人力舎の大型ライブ「夏ネーター」が昨日8月26日に東京・さくらホールで開催された。この記事では夜公演「渚のマーメイドスプラッシュ編」の模様をレポートする。
年に一度の「夏ネーター」は、ネタのクオリティにこだわってきた人力舎が今見てほしい芸人を集めたライブ。単独チケット即完の人気芸人や“まだ世間から見つかっていない若手”が集結する。
オープニングでは、右足を負傷中の大久保をキャスター付きのイスに座らせ、それを森本が押す形でMC2人が登場。大久保は一瞬だけ立ちあがって心配無用であることをアピールした。また「『人力舎だな』と思ったのが、楽屋に誰が挨拶しに来るのかなと思ったら、ほぼほぼ来なかった(笑)。来たのは鬼ヶ島、本田兄妹のあやのちゃん、お菓子を食べてるラバーガール大水くん」と裏話を明かす。そして「あとは鈴木ジェロニモと名乗る人が汗ダクダクで、すごい近距離で『鈴木ジェロニモといいます』って来た。(知らない若手で)唯一挨拶に来たのが鈴木ジェロニモ。だから私は鈴木ジェロニモを贔屓していきたい」と何度も芸名を口にしていた。
ネタコーナーでは、鬼ヶ島がステージ上を真っ暗にする変則的な漫才を披露し、最後は野田の武器である“関東一のツッコミ”が炸裂。トークコーナーで大久保から「鬼ヶ島、今すごいですね! 袖で見ていたからか、理解が追いつかなかった! 久々に見たけど面白い」と称賛される。また本田兄妹のひでゆきは、大久保の足を心配して「僕も手を骨折したことがありまして……釜揚げしらすをたくさん食べてください」と手短に伝えたが、森本から「まだ情報が必要です」とツッコまれていた。
後半ブロックでは「事務所ライブでネタをやるのが一番恥ずかしい」というゆってぃがおなじみの「ワカチコ」ネタで会場を盛り上げる。エンディングで大久保は「ゆってぃを久々に見て感動しました。舞台袖の背中を見てたら、一瞬(ステージが)真っ暗になって異様なシルバーの光が差し込んでいて、そのまま飛んでいくんじゃないかと思いました」と語り、ゆってぃは「死んでるじゃないですか!」とツッコみつつ、「うれしい! 俺、初めて大久保さんに褒められました」と喜ぶ。しかし真空ジェシカ川北は、ゆってぃのネタをモニターで見ながら「(ネタ中のエピソードが)嘘だ」と言っていたそうで、エンディングでも本人に「嘘松!」と野次を飛ばしていた。最後に総括を求められた大久保は「久々に爆笑しました。数日前にいとうあさこさんがワインのコルクをポンと開けたときにプッと屁をこいて大笑いしたんですよ。それ以来の爆笑でした」とコメント。森本は「そのクオリティの笑いをネタで見せてくれたということですね(笑)。また来年もあると思いますので、皆さんぜひお越しいただきたいと思います!」と締めくくった。
いんちょ @ogidesuyooo
弾けるパチパチサイダー編はレポないかぁ。こっちのナタリーレポのが見たかったな https://t.co/YAjJJnSIvy