今回のショーは「バクアゲ49」(齋藤)
──ここからはファイナルライブツアーについて聞かせてください。静岡、鹿児島、福岡、仙台、札幌と回ってきて、今日が名古屋初日でしたけど、ここまでの感想としてはいかがですか。
齋藤 ファイナルライブツアーの前にもGロッソでショーをやってましたけど、Gロッソはやっぱり東京のお客さんが多くて。地方会場だと、Gロッソには来られなかったけど、1年間通して僕たちを応援してくれていた人たちとようやく会えたんだなと感じました。
葉山 本当にきれいごとに聞こえちゃうかもしれないですけど、愛されてるなっていう実感は毎公演あります。毎回、大きい会場でやらせていただいているのにほぼ満席で。「えっ、こんなに来てくださるんだ」って。違う会場に同じお客さんがいらっしゃることもありますし。こんなに応援していただいているんだというのは改めて感じました。
鈴木 ライブのエンディングで毎回、来てくださった皆さんへのメッセージを言ってるんですけど、そこで泣いてくださる方もけっこういらっしゃるんです。人に泣いてもらえるってすごいことじゃないですか。こんなに幸せなことってないなって思います。初めてお会いするんですけど、1年間同じ時間を一緒に過ごしてくださってた方たちなんだなって、より思いました。
相馬 僕はもう、ほぼ同じ。
鈴木 一応言っておこうよ(笑)。
相馬 じゃあ違うことを言うと、地方によってお客さんの反応が全然違うなっていうのをすごく感じましたね。県民性というのかな。
鈴木 静岡はすごかったですね。
相馬 初日っていうのもあったと思うけど、すごかったですね。逆に東北のほう(仙台)だとちょっと恥ずかしがり屋なのかなとか。これから行く大阪はもしかしたらもっとノリがいいのかもとか。そういう部分も楽しみながらやってましたね。
葉山 アメ玉探偵の登場シーンの反応で、その日の雰囲気わかるもんね。
相馬 ああ、わかるわかる(笑)。そういう“生”感っていうのは舞台のよさですよね。ドラマだったら撮り直す部分でも舞台ならそのまま続けるし、逆に「今回は特にかっこよかったな」っていうときもあるし。いろんな味わいが楽しめるんではないかなと思います。
──ショーの脚本面の感想としてはいかがですか?
宮澤 まあ、でもこれはね。一番盛り上がっているのはやっぱり……。
鈴木 言ってやれ言ってやれ!
宮澤 ついにチャンピオンブンブンジャーのブンバイオレット用ジャケットができたんですよ!
──おめでとうございます! 本編でブンバイオレットだけ作られなかったものがついに……ということで、客席も大いに盛り上がってました。でも目玉であると同時に、ネタバレなのであまり詳しく触れないほうがいいかもしれないですが……。
宮澤 となると、盛り上がるところは……?
齋藤 やっぱりアメ玉探偵?
葉山 最終回後の物語だから、みんなのその後が描かれるのはいいよね。
──玄蕃さんが父親の近況などを客席に説明しているシーンでは、拍手が起きていましたね。
宮澤 ああいうのは本編から観てる人からしたらうれしいですよね。
齋藤 だから今回のショーは「バクアゲ49」ってことですよね。
相馬 あ、そうね。
葉山 うまいこと言ったな……。
相馬 もう1回言っといたら?
葉山 (自分が初めて言ったような顔で)「バクアゲ49」っていうイメージかもしれないです。
一同 (笑)
──今回のショーは、サンシーターがストーリーの中心にいたので彼らのファンは観てほしいですね。
齋藤 サンシーター、大人気ですからね。
相馬 すごくない? なんか放送中も俺らより(SNSで)トレンドに上がってたから。
井内 いつも「ヤルちゃん」とかがトレンドになってたね。
──サンシーターのキャストの皆さんとは、アフレコで一緒になることはあったんですか?
相馬 いや、皆さんお忙しいのもあってなかなか……。
宮澤 お会いしたことないかも。
鈴木 打ち上げでは諸星(すみれ)さんと会ってます。
──千秋楽の2公演目では、イターシャ役の水樹奈々さん、ヤイヤイ・ヤルカー役の諸星すみれさんがゲストに来られますけど、聞いてみたいことはありますか?
