マーベル・スタジオの最新作「ブラックパンサー」が、3月1日に全国公開される。「クリード チャンプを継ぐ男」のライアン・クーグラーが監督したこの映画は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)史上初めて黒人ヒーローを主人公としたアクション大作。アフリカの超文明国家ワカンダの秘密を守るべく、漆黒のヒーローと国王という2つの顔を持つ主人公、ブラックパンサー / ティ・チャラが戦いを繰り広げる。
劇中の音楽や、映画にインスパイアされたアルバム「ブラックパンサー ザ・アルバム」は、グラミー賞5冠のラッパー、ケンドリック・ラマーとアンソニー“トップ・ドッグ”ティフィスが全面プロデュースを手がけた。そんなヒップホップ界の大物の参加や、スタイリッシュなアクションが話題を集めた本作は、全米公開4日間で約2億3500万ドルという驚異の興行収入を記録。これは「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」に次ぐ歴代3位の成績にあたる。
ナタリーでは本作の公開を記念し、音楽と映画、ジャンルをまたいだ全3回にわたる特集を展開。ヒップホップ界で活躍するラッパーや、マーベルファンを公言するアーティストに、本作の魅力を語ってもらった。
文 / 浅見みなほ
- ブラックパンサー / ティ・チャラ
(チャドウィック・ボーズマン / 吹替:田村真) - 父の死によって、超文明国家ワカンダの国王と、国を守るヒーロー“ブラックパンサー”という2つの使命を引き継ぐことになった男。驚異のパワーを秘めた鉱石“ヴィブラニウム”の産地であるという国の秘密を守るべく、漆黒のスーツをまといブラックパンサーとして戦う。
- 「ブラックパンサー」
- 2018年3月1日(木)全国公開
- ストーリー
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アフリカの秘境・超文明国家ワカンダには、ある秘密があった。それは、世界を滅ぼしてしまうほどのパワーを秘めた希少鉱石“ヴィブラニウム”の産出地であるということ。歴代のワカンダ王は、この鉱石が悪の手に渡らないよう秘密を厳守するとともに、鉱石を研究し最先端のテクノロジーを生み出していた。父を亡くした若き国王ティ・チャラは、儀式を経て国を守るヒーロー“ブラックパンサー”に即位する。しかしまだその心構えを持てず、かつての婚約者ナキアへの思いも断ち切れないティ・チャラは葛藤していた。その頃、ワカンダを狙う謎の男エリック・キルモンガーと、武器商人のユリシーズ・クロウが手を組み、大英博物館にあったヴィブラニウム製の武器を盗み出し……。
- スタッフ / キャスト
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監督:ライアン・クーグラー
脚本:ライアン・クーグラー、ジョン・ロバート・コール
出演:チャドウィック・ボーズマン、マイケル・B・ジョーダン、ルピタ・ニョンゴ、ダナイ・グリラ、マーティン・フリーマン、ダニエル・カルーヤ、レティーシャ・ライト、ウィンストン・デューク、アンジェラ・バセット、フォレスト・ウィテカー、アンディ・サーキスほか
©Marvel Studios 2018
2018年3月6日更新