バスケットケース

バスケットケース

バスケットケース
BASKET CASE

上映時間:93分 / 製作:1982年(米)

解説 ゲテものだ、キワものだと蔑むにはあまりにも詩情あふれる快作スプラッタ。ミッドナイト・シアターでカルト化した作品だ。シャム双生児として生まれた兄のベリアルと弟のドゥエイン。切断を望まぬ二人を分離した医者たちへの復讐のため、弟は、“肉塊“となった兄をバスケットに入れ、ニューヨークにやって来る。バスケットから指や目を出したりする場面は「グレムリン」そっくり。またベリアルの復讐場面はかなり凄惨。しかし、この作品の真の面白さは、復讐のベクトルがこの兄弟自身へと向かわざるを得ない点にこそある。弟に恋人ができると、兄は嫉妬のあまり、超能力で弟を責めさいなみ、弟の恋人をも犯し殺すのだ。ホテルの窓から夜空に泣き吠える肉塊のなんと切ないことか。兄弟心中とも思えるラストを迎え、この作品は聖なるフリーク映画へと昇華する。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:フランク・ヘネンロッター

キャスト

ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック
テリー・スーザン・スミス
ビヴァリー・ボナー

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