殺陣師段平(1950年)
タテシダンペイ
上映時間:104分 / 製作:1950年(日本) / 配給:東横映画
解説 長谷川幸延の原作を黒澤明脚色・マキノ雅広監督で映画化した芸道もの。大正時代、新国劇を創立した沢田正二郎は、一座の殺陣師・市川段平にリアルな殺陣の創作を依頼する。段平は無学からリアリズム精神が理解できず、師匠と決別しどん底生活に陥るが、殺陣の創作に生涯を捧げる。大映が社運を賭けた「羅生門」を準備中の黒澤明が片手間に書いた脚本を、マキノ雅広が事実上書き直して仕上げた速成品だが、段平役の月形龍之介、妻役の山田五十鈴がそれぞれ好演し見ごたえのある作品に仕上がった。なお、長谷川幸延の原作は1962年大映で瑞穂春海監督、中村鴈治郎の段平で再映画化され、マキノ雅広自身も1955年「人生とんぼ返り」という題名、森繁久彌の段平で再映画化。
スタッフ |
監督:マキノ正博 |
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キャスト |