和牛、M-1優勝以外は全部よそにくれてやる

「M-1グランプリ2017」決勝に進出するコンビ9組のコメントを、お笑いナタリーが1組ずつ掲載中。本日12月1日は、和牛のコメントを紹介する。

昨年2016年の「M-1」は準決勝で敗退したものの、敗者復活戦を勝ち上がって最終的に惜しくも2位となった和牛。今年は「M-1」王者になるための全国ツアーに臨んだ。

決勝に向けて川西は「優勝に尽きます。正直めっちゃ怖いです。不安ばかりですが、とにかく優勝したいです」と意気込みを明かす。水田は「『M-1』の優勝以外は全部よそにくれてやるくらいの気持ちで臨んだ1年。今年は漫才師と飲みに行くことをやめたんです。ちょっとでも相手がやる気が出るようなことも言えないし、誰もがライバルですから。今年は優勝しか考えていません」と準備万端の様子だ。

和牛 コメント

──「M-1グランプリ2017」決勝進出を決めた率直な気持ちをお聞かせ下さい。
水田：昨年は（敗者復活戦で勝ち上がったものの）準決勝で落ちているので、とにかく生き延びたという感じです。決勝進出者発表のときは昨年のこともよぎりましたが、今年はストレートで決められてホッとしています。
川西：ここまで来たら優勝したいなという気持ちでいっぱいです。

──「M-1」へ向けて今年1年、特に取り組んできたことがあれば教えてください。
川西：今年は全国ツアーを初めて開催して、いろんな地域で今年作ったネタを磨いてきました。それは初の試みでしたね。
水田：「M-1」で優勝するために全国ツアーをして、ツアーだけではなくて舞台の数もこれまでで一番多かったと思います。これまでで最も漫才に取り組んできた1年でした。

──他のファイナリストの中で意識しているコンビとその理由を教えてください。
水田：とろサーモンさんはコンビ結成のときから、すごく上の先輩という存在。一緒に戦うステージが現実になるんだと思うと少し不思議な感覚もあります。
川西：とろサーモンさんはラストイヤーで、後がない人間の強みみたいなものはすごいと思います。もともと実力者でいて面白い先輩ですから、背水の陣で挑んでくるとなると怖いです。

──ネタ順は決勝当日に「笑神籤（えみくじ）」という新たな方法で決められます。どの辺りを狙いたい？
川西：これまでであれば、クジで順番が決まって準備ができたけど、この新ルールはだいぶ厄介ですね。後半に行けば行くほど疲れてしまう可能性もあると思うので。　
水田：めっちゃくちゃウケた人の後じゃなければ何番でもという感じはありますね。一概に後半が有利ということはなさそうですから。でも1番だけは嫌です。

──優勝賞金1000万円の使い道は？
川西：リアルに親孝行をしたことがないので、家族に還元したいです。今年は姉が結婚しましたし、父母姉に100万ずつ渡したいです。
水田：僕は父母姉に120万ずつ（笑）。いずれにしても家族に感謝したいです。

──最後に「M-1グランプリ2017」決勝へ向けた意気込みを一言！
川西：優勝に尽きます。正直めっちゃ怖いです。手応えも本番のことも不安ばかりですが、とにかく優勝したいですね。
水田：この1年は「M-1」の優勝以外は全部よそにくれてやるくらいの気持ちで臨みました。今年は漫才師と飲みに行くことをやめたんです。ちょっとでも相手がやる気が出るようなことも言えないし、誰もがライバルですから。今年は優勝しか考えていません。