進むことも少なくて。その場で変わる言い回しやリアクションに現場で反応して演技したいし、そうするべきと思っています。

──そう考えるきっかけみたいなことはあったんでしょうか?

ベテランの方から「ちゃんと現場で生まれるものを大事にしたほうがいいよ」とアドバイスをいただいたことがあって。それから勉強のために作品を観ることはあえてしていないです。でもホラー映画は好きなので普段からよく観てますね。

──Jホラーの名手である清水崇監督は怖い方でしたか?

全然怖くなかったです! 怖いと思っていたのですが、一切怒られることもなく。むしろかまってほしがりな男子中学生みたいな方でした。

──それはそれで怖いですね。

逆にそうですね(笑)。全然イメージと違う方でした。

──続いて共演陣の中で一番の怖がりは?

結果、現場では坂東さんが一番にぎやかでした(笑)。

坂東龍汰演じる森田奏の兄・悠真。

──奏の兄・悠真を演じた坂東龍汰さんですね。

にぎやかな人なんですけど、すごく純粋で真面目。私が何か怖いこと言ったりすると、素直だから全部真に受けるんです。「えー! みよっちゃん、やめてよ。トイレ行けなくなっちゃうじゃん!」みたいにおびえて(笑)。

──三吉さんが脅かしてたんですね(笑)。

現場ではみんなで怖い話や体験談を語ったりしてました。私は平気なんですけど、坂東さんは怖がってましたね。オーバーなんです(笑)。

──ちなみに三吉さんが現場で披露していた怖い話を教えていただいてもいいでしょうか……?

いいですよ(※三吉に語ってもらった怖い話は特集の最後に掲載している)。

──ありがとうございます。怖かったです。おはらいって万能なんですね。

おはらいは大事です。

──では一問一答に戻ります。「犬鳴村」を撮影していて、もっとも怖かったシーンを教えてください。

トンネルの撮影は、東京・青梅の旧吹上トンネルで行われた。

トンネルが怖かったです。水たまりもあってジトッとしていて。撮影も夜中で寒いし、出口も見えない。撮影に使ったのは、旧犬鳴トンネルと同じように今は使われてないトンネルでした。

──では鑑賞していて、もっとも怖かったシーンは?

車のボンネットに人が落ちてくるところです。現場では落ちてくる人を急にボトって落とすわけじゃないので、ゆっくり落としてるんです。そのスピードに慣れてると、勢いよくあんなタイミングで落ちてくると思わなくて(笑)。試写室でも普通に「えっ!」って驚いてしまいました。