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アニメ「メガロボクス」島本和彦インタビュー|「あしたのジョー」ファンのいい同窓会だった

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島本和彦が考える、「メガロボクス」続編のストーリーとは?

──私が「メガロボクス」を見ていて気になったのは、「チーム」という言葉がよく出てくるなと。「あしたのジョー」は、力石の死後は特に、矢吹丈が孤独に闘っていた印象があったので、そこは両作品で違うところの1つなのかなと勝手に思っていたのですが。

なるほどね。今聞いていて思ったのは、「あしたのジョー」で矢吹丈が少年院から出てきて、ドヤ街のみんなに出所おめでとうパーティーをしてもらったときに、布団にくるまって泣いたシーンがあるじゃないですか。「メガロボクス」ではあれを最後に持ってきた感じがする。「メガロボクス」は「あしたのジョー」の登場人物を傷つけないっていう……いや、南部はちょっと傷ついたけど、基本的には原案のキャラクターを傷つけないというルールのもとに作られている感じもする。

ジョー、南部贋作、サチオからなる「チーム番外地」。

──そういう意味でも「あしたのジョー」とは違ったエンディングが楽しめますよね。このキャラクターたちにもこういう生き方があったのかもしれないと想像できるというか。

だから普通にリメイクをしたらできないことをやったなって思います。昔、「あしたのジョー」のテレビアニメを再編集した映画が公開されて、そのときの宣伝ポスターにファンからの声が掲載されていたんだけど、その中に「今度は力石に勝ってほしい」というコメントがあったんですよ。

──「あしたのジョーの方程式」(島本が「あしたのジョー」を読み解く副読本)でもそのポスターについて語られていましたけど、改めてすごいコメントですよね(笑)。

そのときは「何言ってんだこいつ」って思ったんだけど(笑)、そういうことを「メガロボクス」ではできるんだなって。そういう新しい「あしたのジョー」の可能性を感じられたし、1つのアニメの作り方としても面白いアプローチをしたなと思いましたね。「メガロボクス」を面白いと思ったら、「あしたのジョー」をイチから観る楽しみも増えますし。

──そうですね。「あしたのジョー」を読んだことがない人が、「メガロボクス」を観てから原案を読んでみるというのも、いい体験ができそうです。では島本さんとしては、納得のいく作品でしたか。

アニメ「メガロボクス」より、勇利(CV:安元洋貴)。

よかった。よかったんだけど……最後の勇利戦はちょっと描き直したいなって思った(笑)。俺が本当の勇利戦を同人誌にして出してやろうか!みたいな(笑)。

──あははは! それはぜひ読みたいです(笑)。

あと、ギアを外して苦しんでいる勇利を見て「何かしてやれないのですか」って言うゆき子に、樹生がカプセルを手にして「これを使えば痛みは消えるけど、本人に断られた」と話すシーンがあるじゃないですか。あのカプセルをゆき子が勇利に渡しに行くシーンが見たかった! 渡しに行くんだけど、勇利は「お気持ちだけありがたくいただきます」って言って、カプセルをガシャーン!ってやるシーンが見たかったの! もう頭の中にあるからいいんだけど!(笑)

──力石に捨てられた白湯の如く(笑)。それに近いところまではいきましたけどね。

アニメ「メガロボクス」より、白都ゆき子(CV:森なな子)。

もし続編があるんだったら、「ギアレスジョーを倒さない限り、軍部は身体一体型ギアの導入を見送ることに決定した」っていう通告を受けたゆき子が「だったらギアレスジョーを倒せばいいんですね」って言って、「探してきなさい! 白都財閥の力をかけて! ジョーを倒せる選手を探してくるのよ!」って、ジョーと闘う相手をいっぱい呼んでくるんだよ。

──その展開でもう一度「あしたのジョー」をなぞれますね(笑)。

なぞれるよ! それで戦場で見つけたっていう陽気な若い外国人が連れてこられて、ギアレスジョーと戦って勝負は引き分けになるんだけど、お互いに友情が芽生えるんだよ。だけどその外国人が戦場で死ぬの。

──はい(笑)。

ジョーも「まさか!」って思うんだけど、それを倒した敵兵っていうのがいるんだよ。その敵兵が最強の男なんだよ!(膝を叩く)

──そいつがホセってことですね。

そうしたら、ジョーはそいつと闘いにいかなきゃいけないの!

