映画監督
官能的な映像美とエネルギーに満ちあふれた映像世界を作り上げてきたルノワールは、フランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダールをはじめ、ウェス・アンダーソン、濱口竜介ら多くの映画作家に影響を与えてきた。今回はルノワールの後期、フランス・ヌーヴェルヴァーグが映画の形を変容させていった1950年代末から1960年代初頭に製作された2作品がスクリーンにかけられる。
小説「ジキル博士とハイド氏」を翻案し、テレビ向けの企画として1959年に製作した「コルドリエ博士の遺言」は、演劇やのスタイルを取り入れた実験映画。
三宅は「『捕えられた伍長』の空はどうにも晴れそうにない。ばかばかしくなるほどすべてがうまくいかない。間違いだらけの世界に抗って、しつこく何度も、こっそり逃げる。ジャン・ルノワールの映画はあまりにも真剣で、あまりにも楽しい。いったいなんのために、どのようにして? まずは一度、そしてしつこく何度でも!」とつづった。なおYouTubeでは予告編が公開中だ。
ボリウッドかけ太郎 @makossa53
ジャン・ルノワール「コルドリエ博士の遺言」「捕えられた伍長」上映、三宅唱がコメント(動画あり) https://t.co/8C034xleyF