日本が世界に放つ戦国エンタテインメント「ニンジャバットマン」が6月15日に全国公開される。本作ではバットマンやジョーカーらDCコミックのキャラクターが、ゴッサムシティを飛び出し戦国時代の日本へタイムスリップ! テレビアニメ「ポプテピピック」の神風動画がアニメーション制作を担当し、豪華キャストとクリエイターが集結した。
この特集では、いち早く本作を鑑賞した著名人11名から寄せられた応援コメントを紹介。また本編のイチオシ場面とともに監督・水﨑淳平によるコメントをお届けする。最後のページには、バットマン役の山寺宏一&ジョーカー役の高木渉が見どころを語るインタビューも!
- 「ニンジャバットマン」
- 2018年6月15日(金)全国公開
- ストーリー
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戦国時代の日本。現代の犯罪都市ゴッサムシティからタイムスリップしてきた悪党たちが、“ヴィラン大名”として勢力を振るっていた。彼らが好き放題に暴れ続ければ、世界の歴史が変わってしまうことに。同じく日本に降り立ったバットマンは最狂の悪党ジョーカーたちに立ち向かう。
- スタッフ
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監督:水﨑淳平
脚本:中島かずき
キャラクターデザイン:岡崎能士
音楽:菅野祐悟
アニメーション制作:神風動画 - キャスト
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声:山寺宏一、高木渉、加隈亜衣、釘宮理恵、子安武人ほか
Batman and all related characters and elements are trademarks of and ©DC Comics. ©Warner Bros. Japan LLC
日本が誇るクリエイター陣
本作は、放送開始とともに爆発的な話題を集めた「ポプテピピック」の神風動画が手がける初の長編オリジナル作品。神風動画の代表・水﨑淳平が監督を務め、アニメファンのみならず往年のDC映画ファンをも熱狂させる新たなエンタテインメントを生み出した。型破りなストーリーを書き上げたのは、劇団☆新感線の作家であり「天元突破グレンラガン」「キルラキル」などでアニメファンからも信頼の厚い中島かずき。さらにキャラクターデザイナーとして「アフロサムライ」の岡崎能士が参加している。
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ひと足早くお見せします!
「ニンジャバットマン」イチオシ場面集
歌広場淳
「お前ら、遊ぶことを忘れてないか?」という問いに対する日本からの回答が、この「ニンジャバットマン」だ。
「俺たちが一番楽しく遊べるんだぜ!」と言わんばかりに、日本のクリエイターたちが散らばってるおもちゃを拾い集めた結果、“観るエナジードリンク”が完成! もうお腹いっぱいになりました。
今までの「バットマン」シリーズでやってほしい表現を全部やってくれた、アニメならではのカッコよさ。オリジナリティとクオリティどちらも素晴らしく、パッと見の「なんかすげえな感」だけじゃない、随所の味付けもしっかり。
日本人は本当に遊び方が上手だなあ。世界よ、これが日本のアニメだ!
それにしても、現代に生きる僕たちがバットマンを好きなのは当たり前ですよね。だって遠い昔の戦国時代からDNAに刻まれているんだから! たーだ、ツッコミ不在の世界だったので次回作にはゴールデンボンバーのツッコミ担当であるわたくしの登用をお願いします!