──ぜひ続編で見たいです(笑)。

ここから先、続編を作るかはわからないけど、もし作ることがあったらこのキャラは「あしたのジョー」のこのキャラクターをオマージュしているって認識したうえで、まったく自由な組み合わせでやれるのも面白いかなと思いますね。もう何も足すことも、引くこともできないのが「あしたのジョー」だと思っていたんだけど、こういうふうに成功したら、さらに広げていくことはできる気がする。

「メガロボクス」を何度でも楽しめるBlu-ray BOX全3巻が発売

アニメ「メガロボクス」Blu-ray BOX第1巻のジャケット。

7月27日に発売される第1巻を皮切りに、9月26日に第2巻、11月22日に第3巻がリリースされる。各巻には新作のショートアニメを収録。第1巻に収められる「“BEFORE THE ROUND ONE”」では、新キャラクターのアンダードッグが登場し、テレビシリーズの前日譚が描かれる。また3月28日に都内で行われたプレミアム試写会(参照:「メガロボクス」細谷&安元が魅力を熱弁「続きが気になるカッコいい男の物語」)の様子や、メイキング映像なども収録。さらにスタッフ、キャストによるオーディオコメンタリーも楽しめる。ビビッドなピンクが印象的なBOXのジャケットには、森山洋監督描き下ろしによるジョーと勇利のイラストがあしらわれた。

アニメ「メガロボクス」Blu-ray BOX第1巻に特典として収録される、新作ショートアニメ「“BEFORE THE ROUND ONE”」より。 アニメ「メガロボクス」Blu-ray BOX第1巻に特典として収録される、新作ショートアニメ「“BEFORE THE ROUND ONE”」より。

島本和彦が描き下ろした「メガロボクス」のイラストを公開!

島本和彦による描き下ろしのイラスト。島本が見たかったという、ゆき子が勇利にカプセルを渡しに行くシーンをジョーとともに描いてもらった。
テレビアニメ「メガロボクス」
アニメ「メガロボクス」

ストーリー

今日も未認可地区の賭け試合のリングに立つメガロボクサー“ジャンクドッグ”。実力はありながらも八百長試合で稼ぐしか生きる術のない自分の“現在(いま)”に苛立っていた。

だが、孤高のチャンピオン・勇利と出会い、メガロボクサーとして、男として、自分の“現在”に挑んでいく──。

スタッフ

  • 原案:「あしたのジョー」(原作:高森朝雄、ちばてつや / 講談社刊)
  • 監督・コンセプトデザイン:森山洋
  • シリーズ構成・脚本:真辺克彦、小嶋健作
  • 音楽:mabanua
  • キャラクターデザイン:清水洋
  • アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
  • 製作:メガロボクスプロジェクト

キャスト

  • ジョー / ジャンクドッグ:細谷佳正 
  • 南部贋作:斎藤志郎
  • 勇利:安元洋貴
  • 白都ゆき子:森なな子
  • サチオ:村瀬迪与
  • 藤巻:木下浩之
  • アラガキ:田村真
  • ミヤギ:多田野曜平
  • 白都樹生:鈴木達央
「メガロボクス」Blu-ray BOX 1 特装限定版
2018年7月27日発売 / バンダイナムコアーツ
「メガロボクス」Blu-ray BOX 1

