子熊物語

子熊物語

コグマモノガタリ
THE BEAR

製作:1988年(仏)

解説 夢にうなされる子熊、大粒の涙を流す馬、情に厚い大熊などなど、人間以上に人間的な動物たちの生態。ドキュメンタリーではない、動物たちのキャラクターを生かした前代未聞の動物映画として、動物愛護の国フランスはもとより、世界中でヒットを飛ばした作品。カナディアン・ロッキーの山中。落盤事故で母熊が死んでしまい、厳しい自然の中に、ただ一匹放り出された子熊。蝶を追いカエルを追って草原を駆けまわる彼は途中、孤独な大雄熊と出会い、そのあとをつけて行くが……。言葉を持たない動物たちの、微妙な感情の動きを捉え、画面に定着させた監督の演出力は見事。セザール賞で監督賞を受賞した。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:ジャン=ジャック・アノー

キャスト

チェッキー・カリョ
ジャック・ウォレンス
アンドレ・ラコンブ

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