桜坂洋
ぼくらはいま、アニメの新しいスタンダードの誕生を目にしているのかもしれない。登場するすべての要素・展開をぼくらはすでに知っていて、なおかつすべてが斬新だ。サンディエゴではじめて“Sushi”を食べたときと同じ驚きをこのバットマンは与えてくれた。
ZEN
普通のアメコミヒーロー物かと思った貴方は開始2分でその予測をぶち壊されることでしょう。
これまでリンクするはずのなかった舞台上に驚くほど落とし込まれたバットマンワールドに少年心が、いとも簡単に呼び覚まされました。
バットマンアクションの最大の特徴ともいえる、ガジェットを駆使したバトルシーンは日本を牽引するアニメーターによってさらに進化し、アニメとは思えないほどの音・動き・カメラワーク、その全てが感覚に直接訴えかけてくるようでした。
廣瀬智紀
ニンジャバットマン、日本のアニメ、脚本家の中島かずきさん。そんな文字を見るだけでワクワク。見事に疾走感のある爽快な物語もさることながら、画の強さ、繊細さ、大胆さ、美しさに目を奪われ、バットマンたちヒーローや悪党が戦国時代に溶け込もうとする姿にくすり。なんだか日本がもっと好きになりました。これが日本が世界に送る「バットマン」なのだと。とにかく多くの方に観て頂きたいです。
松澤千晶
お恥ずかしながら初めてのバットマンでして、おそらくバットマンにとっても、初めてのことが多かったと思います。
何も知らずに一度、これを機に彼の活躍をいくつか拝見してから二度、鑑賞させていただきましたが、知らなくても面白かったのに、知っているとこんなにも楽しめるなんて……と、オリジナルへの敬愛と、その遊び心に痺れました。
テクノロジーと切り離された戦国時代で愛車も無く、馬に乗るバットマン。しかしながら、いつもの彼の強さが生かせないからこそ、ヒーローとしての本質的な彼の強さを感じられ、最後は作中のジョーカーの「最高だぜバットマン!」の叫びとリンクするほど。そして、その最高は集結したファミリーがいるからこそなのも、やっぱり最高です。
ストーリー以外にも、音、動き、重量感、手裏剣から何から一つ一つの道具が生きていて、爆発がとにかく気持ち良く、言葉遊びからねぷたから、日本って楽しそう!と思える仕掛けや描写が盛りだくさん。
この国、この時代だからこそできる戦い。バトルでなく、戦(いくさ)を、バットマンに嗜んでもらうことができて嬉しかったです。
きっとこれからも戦い続けるバットマン。もし彼にお会いすることができたら、あの時どうでした?と聞いてみたいです。
大川ぶくぶ
ぶっ飛んだ演出に常時大喜び! あとジョーカーの顔に是非注目して欲しいです、やばすぎる!
小島秀夫
時代劇、特撮、漫画、アニメ。さまざまなジャンルが群雄割拠する日本のエンタメ戦国時代を生き抜いた、メイド・イン・ジャパンの血と肉が生きている。
それだけではない。この和製“バットマン”は、日本とハリウッドとのエンタメ合戦を空から見おろす、鳥でも獣でもない“コウモリ”のようにも見えてくる。
鈴木拡樹
世界的に有名なバットマンがアメコミのテイストを残しながら日本の戦国時代に居る違和感が面白い。
今作の脚本を担当された中島かずきさんと、以前お仕事をする機会があったのですが、そのときに私は第六天魔王の役を演じさせていただきました。その事もあって第六天魔王(ジョーカー)を応援してしまう不思議な見方をしてしまいました。
歴代のバットマンの敵が戦国武将になっている設定の面白さ! 成る程感が凄い! 納得の配役です。
あと私がとても引き込まれたのはバトルシーン! 早い展開での攻防戦の格好良さとカメラワークの演出で浮遊感を感じさせていただきました。
SEの臨場感も凄く迫力がありました。音だけで距離や攻撃威力がわかる!
ニンジャバットマン全身で楽しむ事が出来ました!
皆さんも是非、全身で楽しんでください。
武田梨奈
クールだ! なんてクールなんだ!と心の中で叫んでいました。
ジャパニーズカルチャーの中で暴れるキャラクター達に興奮が止まらなかったです。
世界中のリアクションが気になる映画の一つ。
そして、男達に埋もれない圧倒的存在感のキャットウーマンやハーレイ・クインにメロメロでした。
FROGMAN
私の映画「DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団」も無茶苦茶な作品だと思ってましたが、本作はここまでやり切るとは!
劇場版「鷹の爪」にかけたアイデアと情熱と予算をこの作品は冒頭3分でぶち抜いていく! DC映画史上、最もぶっ飛んだ作品!!!
山田裕貴
忍者大好き、戦国時代大好き、バットマン大好き、ヴィランも大好き。僕のための映画かな?というくらい、好きなものが全部詰まってました!
細かいことを考えさせないスピード感。シンプルを貫く心意気。予想外の連続。これまでのDCとのギャップが過ぎる!
日本とバットマンがこんなにもマッチするとは。“バットマン越しの富士山”なんてかつてないし、天守閣での日本刀バトルはまさに夢!