相馬 まずどんな人かを知りたいですね。そこを探るとこから。
鈴木 話したいというか、生「お疲れサンシター」が聞きたい!
相馬 確かに!
齋藤 あ、水樹さん来られるんですよね。イターシャ回(バクアゲ42)で歌ってた曲、うわさではあれ一発撮りって聞いたんですよ。
一同 えっ!?
齋藤 (1人3役だった)セーラとラビニアとの掛け合いも含めて。「あれ、マジっすか?」って聞きたいです。
配信をなるべくリアルタイムで観てほしい(井内)
──ファイナルライブツアーは毎年観させていただいてるんですけど、千秋楽では、キャストの皆さんの最後の挨拶にどうしても注目してしまいます。しゃべれないぐらい号泣する人、すごく話が長くなる人、意外とあっさりしてる人、などいろんなパターンがあるんですけど、皆さんはちゃんと挨拶できそうですか。
葉山 俺はたぶんね、しゃべれないくらい泣くと思う。
鈴木 えっ、自己申告?
井内 シャーシロ、未来、錠は泣きそうだな。
宮澤 美羽ちゃんはツアーの途中でもいろんなところで泣いてたよね。
鈴木 泣いた。毎公演、毎公演、悲しくなっちゃって。「これが最後の人たちがいるんだ」と思うと……。
──確かに、その人にとってはそこが千秋楽というか。
鈴木 はい。でも最終回の撮影のときにはほとんどの人が泣いてたよね。
葉山 悠陽と宮澤くん以外は泣いてた。
宮澤 俺らの心がないみたいな言い方(笑)。
葉山 いや、悠陽が泣かないのはすごいかっこよかった。
鈴木 さとるんは最終回で号泣してたもんね。このツアー中も「あ、ヤバい、キテる。危なかった」とか言ってた。
相馬 涙腺がゆるくなってきたんですかね。
宮澤 エンディングの挨拶とかじゃなくて、芝居やってるときにみんなの目が潤んでるときもあるよ。
齋藤 先斗とビュンディーの会話とか、めちゃめちゃ泣けるしね。
宮澤 だからなんだかんだ、みんな泣くんじゃないかな?
鈴木 えー、ざわくんが泣くとこ見たい!
井内 佑くんは泣くと思う。
葉山 千秋楽の最後の挨拶は、最初がハシヤスメさんで、次がざわくんかな。この2人が泣いたら俺はもう無理かも。
齋藤 ハシヤスメさんが泣いたら僕たちも。
ハシヤスメ 私に懸かってるんですかね(笑)。これはちょっと本番にならないとわからないです。
鈴木 ツアー中にみんな泣いちゃいそうになっても、「やっぱり最後の日まではちょっとこらえたいね」っていう、なんとなくの空気感があるんですよ。だからなんか最後の最後で何かがプチって切れて、みんな涙が滝のようになりそうな気がします。誰が収集つけるんだっていう。
葉山 水たまりになるんじゃない?(笑)
──どうなるか見守っておきます。最後に井内さん、ファイナルライブツアーの配信を観ようと思っている人たちに、メッセージをお願いします。
井内 はい! 1年間「ブンブンジャー」として活動をしてきて、1月からはGロッソのショーがあり、3月からはこのファイナルライブツアーが始まりました。今回のキャッチフレーズは「ブンブンジャー、ラストミッション。それは全国の仲間に『感謝』を届けること──」となっています。もちろん1公演、1公演を大切に、「これが最後」という思いでやっていますが、事実として本当に “届け屋” としての最後のミッションが5月18日の千秋楽です。僕たちが1年間がんばってきたものが出せる最後の場だと思います。配信ではあとから観ることもできますが、できるだけ同じタイミングで観ていただき、さっき話した「最後どうなっちゃうんだ?」というところも含め、その感動を一緒に味わってもらえたらすごくうれしいなって思います。僕たちの最後のステージを見届けてください。
葉山 コメント、成長したな……。ざわくんが合流する前の最初のほうなんか見てられなかったから。いまだから言えるけど、すぐ隣の人に頼ってたんですよ。
鈴木 みんなアシストするつもりでいたもんね。誰が成長した?って話が最初にありましたけど、これですよ。このコメント力が一番の成長ですね。
一同 (笑)
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プロフィール
井内悠陽(イウチハルヒ)
