ショージが感謝、笑福亭仁鶴50周年記念ドラマ「だんらん」

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来年2013年1月4日(金)に関西テレビにて、吉本興業創業100周年特別企画「笑福亭仁鶴50周年記念ドラマ『だんらん』」が放送される。昨日12月18日出演者による会見が行われた。

2013年1月4日(金)放送「笑福亭仁鶴50周年記念ドラマ『だんらん』」。(c)KTV

2013年1月4日(金)放送「笑福亭仁鶴50周年記念ドラマ『だんらん』」。(c)KTV

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このドラマの原案は笑福亭仁鶴によるもの。古典落語のエッセンスである“身近な事件のおかしさや機知”を加えながら、今の時代を生きる家族が巻き込まれる“小事件”を描く。出演は村上ショージ、南野陽子、近藤正臣ら。また原案者である笑福亭仁鶴も先祖様として登場する。

原案が生まれた経緯について、仁鶴は「落語の世界は庶民中の庶民を扱ったものが多い。その中で誰一人肩落として、うなだれている人間はいないんです。その日に食べられればうれしいというような世界で、元気いっぱい明るく、向こう3軒両隣いろんなことを協力しながら日々明るく元気に暮らしている世界なんですが、それに引き替えて現代は、という雑談をしていたんです」と話した仁鶴。童謡「冬の夜」の一説を持ち出し、「いろりを囲んで、こういう歌の時代が長いことがあったんやという話ですわ」と語った。

そして主演の村上は「印刷会社に勤めている出世もできないダメな親父みたいな感じでやらせてもらっています。家庭の温かみで幸せを感じているところが出せたらいいなと思いながら」と役作りについて構想。「仁鶴師匠の分厚い歴史の中で私は35年やってきて、自分は中身の薄っぺらい、さんまさんに言わせたら凝縮したら1年あるかないかの世界にいながら、自分を振り返ったときに何もなかったので、この役をいただいて自分自身が何か温かいものをテレビを見ているみなさんに伝えられたらと思ってやらせてもらっています。本当に仁鶴師匠、ありがとうございます」と感謝した。

同番組では、撮影にiPhone5を使用するというテレビドラマ界初のチャレンジも。この画期的な試みに仁鶴は「まずiPhoneなるもんはどんなもんやと(笑)」と会場を笑わせた。「楽屋の連中に聞いたんですけど。こうこうこうでと、なんでそういうもんを使うんやと言うたら、既製のカメラでは撮れない角度、撮れない位置、そういうのが可能であると。ほかに例がありますか? と言ったら、おそらく日本にも世界にもなかろうと。賭けやね、これ。細かいところまで、ひとつひとつ撮ろうということやと思いますね」と感想。ドラマのストーリーは「自分には、もう何もない」と生きる意味がわからなくなった“おじぃ”が、家族の小さな悩みを見つめることで「まだ死ねないな」と少しだけ前を向くという内容となっている。詳しくはオフィシャルサイトをぜひチェックしてみよう。

笑福亭仁鶴50周年記念ドラマ 「だんらん」

関西テレビ 2013年1月4日(金) 9:55 ~ 11:20
原案:笑福亭仁鶴
出演者:村上ショージ / 南野陽子 / 菅田将暉 / 矢倉楓子(NMB48) / 佐藤二朗 / ほっしゃん。 / 木下百花(NMB48) / 與儀ケイラ(NMB48) / 大平サブロー / オール巨人 / 近藤正臣

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