7月に放送予定の「ガチアクタ」。ステージに登壇した市川が、作品のプロローグにある「奈落（底辺）から這い上がれ！すべては『クソみたいな世界』を変えるために――!!」という文章をルドらしく勇ましく読み上げると、その迫力に観客からは拍手が湧き上がる。続いてティザーPVが流れると、岩﨑琢が手がける音楽を讃える市川。観客に向かい、「目でも耳でも楽しんでいただきたい」と視線を送った。
小西は市川と松岡の出演が決定したことを、2人よりも早く知っていたのだと言う。それぞれと現場であった際に「よろしくね」と挨拶したところ、2人ともキョトンとした様子を見せたというエピソードを披露。3人は笑いながら当時を振り返った。一方花守は、オーディションの段階で演技に細かなディレクションを受けたのだとか。「2パターンくらい（声を）作って、オーディションテープを出しました！」と得意げな表情を見せる。イントネーションに訛りのあるザンカのアフレコには、方言指導が付くのだそう。ザンカの訛りについて松岡は「言葉の言い回しは、ザンカを形作っていくうえでうまくミックスされている」と分析する。それを聞いた市川は「方言だからこそ出る魅力がありますよね」と同意した。
原作の魅力について聞かれると、市川はすぐさま「キャラクターが目でもすごく感情を表しているところ」と答える。花守も「その通り」と頷き、「あと見開きの使い方がめちゃくちゃかっこよくないですか!?」と興奮気味に続ける。「背景の作り込みもそうだし、コマが本当にアーティスティックな使い方をしている」と原作を絶賛した。キャラクターの印象を問う質問には、市川がルドの魅力を「自分の中でふつふつと湧き立つ怒りを抱えているんだけど、そこに向かって爆発的に立ち向かっていける、進んでいけるっていうところ」と真面目な表情でコメント。対して小西はエンジンの魅力を「“緩さ”じゃない？」と話し始め、「割と（アフレコで）無茶やってるんですけど、それでもOKになるんで。キャラクターの奥深さというか、そういう側面もちょっとあるのかな」と考えを巡らせた。
ここで「あなたの人器を教えて!?思い出の“もの”紹介」というコーナーがスタート。このコーナーではキャスト陣がそれぞれ思い出深いものや、大切にしているものを紹介しあう。まず映し出されたのは松岡のデスクトップパソコン。大切なものを探したところ見当たらず「あれ、俺けっこう過去を捨ててる？」と思ったと言いつつ、4、5年大切に使っていると明かした。小西は田野アサミに「お金で手に入らないもの」としてプレゼントされたデコレーション入りのペンを紹介。猫の顔のコインケースが写し出されると、市川はそのコインケースに愛猫の髭を集めているのだと述べ「僕の唯一の人器になっているかな」とはにかんだ。最後に美しい指輪がスクリーンに投影されると、花守が祖母から母、母から自身へ受け継がれたものだと説明し、誇らしげな表情。それを聞いた一同は「すごい」と感嘆の声を上げた。
ステージの最後には市川がキャスト陣を代表して挨拶。作品について「キャストはもちろん、スタッフ一同熱を込めて作っている“ガチ”で“ヤバ”な作品になっております」と熱弁する。「ルドを演じていく中で、彼の持つぐつぐつと沸き立つ怒りやまっすぐさ、爆発力を、全身を込めて全力で精一杯演じさせていただいております」と意気込みを述べ、放送を控えた「ガチアクタ」の原作にも触れてほしいとメッセージを送った。
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TVアニメ「ガチアクタ」
スタッフ
原作：
監督：菅沼芙実彦
シリーズ構成：
キャラクターデザイン・総作画監督：石野聡
音楽：岩﨑琢
アニメーション制作：ボンズフィルム
製作：「ガチアクタ」製作委員会
キャスト
ルド：
エンジン：
ザンカ：
リヨウ：
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