2004年7月12日生まれ、京都府出身。2024年より放送のスーパー戦隊シリーズ「爆上戦隊ブンブンジャー」でブンレッド / 範道大也役を務め、連続ドラマ初出演・初主演を果たす。ワタナベエンターテインメント所属の若手俳優によるユニット「WAVE」のメンバーとしても活動し、2025年には「ショートドラマSP 犬系男子」に出演した。
井内悠陽 (@haruhi_iuchi712) | Instagram
葉山侑樹(ハヤマユウキ)
2001年10月27日生まれ、大阪府出身。出演作に映画「陰陽師0」、ドラマ「青春シンデレラ」「最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~」「ブラックペアン シーズン2」、 舞台「FAKE MOTION -THE SUPER STAGE-」、ドキュメントバラエティ「真夜中の推し活~S/TEAM BLOOD」など。2025年には「葉山侑樹1st写真集 蒼穹」が発売された。
葉山侑樹 (@yukihayama1027) | Instagram
鈴木美羽(スズキミウ)
2000年4月14日生まれ、神奈川県出身。 2012年「第16回ニコラモデルオーディション」でグランプリを受賞し、ファッション雑誌・nicolaの専属モデルとしてデビュー。2017年から2020年までは、Popteenの専属モデルを務めた。2015年にドラマ「黒崎くんの言いなりになんてならない」でドラマ初出演、翌2016年には同作の劇場版で映画初出演。そのほか恋愛リアリティショー「太陽とオオカミくんには騙されない」への出演や情報バラエティ「王様のブランチ」リポーターなど幅広く活動する。
鈴木美羽 (@suzukimiu_0414) | Instagram
齋藤璃佑(サイトウリュウ)
2004年6月16日生まれ、秋田県出身。2021年、高校2年生のときに第34回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞したことがきっかけで芸能界入り。2023年にドラマ「ブラザー・トラップ」で俳優デビューした。そのほかドラマ「真夏のシンデレラ」「おいハンサム!!2」などに出演。2025年6月6日には「齋藤璃佑 1st写真集 All Light!」が発売される。
齋藤璃佑 RYU SAITO OFFICIAL WEBSITE
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相馬理(ソウマサトル)
1996年10月23日生まれ、静岡県出身。2018年にABEMAの「私の年下王子さま」に出演。同年末にそれまで勤めていた商社を退職し、その後は俳優、モデル、インフルエンサーなどとして活躍する。ドラマ「スイートリベンジ」ゲスト主演で連続ドラマデビューを果たし、「美しい彼」シリーズなどに出演。2025年5月30日から6月12日まで東京・シネマート新宿にて、出演作「NOT BEER」が限定公開される。6月20日には「相馬 理1st写真集『S+』」が発売、東京・愛知・兵庫で発売記念イベントも開催される。
相馬理 (@satoru.s1023) | Instagram
宮澤佑(ミヤザワユウ)
1995年4月3日生まれ、静岡県出身。G-STAR.PRO所属。2015年、映画「ガールズ・ステップ」で俳優デビュー。近年の出演作はドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」「真相は耳の中」、映画「春に散る」「OUT」、舞台「ROOKIES」など。2025年公開の「夢に生きる」では藤堂日向とダブル主演を務めた。
宮澤佑 (Yu Miyazawa) | G-STAR.PRO
ハシヤスメ・アツコ
9月27日生まれ、東京出身。2015年、音楽グループBiSHのメンバーとして活動を開始。2019年にはソロデビューも果たした。2023年6月のBiSH解散後はホリプロに所属し、女優・タレントとして活動を本格化。バラエティ番組などでも活躍している。
ハシヤスメ・アツコ (@atsuko84_BiSH) | X
※記事初出時、プロフィールに一部誤りがありました。お詫びして訂正します。