自分の好きなマンガをたくさん入れて持ち歩きたい

──えいたそと言えば（週刊少年）ジャンプの作品や少女マンガが好きなイメージがあったので、こうして挙げてくれた作品がほぼ男性向け、しかも青年マンガも多かったので正直驚きました。

あ、言われてみればですね！ なんでだろう……やっぱり「自分を変えた」ってなるとインパクトの大きい、衝撃を与えられた作品になるのかな。ほんとはもっとクセがあるのも考えてたんです。花輪和一さんの「刑務所の中」とか、吾妻ひでおさんの「（失踪日記2）アル中病棟」とか……。でも思春期真っ只中の子に進めるには刺激が強すぎるかなって（笑）。少女マンガはもちろん一番好きだし、めちゃくちゃ読んでますよ！

──少女マンガの中で、自分を変えてくれた作品ってありますか？

うーん。少女マンガは自分を変えてくれるっていうより、読むとハッピーになれる楽しいものですね、私にとっては。親もマンガが大好きで、家にお母さんの好きな古い少女マンガがたくさん揃っていたんです。小さい頃から家に、萩尾望都先生やくらもちふさこ先生とかがずらっと並んでました。

──そういった少し昔の少女マンガっていまでは単行本が入手困難なものも多いと思うんですけど、電子書籍で探すと見つかる作品も増えてきてるみたいですよ。

わ、eBookJapanに24年組の特集ページなんてあるんですね。わー、わー！ こういう結構昔のマンガって、家にあってもボロボロなんですよね。日に焼けちゃってたりとか。それも味があって好きなんですけど、ページが剥がれちゃってるのも多くて……。電子なら気軽に読めるし綺麗だしいいですね。昔の作品もあるってことは……んー、あれとかありますか!? （小学館の）てんとう虫コミックス！

──（樫本学ヴの）「学級王ヤマザキ」とか、ありますよ。

あー、最高だ！ うれしいなあ。コロコロ作品（の単行本）って、絶妙に売ってないんですよ。文庫化されてないものも多くて。紙だと巻数がそろわなかったりもするし、子供の頃読んでたのが電子化されてたらポチッと買っちゃいますね。素朴な疑問なんですけど、電子化するときに何刷を使うとかは決まってるんですか？

──最新の版を電子化してほしいっていう方針のところもあれば、初版で揃えてたり……出版社さんによるみたいですね。

マニアとしては初版で見たい作品も多いですよね！ 「ジョジョ（の奇妙な冒険）」とか。わあ、「ジョジョ」も、こんなに巻数あるのに（電子で）揃ってるんだー。第1部から「ジョジョリオン」まで！ 本って大好きだけど、どうしてもかさばりますよね。私、人に自分のマンガを「これ面白いんだよ」って薦めたいのに、現物が手元になくて困ることがすごく多いんです。そういうときに、タブレットに自分の好きなマンガをいっぱい入れて持ち歩いてたら便利ですね！