[Blu-ray Disc]
14040円 / BCXA-1372

バンダイナムコアーツ

Amazon.co.jp

特典
  • 特製メイキングブック
  • 特製絵コンテブック【ROUND1 “BUY OR DIE?”】(絵コンテ:森山洋)
映像特典
  • 新作ショートアニメ「“BEFORE THE ROUND ONE”」
  • MAKING OF MEGALOBOX 第一章 企画編
  • プレミア試写会[2018.3.28 スペースFS汐留]
  • 超特報
  • 特報
  • 特報PV2
音声特典
  • 本編オーディオコメンタリー(2話分)
    ・ROUND1【スタッフ編】
    [出演:森山洋(監督・コンセプトデザイン)、真辺克彦(脚本)、小嶋健作(脚本)、藤吉美那子(プロデューサー)]
    ・ROUND4【チーム番外地編】
    [出演:細谷佳正(ジョー / ジャンクドッグ役)、斎藤志郎(南部贋作役)、村瀬迪与(サチオ役)、三好慶一郎(音響監督)、森山洋(監督・コンセプトデザイン)]
ほか仕様
  • 森山洋(監督・コンセプトデザイン)描き下ろしイラスト仕様特製BOX
  • 清水洋(キャラクターデザイン・総作画監督)描き下ろしイラスト仕様インナージャケット

※特典・仕様等は予告なく変更する場合あり。

「メガロボクス」Blu-ray BOX 2 特装限定版
2018年9月26日発売 / バンダイナムコアーツ

[Blu-ray Disc] 14040円 / BCXA-1373

バンダイナムコアーツ

Amazon.co.jp

特典
  • 特製メイキングブック
  • 特製絵コンテブック
映像特典
  • 新作ショートアニメ「“AFTER THE ROUND FINAL”」
  • MAKING OF MEGALOBOX 第二章(仮)
  • キャラクターPV(全6種)
  • 「AnimeJapan 2018」スペシャルPV
    ほか
音声特典
  • 本編オーディオコメンタリー(2話分)
    ・スタッフ編、キャスト編
ほか仕様
  • 森山洋(監督・コンセプトデザイン)描き下ろしイラスト仕様特製BOX
  • 清水洋(キャラクターデザイン・総作画監督)描き下ろしイラスト仕様インナージャケット

※特典・仕様等は予告なく変更する場合あり。

「メガロボクス」Blu-ray BOX 3 特装限定版
2018年11月22日発売 / バンダイナムコアーツ

[Blu-ray Disc] 14040円 / BCXA-1374

バンダイナムコアーツ

Amazon.co.jp

特典
  • 特製メイキングブック
  • 特製絵コンテブック
映像特典
  • 完全新作ショートアニメ
  • MAKING OF MEGALOBOX 第三章(仮)
  • 放送中PV
    ほか
音声特典
  • 本編オーディオコメンタリー(2話分)
    ・スタッフ編、キャスト編
ほか仕様
  • 森山洋(監督・コンセプトデザイン)描き下ろしイラスト仕様特製BOX
  • 清水洋(キャラクターデザイン・総作画監督)描き下ろしイラスト仕様インナージャケット

※特典・仕様等は予告なく変更する場合あり。

島本和彦「アオイホノオ⑲」「炎の転校生」新作読み切り後編小冊子付き特別版
発売中 / 小学館
「メガロボクス」Blu-ray BOX 1

コミックス
950円

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島本和彦「アオイホノオ⑲」
発売中 / 小学館
「メガロボクス」Blu-ray BOX 1

コミックス
596円

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Kindle版
540円

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島本和彦
島本和彦
1961年4月26日北海道池田町生まれ。本名は手塚秀彦(てづかひでひこ)。1982年、週刊少年サンデー2月増刊号(小学館)にて「必殺の転校生」でデビューし、1983年より少年サンデー(小学館)にて「炎の転校生」を連載開始。熱血マンガ風の力強い線と熱いセリフが特徴だが実のところギャグマンガ、というギャップと、ちりばめられた細かいネタが賞賛を受けた。代表作に「逆境ナイン」、「吼えろペン」など。「贋作・アニメ店長」「逆境ナイン」「アオイホノオ」「炎の転校生」は舞台、映画、ドラマなど実写化が展開された。現在ゲッサン(小学館)にて「アオイホノオ」、月刊ヒーローズ(ヒーローズ)にて「ヒーローカンパニー」をそれぞれ連載中。執筆業の傍らTSUTAYA札幌インター店・千歳サーモンパーク店・アカシヤ書房ちとせモール店、さらに株式会社ダスキン アイビックも経営。

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