伊豆の踊子(1974年)
イズノオドリコ
上映時間:82分 / 製作:1974年(日本)
解説 山口百恵の映画初主演作品で、のちに結婚した三浦友和との記念すべき初共演作品でもある。大正末期を舞台に、一高生と踊り子の淡い初恋とその別れを描く川端文学の人気作の6度目の映画化。アイドル映画として、おなじみの安定企画なので監督・脚本とも特別な冒険はせず、真正面から原作を料理している。それだけに原作の踊り子に近いイメージを持つ山口百恵は、実に魅力的。名場面である船と岬の別れのシーンも印象的だが、酔客に絡まれながら芸をする踊り子の寂し気な笑顔でストップ・モーションというラストも切なく、哀しい。ヒロインを美しく撮っているという点で良質のプログラム・ピクチャーといえる。
スタッフ |
監督:西河克己 |
---|---|
キャスト |
かほる:山口百恵
|