“ネオ2次元×3次元”プロジェクト「フットサルボーイズ!!!!!」高校フットサル界の“絶対王者”皇花山学園メンバーが座談会 (2/4)

15キロ増量! 劇的な体作りを果たした世良役・下川

──プロジェクトが始まって、体作りや食事など、意識も変わりましたか?

下川 その点、俺は自信あります!

一同 ははは!

下川 自分、骨格はもともと大きいんですが、実はまともな運動経験がなくて、高校時代は写真部と合唱部だったんです。

──めちゃめちゃ文化系ですね(笑)。

下川 そうなんですよ(笑)。一応、中学時代は野球部に入ってたんですけど、野球部じゃない人より野球が下手で。「自分はスポーツダメだ!」と思って完全に文化部に移行したのに、なぜか今ここでフットサルしてて……(笑)。「フットサルボーイズ!!!!!」プロジェクトが始まって、体作りをしようって決めたんです。たくさん食べて、筋トレもたくさんして。実際のフットサル選手の体格や身長・体重を調べて、それを目標に、体重も65キロくらいから15キロ増えて、今80キロくらいになりました。

左から下川草介、木津つばさ、川島慶嗣、奥山敬人、小塚亮輔、石井孝英。

左から下川草介、木津つばさ、川島慶嗣、奥山敬人、小塚亮輔、石井孝英。

奥山 しかも、増えたのは筋肉だもんね。

川島 これでも「いや、まだ細い!」って言うんですよ(笑)。

下川 まだまだ!って感じですね(笑)。自分でもびっくりするくらい筋肉増えましたけど(笑)。

川島 あと、朝の練習は、「下川くんのバナナ」から始まりますね。

下川 もともと練習前のルーティンで、練習前にバナナ1本食べるようにしていたんですけど、どんどん足らなくなってきて、最近は1房を練習前に食べてます(笑)。それで、水分補給のタイミングでプロテインを飲む。

奥山 すごい、完全にアスリートだよね。

下川 結果として趣味になったというか、自分も楽しいし、世良くんのキャラクターにも近づけるし。体が大きいゴレイロって、その気迫だけで敵もシュートを打ちづらいので、試合でも役立っています。だからウィンウィンというか、自分を成長させてくれた作品だなと思いますね。

小塚 ちなみに下川くんは、当初採寸したユニフォームがパツパツになっちゃって、先ほどワンサイズ上のものをオーダーしていました(笑)。

木津 物語ってるね(笑)。

下川 ご迷惑をおかけして申し訳ない(笑)。

石井 その胸筋を見せたれよ(笑)。

サッカーとは違う、フットサルならではの魅力

──サッカーやフットサル経験のある方はいたんでしょうか?

小塚 僕と木津くんはもともとサッカーをやっていたんです。さらに僕はフットサルを趣味でやっていたので、知ってるルールをみんなに教えつつ、ただ年々変わったりもするので、みんなで勉強しながら覚えていきましたね。

TVアニメ「フットサルボーイズ!!!!!」より。

TVアニメ「フットサルボーイズ!!!!!」より。

奥山 やっぱサッカーとのギャップはあるの?

木津 単純にコートの広さが全然違いますよね。だから、サッカーって長距離走というか、マラソン感あるんですよ。歩くときも走るときもあるし。だけど、フットサルの場合はコートが狭いぶん短距離走になるので、走って、攻めて、守ってと忙しい(笑)。ぶっちゃけサッカーをやっていたときよりも体力いるなって思いましたね

──これまでのサッカー経験は活きてますか?

木津 いやー……どうかね?(笑)

一同 活きてるよ! めちゃくちゃ助けられてるよ。

木津 でもこれだけは言えるのが、「ゴールちっちぇえな!」って(笑)。サッカーをやってた身からすると、もっと大きいゴールにバコーン!ってシュート決めたくなっちゃうけど、それこそ下川くんが言ってた「気迫でゴール守れる」っていうのはフットサルの特徴でもあるし、狭いコートの中でパスを繋いでシュートまで持っていくチーム力は、サッカーよりも求められるなと思います。

小塚 サッカーよりも攻防の切り替えが速いので、すぐにチャンスが来るから、本当に見逃せないですよ。

木津 1秒でシュート決まるよね。

川島 見てるほうも展開が早いと、おお!ってなる。

奥山 だから、わかりやすくて面白い。

石井 ただ、我々割とおじさん軍団なので……。

小塚 それ言っちゃうんだ(笑)。

奥山 今日は言わないと思ってた(笑)。

川島 (木津を指して)1人が平均年齢を下げてくれてるからね(笑)。

石井 そうね、23歳の木津くんのおかげでね(笑)。

TVアニメ「フットサルボーイズ!!!!!」より。

TVアニメ「フットサルボーイズ!!!!!」より。

奥山 僕と木津くんが一番年齢差があるんだよね。だけど、年下としゃべってる感じしないんだよな。木津くん、悟りはじめてる(笑)。

石井 こんな若いのに?

木津 いろんな大人に揉まれています(笑)。

「絶対王者」のプレッシャーに耐える、皇花山の魅力

──チーム力という言葉も出ましたが、「フットサルボーイズ!!!!!」では5つの高校が登場し、しのぎを削ります。その中で、皇花山学園はどんな特徴がありますか?

奥山 いつも全国大会で優勝していて、常に絶対王者の頂点にいる学校です。だけどそれにおごらず、練習もストイック。

下川 皇花山のメンバーは、もともと天才肌っていうわけじゃないんですよ。みんなそれぞれ、めちゃくちゃ努力した結果、今の地位を築いてるのが推せるところですよね。王者のプレッシャーに耐えつつ、王者の地位を守っている。

──確かに魅力的ですね。「絶対王者」や、「それゆえの重圧」というのはみんな大好物なので、とても推しやすいと思います。

石井 ぜひみんなに推してほしい!

TVアニメ「フットサルボーイズ!!!!!」より。

TVアニメ「フットサルボーイズ!!!!!」より。

川島 リアルイベントでも勝って、推してほしいよね(笑)。

下川 絶対王者であるがゆえに、リアルイベントでのプレッシャーもすごいよね、うちら。

川島 そうですよ! 本当に……。

小塚 さっき選手紹介で言ってたみたいに、碧も刻成も、プレッシャーがありつつも跳ね返して、それを上回る練習を重ねてる選手たちなんですよね。だから、僕らもリアルイベントでは、絶対王者のプレッシャーを上回る努力を重ねて、パフォーマンスを上げていきたいよね。

奥山 それこそ「皇花山の選手たちが俺たちの敵」みたいになってるよね。こいつら超えていかないと。

小塚 超えたいね!

川島 ただ演じているだけじゃないからね、本当に。

木津 そうね、ただ演じてるだけじゃないんですよね(笑)。

一同 ははは(笑)。繰り返した!

木津 今の俺が言ったってことにしてください。

川島 (録音して)記録残ってるから!(笑)